【野菜のダイレクトフリージングの注意点】 野菜をおいしく保存するためには「水滴・空気・急速冷凍」がポイント
とっても簡単なダイレクトフリージング。とはいえ、以下のポイントを抑えておくことが重要です。
ダイレクトフリージングの注意点①:水滴を拭き取る
野菜に水滴が残っていると痛みの原因になるため、キッチンペーパー等で水滴を拭き取ってから冷凍しましょう。
![](/images/18fdf29511085afdb041d6b4713c5d1f3fb6e581_xlarge.jpg)
筆者撮影 水滴が残ったまま冷凍したモロッコインゲンは霜だらけに……。
ダイレクトフリージングの注意点②:空気を抜く
空気に触れることで起こる酸化は、野菜の保存期間を縮めてしまいます。できるだけ空気を抜いて冷凍しましょう。
ダイレクトフリージングの注意点③:急速冷凍する
食品を冷凍する際、おいしくキープするための要(かなめ)は、“スピード”です。ゆっくりと冷凍した場合、食材内の水分が氷結晶に変化し、組織がダメージを受けて味が変化してしまいます。
食材をおいしく保つために、金属バットの熱伝導率の高さを使って急速冷凍しましょう!
【ダイレクトフリージングにおすすめの野菜】 葉野菜やきのこ類は◎ 炒め物や煮物におすすめ!
ここまでダイレクトフリージングの方法を紹介してきましたが、ダイレクトフリージングにはおすすめできる野菜とできない野菜があります。しっかりチェックしましょう!
まずはダイレクトフリージングにおすすめの野菜をご紹介します。
ダイレクトフリージングにおすすめの野菜
![](/images/e05930775ee2e9ac9f90fc01068644bf6eea215a_xlarge.jpg)
- 葉野菜(ほうれん草、小松菜、水菜、キャベツ、白菜など)
好きなサイズにカットして冷凍します。炒め物、おひたし、煮物など、幅広く使えます! - きのこ類(ぶなしめじ、えのき、なめこ)
石づきをカットしてから冷凍します。炒め物やスーブ類におすすめ! - ピーマン類(ピーマン、パプリカ、ししとうなど)
種を取り除いて、カットしてから冷凍します。冷凍すると少し皮が固くなりますが、おいしくいただけます。
【ダイレクトフリージングにおすすめしない野菜】 水分量が多いものはNG!? 根菜類も△
続いてはダイレクトフリージングにおすすめできない野菜をご紹介します。
ダイレクトフリージングにおすすめしない野菜
![](/images/f376734ee3e645c598d0621bd1093ae1c618c6a7_xlarge.jpg)
- 【✕】水分の多い野菜(トマト、ナス、きゅうり、もやし、レタスなど)
食感や色が変化してしまいます。ダイレクトフリージングは控えましょう。 - 【△】根菜類(じゃがいも、さつまいも、ごぼう、大根)
ダイレクトフリージングは可能ですが、調理法によっては向かないものもあります。じゃがいもは揚げるのはOKですが、煮ると煮崩れするのでNG。ごぼうや大根は、煮物にすると味が染み込みやすくなります。
ダイレクトフリージングを取り入れると野菜の価格高騰にも備えられる! 安く野菜を仕入れて冷凍保存しよう!
![](/images/bb699ec8ef20bf1c2a7df6c7281ce7c1511f4775_xlarge.jpg)
筆者撮影
近年は、異常気象や自然災害により、野菜の価格が高騰することも少なくありません。そんな時にも、安く仕入れた野菜をダイレクトフリージングしておくことで、気軽に野菜摂取ができますよ。
やり方は簡単! メリットも多いので、日々の料理の役に立つことでしょう。みなさんのご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか?