パラフィンオイルや灯油が燃料の優しい灯り フュアーハンドランタンとは【基本スペックや燃料など】

筆者撮影
フュアーハンドランタンとは、ドイツ生まれの「Feuerhand社」のオイルランタンです。
ハリケーンランタンとも呼ばれるように、風雨に強く、ガスランタンのように外気温の影響も受けずに安定して使うことができることから、航海にも使われたと言われています。

筆者
そんなランタンが、キャンプに向いていないはずがありません…!
レトロで無骨なデザインのフュアーハンドランタンは、多くのキャンパーを虜にしています。
いくつかラインナップがありますが、ベイビースペシャル276と呼ばれるものが、現在流通している主要なモデルです。

筆者
私が持っているのも、こちらのモデルです!
【基本スペック】
- サイズ:15cm×26cm
- 重量:520g
- タンク容量:340ml
- 燃焼時間:約20時間
- 使用燃料:パラフィンオイル・灯油
オイルランタン1つで良い感じのテントサイトが?! フュアーハンドランタンのレビュー

筆者撮影
砂浜×フュアーハンドランタンも好き
フュアーハンドランタンが欲しくなった時に気になりそうなポイントを、レビューしていきます。
構造は単純!初心者でも比較的扱いやすい
フュアーハンドランタン、初めて見ると、いろいろとお手入れや準備が大変そう…と思うかもしれません。でもじつは、とっても簡単。

筆者
フュアーハンドランタンだけじゃなく、どのオイルランタンも基本的な構造は一緒で、とってもシンプルです。
燃料が染み込んだ芯に火を灯したら、その熱によって横のパイプを通って空気が循環し、さらなる燃焼を促していく仕組み。

筆者撮影
これだけです。シンプルですよね。
そのため、ガソリンランタンだと必要なポンピングは、オイルランタンには必要ありません。
しばらく芯をオイルに浸して、芯に火をつけるだけです。

筆者
簡単だからこそ、フュアーハンドランタン(オイルランタン)はキャンプ初心者さんにもおすすめできるのです。
これ1つでキャンプの夜が一気に楽しくなる!ソロキャンプにもおすすめ

筆者撮影
フュアーハンドランタンを使い始めてから一番良かったなと思うのが、気軽に良い雰囲気を作り出せることです。

筆者
焚き火の炎を見ていると落ち着くように、フュアーハンドランタンの揺れる炎を眺めているのもとっても落ち着くんです。
加えて、焚き火と違うのは、とにかく楽だってこと。
芯にオイルを染み込ませてガストーチで火をつけるだけで、こんな暖かい灯りを楽しむことができるんです。

筆者
最高ですよね…!
しかも、火をつける動作も楽しい。
レバーを下げてホヤガラスを上げ、芯に火をつけてホヤガラスを降ろす。降ろした瞬間に暖かく優しい光がふわっと広がります。
この一連の作業が好きすぎて、最近のキャンプでは、荷物を減らしたい徒歩キャンプでも欠かさず持ち歩いています。
燃料は2種類!コスパ重視か安全性・機能性重視
燃料は、パラフィンオイルか灯油の2択です。

筆者
この2種類以外の燃料は使ってはいけませんよ。危ないですから。
さて、この2つの違いが気になりますよね。選ぶときに見るポイントは3つ!
- コスパ重視したい!→灯油
- 安全性重視したい!→パラフィンオイル
- 機能性重視したい!→パラフィンオイル
まず気になる値段ですが、灯油の方が圧倒的に安いです。
灯油は1Lあたり100円程度なのに対し、パラフィンオイルは1L1000円以上になることも。

筆者
とにかく安い方が良いという方は灯油がおすすめ。
ただし、パラフィンオイルにも良いところがあります。まず安全性。
パラフィンオイルの引火点は95℃なのに対し、灯油は40℃程度で揮発性です。燃料を持ち運ぶハードルが低いのはパラフィンオイルになります。
そしてパラフィンオイルは機能性にも優れています。
灯油と比べて煤や匂いが出づらく、ランタンのお手入れが簡単。さらに中には防虫効果のある成分を含むパラフィンオイルも。

筆者
高いけど、機能性は抜群&気軽に使えるのはパラフィンオイルです。
ちなみに私は、今のところパラフィンオイル派です。

筆者撮影
燃費もそこまで悪くないので、値段が高いことも気にしなくて良いかなーって思っています。

筆者
今よりももっとキャンプに行く頻度が増えたら、わかりませんけどね…(笑)。
こんな風に燃料の選択肢があるのは、オイルランタン/フュアーハンドランタンの特徴ですね。
オイルランタンはこんな人に使ってほしい! フュアーハンドランタンをおすすめする人

筆者撮影
フュアーハンドランタンの良いところを中心にレビューをしてきましたが、もちろん万人におすすめ!というわけではありません。

筆者
おすすめできる人と、あまりおすすめできない人がいます。
まずは、ぜひフュアーハンドランタンを使って欲しい、おすすめする人はどんな人なのかを紹介します。
控えめな灯りで落ち着いたキャンプを楽しみたい人

筆者撮影
フュアーハンドランタン、正直光源としては力不足です。

筆者
メインランタンにはなりません。
それなのに、なぜこんなにも人気なのか。
それは、この落ち着いた灯りの虜になってしまう人がたくさんいるからです。
友達とワイワイ!というよりは、ソロキャンプでしっとりとした雰囲気を楽しむ人や、気心の知れた仲間とお酒を飲みながら静かにおしゃべりをしたい、なんて人にはぜひともおすすめしたいです。

筆者
光源をオイルランタンだけにして、必要最低限な灯りの中で楽しむキャンプも良いものですよ…
ちょっとレトロで無骨な雰囲気が好きな人
フュアーハンドランタンは、無骨な雰囲気が好きな人にぜひ使ってほしいランタンですね。
灯りを灯す瞬間がもう無骨な雰囲気で素敵。

筆者
使いこんでいくと、どんどん自然に馴染む風合いになっていきます。
そんな過程を楽しみたい人にもおすすめしたいです。
フュアーハンドランタンのデザインが好きな人

筆者撮影
上二つのおすすめしたい人というのは、じつはフュアーハンドランタンじゃなくても良いんです。

筆者
オイルランタンに共通する「良いところ」ですからね。
そのため、他のメーカーの「DIETZ(デイツ)」なども候補に入ってきます。

替芯12mm4分芯 1m付
本品は手作りのためガラスの気泡、本体のゆがみ、傷等があります。
ハリケーンランタン(デイツ、フュアーハンドランタン等)のタンクは密閉構造ではありません、オイルの入れすぎ、また傾けてご使用になるとオイルが丈夫の隙間から漏れ出します。
屋外でご使用ください、屋外でもテント等密閉された空間ではお使いになれません。炎の大きさが変化しますので、ススの出ないよう炎を調整して、放置せず注意の行き届く範囲でお使いください。
そんな中で、わざわざフュアーハンドランタンを選ぶ理由は何なのかというと…
やはりデザインですよね。
同じ構造のオイルランタンだからと言って、全く一緒のデザインではありません。雰囲気が意外と違います。

筆者
ちなみに、カラーバリエーションはフュアーハンドランタン、サイズの種類はデイツの方が豊富です。
なんとなく、無骨な雰囲気はフュアーハンドの方があるのかな…?と思いますが、デザインに関しては完全に個人の好みなので「フュアーハンドが好き!」という方には、迷わずフュアーハンドランタンをおすすめします。

筆者
オイルランタンとしては、どちらも素敵ですよね!