CB缶カバー自作手順【5】ヘリ落とし
つぎはヘリ落としです。
革のカットした辺の角部分をヘリといいます。ヘリ落としでは、ヘリを削ってなめらかにします。
ヘリ落としの作業をしないと、角の部分から革が傷んでしまうので重要な工程です。
ヘリ落としを使用して、角に当てて革のヘリを削ります。
銀面も床面も同じように削ります。
↓ヘリ落としはこちら
CB缶カバー自作手順【6】コバ磨き
ヘリ落としが完了したら、次はコバを磨きます。コバとは革の切断面のことです。
こちらも床面同様に床面処理剤を使用して磨きます。
トコノールを手にとって、ヘリやコバに塗ります。
トコノールを塗ったら、一度クロスで磨きます。
一度の磨きではあまりキレイにならないので、次に#400の紙やすりでやすりがけをします。
そしてまたトコノールを塗って、クロスで磨きます。
最後にコーンスリッカーの凹部をコバに当ててこすりつけると、コバにツヤが出来て仕上がりもキレイになりますよ!
CB缶カバー自作手順【7】穴あけ
次に、縫い合わせるための穴をあけます。
今回は型紙に穴の位置を書いているので、型紙に合わせて穴をあけます。
型紙に穴の位置がない場合は、ステッチングルーバーという道具を使って、穴をあける位置をあらかじめ薄く削ってしまう方法もあります。
個人的には、型紙に穴の位置を書いてしまった方が、作業としては楽だと思います。
型紙と革を再度合わせてクリップで留めます。目打ちで型紙の上から穴をあけて、下の革に印をつけます。
印をつけ終わったら、菱目打ち(4mm/4本)を使って穴を開けます。
ゴム板の上に革を置いて、印に菱目打ちを合わせたら木槌で強めに叩きつけます。
裏面までキチンと穴が開いているのをチェックします。穴が空いていなかったらもう一度。
次の穴を開ける時には、すでに開けた穴を基準にするとずれが少なくなります。
すべての穴が空いたら完了です。
↓木槌はこちら
菱目打ちはこちら
ゴム板はこちら