アウトドアメーカーの環境へ配慮した取り組みについてメーカーへ直接取材する「キャンプ&SDGs」の第2弾は、世界的なアウトドアメーカー「Coleman(コールマン)」です。世界のキャンプ事情にも詳しいコールマン ジャパン株式会社 代表取締役社長の中里豊さんに、世界各国の最新キャンプ事情と、廃材を蘇らせるColeman(コールマン)の新プロジェクト『MFYR』(MOVEMENT FOR YOUR RIGHT)についてお話を聞きました。

『グッド・キャンパー』を増やしたい!コールマンの環境に向けた取り組み

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続いて、コールマン ジャパン株式会社 代表取締役社長の中里さんに、コールマンの環境へ配慮した取り組みについてお話を聞きました。

ビギナーキャンパーの増加が自然保全につながるように

時々、キャンプマナーについてのニュースが流れますが、日本のキャンパーのマナーについて、どのように感じていらっしゃいますか?

中里さんキャンプブームを牽引しているのが新しくキャンプを始めるビギナーキャンパーの存在なのですが、私はビギナーの方が増えるのは、大変喜ばしいことだと思っています。

空気が美味しいことに感謝したり、水が出ることに感謝したりするのは、キャンプならではの体験かもしれません。都会に住んでると、そういう気持ちってなかなか起きないんですよ。

だから、ビギナーの方が増えるというのは自然の大切さを再認識される方が増えるということにつながるので、とても嬉しいと感じます。

日本人キャンパーはマナーがとても良い!

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私は、他国と比べて日本人のキャンプマナーは大変良いと感じています。私自身は40ヵ国以上を回っているのですが、日本人のマナーがダントツに良いです。

ゴミもちゃんと分別されますし、周りの方に迷惑にならないようにと配慮もされています。とても素晴らしいマナーです。

たまにニュースで出てくるのは本当にごく一部の方の話で、その方もマナーが悪いというよりは、ルールを知らなかっただけかもしれないなと思っています。

とはいえ、私たちメーカーが上から目線で「これらのルールを守ってください」と言うのは、なんだかとてもおこがましく感じます。

ただでさえコロナ禍でいろいろと我慢の連続の日々の中で、キャンプに行ってまでルールに縛られたくないですよね。私だって嫌です(笑)。

キャンプ場から熱烈なラブコールを受けた『グッドキャンパーの心得』

しかし、たくさんの人が楽しく長くキャンプを楽しんでもらうために、最低限知っておいて欲しいことはあります。

なので、私たちは、上から目線ではないキャンプマナーの啓発方法はないかなと考え、『グッドキャンパーの心得』という活動を始めて、ポスターも作成しました。

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上からにならないよう「ルール」という言葉を徹底的に避けつつ、どのようにすればみんながキャンプを楽しめるか?ということをまとめました。

決して難しいことではないのですが、知らないとやらないことかもしれないんですよね。

ありがたいことに、そのキャンプマナー啓発『グッドキャンパーの心得』のポスターは、リリースしてたった2週間のうちに、コールマンとお付き合いのある100を超える全国のキャンプ場から「ぜひ協力したい」「外国人のお客様もいるから英語版も作ってくれ」といったご連絡をいただきました。

こんなにも多くのキャンプ場の皆さまにご賛同いただけたのは、予想外でした。

みなさん、受付やトイレに掲示してくださったりしています。

▼『グッドキャンパーの心得』はコールマンジャパンのSNSでも発信されています。

Twitter: @Coleman_Japan tweet

twitter.com

多様な年代がいるからこそいろんな視点で考えられるようになる

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90年代のキャンプブームでは、キャンプ人口は今の2倍もいたのですが、ファミリー層がほとんどでした。

現在は、ソロキャンパーはもちろん、友達同士のグループやシニア層まで、幅広い年代の方がキャンプを楽しまれるようになりました。

このように多様な年代の方が参加されるのは本当にありがたいことで、多様な視点からキャンプマナーや自然について考えることができるようになると感じています。

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