ファーストエイドキットとは? 購入時のおすすめは「入れ物だけ」を買うこと
ファーストエイドキットとは、キャンプにおけるケガや病気をその場で応急処置をするためのキットのことです。
一見地味な存在ではありますが、屋外で丸一日過ごすキャンプでは、どんなケガや病気が発生するとも限りませんから、意外に無視はできません。
ファーストエイドキットを実際使う状況がないに越したことはないのですが、転ばぬ先の杖として、キャンプ初心者であっても必ず持参しておきたいアイテムだと言えます。
このファーストエイドキットですが、インターネットで探してみると
- 中身が最初から入っているもの。
- 中身はなく、自分で詰めるもの。
の2種類があることがわかります。
面倒さもあって「中身が最初から入っているもの」を選びたくなりますが、これはおすすめできません。何故なら、中身入りのファーストエイドキットはキャンプ用として売られているわけではなく、本当に必要なものが必要量入っているわけではないからです。
もっと言うと、ケガはともかく病気用の医薬品などは含まれませんし、そもそも医薬品は個人や家庭で使うものも違ってきます。
そういう理由がありますから、初めから入っているものは結果無駄になってしまう可能性があります。
ですので、「中身はなく、自分で詰める」タイプのファーストエイド用バッグを購入し、自分の必要なものを詰めていくのがよいのです。
【仕様】優れた防水ナイロンを採用して、縫製も綺麗していて、耐用性ありバッグです。ポケットの表はメッシュになっているので、中身の確認がしやすくゴミや埃が溜まりにくいです。
【大容量】中身はポケットも多く、入れたいものが小分けて、綺麗に整理して収納できます。容量が大きく、塗り薬、ポイズンリムーバー、三角巾、ガーゼ、絆創膏、ビクトリノックス等、たくさん入れられて、便利です。家、旅行、会社、車にも適しています。
【持ち運び便利】後ろには手提げ・腰掛けのデザインがあり、軽量なので、体に全然負担を与えなくて、旅行/アウトドア/登山に最適です。
【目立つ...
製品重量:約87g ご注意:メディカルポーチのみ(医療用品などは含みません)
サイズ:(約)17*13*5.5cm
用途広い:各種薬品等を効率良く収納可能なファーストエイドキット用のバッグです。セミハードタイプなので、収納物を外部の衝撃から守ります。消毒薬、止血帯、アルコールパッド、口呼吸用マスクなど基本的な応急手当物が収納できます。災害、地震、交通事故、運動などの時に欠かせない応急処置セット。学校、家、旅行、会社、職場、車、どこでも適しています。
便利に携帯収納:救急バッグは非常にコンパクトで重いではないです。家、車の中でどこでも収納できます、空間を占め...
「なら別に専用のバッグじゃなくてもいいのでは?」
と思う方もいるかもしれませんね。
確かにそれでも問題はありません。アウトドア用のポーチや、ギアを入れるためのケースなどでも十分代用が効きます。
ただ、専用のバッグやポーチは仕切りや薬用のスペースが明確にできていますし、たいがいファスナーで密封できるので、非常に使いやすくなっています。
画像は、薬用のスペースに、犬用の止血剤を入れてあるところです。
また、目にも鮮やかな赤いパッケージのものが多く、いざという時サッと取り出すには最適な形状になっているのです。
ファーストエイドキットに入れたいもの①【虫対策・キズ対策】
ここからは、実際にファーストエイドキットに何を入れるか、を考えていきます。
ポイズンリムーバー
まず真っ先に用意をしたいのが「ポイズンリムーバー」です。
こちらは虫などに刺された箇所に先端を押し当て、引っ張ることで毒を吸いだす道具です。
蚊ぐらいなら必要ないかもしれませんが、キャンプで主に使うのは、ブヨ(ブユ)に噛まれれた場合です。
ブヨは蚊と同じく夏場に多い虫で、痒みや痛みを伴う傷を作ります。痒みや痛みは蚊のそれよりもはるかに強烈で、時に皮膚科による治療がいるほどです。しかも痕になって何年も残ることがあり、早めの処置が重要になります。
ブヨの噛みあとに気づいたらポイズンリムーバーですぐに毒を吸い出してやるようにします。
なお、ブヨは藪などに群生しているため、キャンプ場では被害に遭いやすく、一度にたくさんの傷ができることもあります。そのためポイズンリムーバーは必携と言えるでしょう。
かゆみ止め
また、前述の蚊の対策として、かゆみ止めも必ず持ち歩きたいところです。蚊はキャンプ場では10月ぐらいでも普通に飛んでいます。
殺虫剤
さらに、小型の殺虫剤も用意があると安心です。こちらは就寝前などにテント内で噴霧しておけば快適に眠れます(ただし、高温によるガス爆発には注意しましょう)。
▼虫除け対策に関する記事はこちらにも
絆創膏・包帯
擦り傷切り傷、何かとケガの多くなるキャンプでは、絆創膏や包帯は必携です。絆創膏は通常のもの、大きなもの、指先用、など、複数種類を持参しましょう。
絆創膏はヒルの噛みあとにも効果的です。ヒルもキャンプ場では多くいますが、ヒルの噛みあとはなかなか血が止まらないため、この場合は絆創膏を用いて止血をするのです。
包帯はさほど出番はないかもしれませんが、止血が必要な場面では便利です。
私は過去、「愛犬のツメが取れて大出血」という場面で包帯の利便性に気づきました。病院まで運ぶ際の出血を抑えてくれるので、出血量を軽減するだけでなく、後々の掃除の手間まで考えても、大変ありがたいものです。
消毒薬
傷口を消毒するための消毒薬は、洗い流すように使うこともあるため、多少量がたくさん入っているものを買っておくと安心です。
なお、コロナ対策の消毒用アルコールは頻繁に使うので、ファーストエイドキットとは別に持参したほうがいいでしょう。