この記事ではOD缶のカバーを自作する方法を12の手順に沿ってご紹介します!シングルバーナーやランタンに直接取りつけて使用するOD缶は、アウトドアメーカーの特色が出ているオシャレなデザインが多いですよね。ただ、シンプルなデザインが少ないので、サイトの雰囲気と合わせる時に選択肢が限られてきます。
本記事では「ちょっと落ち着いたデザインがいい!」「他のギアと色味を合わせたい!」という、既製品では物足りない方向けに、レザークラフトで作るオリジナルOD缶カバーの作り方をご紹介します!

レザークラフトでのOD缶自作手順【8】縫い合わせ~前準備~

最後に縫い合わせです。

縫い合わせに使うのは、針とロウ引き糸です。

糸にロウをつけることで、糸の毛羽立ちを押さえるとともに、強度が増し、ゆるみが出にくくなるメリットがあります。

画像: 筆者撮影 ロウ引き糸と針

筆者撮影 ロウ引き糸と針

縫い合わせる前に針と糸をほどけないように結びます。

画像: 筆者撮影 針と糸を結ぶ工程

筆者撮影 針と糸を結ぶ工程

1.針に糸を通す
2.針に糸を刺す
3.1cm位あけてもう一度針に糸を刺し、針穴の方向に引っ張る
4.糸がほどけなくなればOK

糸の両端とも同じように針と糸を結び、前準備完了です。

↓ロウ引き糸はこちら

画像16: OD缶カバーを自作してオシャレに変身! レザークラフトでの作り方をご紹介【型紙あり】
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2021-02-28 22:56

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画像17: OD缶カバーを自作してオシャレに変身! レザークラフトでの作り方をご紹介【型紙あり】
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レザークラフトでのOD缶自作手順【9】縫い合わせ~平縫い~

画像: 筆者撮影 縫い合わせ方

筆者撮影 縫い合わせ方

本記事のOD缶カバーは、平縫いとベースボールステッチで作ります。

OD缶の下の部分は平縫い、革同士を合わせる部分はベースボールステッチで縫い合わせます。

まずは平縫いです。糸の長さは、縫い合わせる長さの4~5倍用意します。

画像: 筆者撮影 糸の長さ

筆者撮影 糸の長さ

最初に、一番端の穴から針を通し、左右の長さを均等にします。

画像: 筆者撮影 1つ目の穴から出して糸を左右均等の長さにします

筆者撮影 1つ目の穴から出して糸を左右均等の長さにします

次に床面側の糸を、床面から銀面に向けて糸を通します。

画像: 筆者撮影 床面から銀面に向けて糸を通します

筆者撮影 床面から銀面に向けて糸を通します

糸を通したら、手前に引っ張り糸を片側によせてすき間を作り、銀面側の糸を通します。

画像: 筆者撮影 糸を片側に寄せてすき間を作ります

筆者撮影 糸を片側に寄せてすき間を作ります

画像: 筆者撮影 できたすき間に銀面側の糸を通します

筆者撮影 できたすき間に銀面側の糸を通します

銀面から糸を通す時、もう一方の糸の上を通すか下を通すかを決め、すべて同じ方向で縫います。ばらばらに作ると、見た目もばらばらになってしまうので注意してください。

画像: 筆者撮影 下から上からどちらでもOK だだし全部同じように縫いましょう

筆者撮影 下から上からどちらでもOK だだし全部同じように縫いましょう

この縫い方を繰り返して、革の端まで縫います。端まで縫い終わったら、1つか2つ縫い戻して、糸を床面側にだします。最後に玉結びをしたら、平縫いの完成です。

画像: 筆者撮影 平縫いの完成

筆者撮影 平縫いの完成

レザークラフトでのOD缶自作手順【10】縫い合わせ~ベースボールステッチ~

革同士が合わさる部分は、すべてベースボールステッチで縫います。

糸の長さは、縫いたい辺の長さの8~9倍を準備します。

画像: 筆者撮影 必要な糸の長さ

筆者撮影 必要な糸の長さ

まず縫い始めは、糸が切れないように2重に縫います。

画像: 筆者撮影 縫い始めは2重に縫ってしっかり固定します

筆者撮影 縫い始めは2重に縫ってしっかり固定します

ベースボールステッチは写真のように交互に縫い、糸はすべて床面から銀面に向けて通します。

クロスになる所は、糸の上下の位置関係をすべて揃えて縫い合わせると、縫い目が統一されて見た目がキレイになります。

本記事では、写真の白矢印の方向に縫う方を常に上にして縫っています。

画像: 筆者撮影 ベースボールステッチの縫い方

筆者撮影 ベースボールステッチの縫い方

縫い終わりは、2重または3重に縫って床面側で玉結びをします。ほどけるのが心配な方は、ライターなどで焼き留めをしましょう。

画像: 筆者撮影 ベースボールステッチの縫い終わり

筆者撮影 ベースボールステッチの縫い終わり

革が合わさる部分すべてを縫い終わったら、縫い合わせは完了です。

画像: 筆者撮影 縫い合わせ完成

筆者撮影 縫い合わせ完成

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