キャンプの醍醐味・ビール! より冷えた状態を持続させるには……?
「キャンプの醍醐味はビール!」という人も多いと思います。設営しながら一杯、炭を熾しながら一杯、焚き火を囲みながら三杯……。冷えたビールがなければ、キャンプが始まらない!
そこで気になるのが、保冷時間をできるだけ長くできる置き場所。今回は、fam_mag編集部がいろんな条件下の置き場所ごとに、検証を行ってみました!
検証で使用したギアを紹介!
今回の検証に使用したギアをご紹介します。
Coleman(コールマン):テイク6
Coleman(コールマン)の『テイク6』は、350ml缶が6本入れられるミニクーラーボックスです。
ポリ素材の本体側面にウレタンウォーム入った本格的な造りになっており、内部の冷えをしっかり持続させます。
持ち運びに便利なハンドル付きなので、デイキャンプやピクニックにも丁度いいサイズ。
ハイマウント:フォールディングスツール
ハイマウントの『フォールディングスツール』は、A4サイズ相当の大きさなので、簡単に持ち運びや展開ができます。
さらに、わずか630gという軽量タイプ。携帯しやすいのが魅力です。
場所を選ばずに座れるギアですが、今回はクーラースタンド代わりに使用しました!
直置き・スタンドを使用し3箇所に置いて検証をしてみると……驚きの結果が!
検証方法は、クーラーボックスを「直置き」と「スタンド使用」にし、「完全日向ゾーン」「テント前室ゾーン」「タープ下ゾーン」の3箇所、計6パターンで検証をします。
<方法>
- 直置き
- スタンド使用
<置き場所>
- 完全日向ゾーン
- テント前室ゾーン
- タープ下ゾーン
中には400gのかち割り氷を投入し、内壁に貼り付けた電子温度計の数値を1時間ごとに計測していきます。
検証終了は6時間後。果たしてどんな結果になったのでしょうか。
1位に輝いたのは「直置き」+「テント前室ゾーン」!
検証終了時刻に一番冷えていたのが、「直置き」+「テント前室ゾーン」でした。検証終了時のクーラーボックス内は22.9℃と最も冷えをキープ。中に投入した氷も解けずに残っていたほど。
続いて2位は「直置き」+「タープ下ゾーン」。
3位は「スタンド使用」+「テント前室ゾーン」。
4位は「スタンド使用」+「タープ下ゾーン」、5位は「スタンド使用」+「完全日向ゾーン」最下位は「直置き」+「完全日向ゾーン」という結果に。
この検証結果から導き出した仮説がこちら。
- 日向では明らかにスタンドの効果があると考えられること
- 氷が溶け切るほど極端に冷えが弱まってしまうこと
- 日陰では直置きが冷えるということ
結論としては、大量の氷や保冷剤と一緒に日陰で直置きするとよく冷える、ということがひとまず分かりました。
ではここから、なぜこのような結果になったのか、その"リクツ"を、日本分析化学専門学校の先生に聞いてみました!