キャンプの人気が出始めた頃、「メスティン」といえばトランギア製が人気で、筆者も購入以来、キャンプではトランギアの「メスティン」で失敗なしの炊飯をしています。ただ最近は100均各社が「メスティン」を取扱うようになり、トランギア製とどう違うのか気になり始めました。そこで今回は100均のキャンドゥとワッツ、そしてトランギアの「メスティン」を比較しレビューしたいと思います。

トランギアと100均の「メスティン」で炊飯比較してみた

画像: 筆者撮影(上がワッツ、下はキャンドゥ)

筆者撮影(上がワッツ、下はキャンドゥ)

キャンドゥとワッツの「メスティン」は、外箱正面のデザインは違いますが、裏面の記載は全く同じ(中身は同品)。

ということで今回は、代表してキャンドゥのメスティンを使用し、トランギア製のメスティンと比べてみることに。

両者ともに固形燃料を使って、1合ずつ同条件で炊飯してみました。

炊飯前の下準備

炊飯前にお米を洗い、30分ほど吸水させました。

「メスティン」には、汚れ防止にクッキングシートを敷きました。きっちりと測って折らなくても、フィットすればOK。

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

ただし、後述しますが、メスティンからはみ出している部分が火に触れないよう、必ず切っておきましょう(筆者はこれを忘れ、あやうく火が付きかけました)。

ハサミなど切る物がないときは、上側に折り込んでもOK。

固形燃料は30gを用意し、五徳にセットして、吹きこぼれ対策としてステンレストレーの上に乗せました。

ほったらかし炊飯開始

画像: 筆者撮影(クッキングシートのはみ出し注意)

筆者撮影(クッキングシートのはみ出し注意)

「メスティン」と固形燃料で炊飯することを、俗に「ほったらかし炊飯」「自動炊飯」と言います。

固形燃料が消えるまで放置しておけば、焦げ付きなどの失敗が少ない自動炊飯が可能です。

【注意点】

クッキングシートを利用する際はフタからはみ出さないようにしましょう。筆者は失念してしまい、写真ではフタからはみ出していますが、絶対にマネしないでください

炊飯時のフタの様子

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

最初に100均・キャンドゥの「メスティン」で炊飯してみると、炊飯前にフタがキッチリ閉まったのを確認したにも関わらず、蒸気でフタが浮きました。

吹きこぼれもあり、ステンレストレーの受け皿が役立ちました。

画像: 筆者撮影(吹きこぼれてトレーに溜まっている様子)

筆者撮影(吹きこぼれてトレーに溜まっている様子)

実際にキャンプ場で使う場合は、テーブルやテーブル敷きを汚さないためにもステンレストレーなどの受け皿をおすすめします。

次にトランギアの「メスティン」で同条件で炊飯すると、凸があるにも関わらず、こちらも蒸気でフタが浮きました。

どちらもフタに石やカップなど、重しを乗せるのが肝心です。

炊飯はどちらも大成功!

画像: 筆者撮影(100均メスティンの炊飯・黒い点はクッキングシートの燃えカス)

筆者撮影(100均メスティンの炊飯・黒い点はクッキングシートの燃えカス)

炊飯の過程はその他両者ともに特に問題なく、どちらも炊飯は成功!

芯もなく、美味しく炊けました。

100均・キャンドゥの「メスティン」は、お米が炊きあがっても固形燃料が少し残り、これ以上火にかけると焦げるので、途中で消火しました。

後で気づいたのですが、箱の裏面には「固形燃料25gを使い」との記載があり、1合炊飯には25gの固形燃料が丁度よいと判りました。

強風やウインドスクリーン(風防)の有無によっても燃焼効率が異なるので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

メスティン本体はクッキングシートのおかげで、キャンドゥトランギアも底の焦げや汚れもなく、後片付けが楽になりました。

※ただし、ご飯が冷めるまでフタをして放置すると、クッキングシートが水分を含み、ふやけてしまうので、炊きあがったら別の容器に移すか、クッキングシートをはずしてからメスティンに戻すことをおすすめします。

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