家庭用カセットコンロをアウトドアで使うのは大変!
アウトドア用のツーバーナーや野外での使用を想定しているコンロには、風防が標準装備されていたり、もともと風に強い構造のものが多いですよね。しかし、室内使用が基本のカセットコンロはとても風に弱いのが欠点です。
筆者も愛用していてキャンプでの使用率も高い『焼き上手さんα』も例外ではなく、鉄板を外すと途端に火力が下がってしまいます。
いざ「風防を買おう!」となっても、『焼き上手さんα』のようなタイプのカセットコンロは本体のサイズが大きいので、なかなかサイズの合う風防が見つかりません。
こちらの写真は、以前ふもとっぱらに行った時の写真です。
このときは風が強く火力が安定しなかったためなかなかご飯が炊けず、適当な板で風を遮って対応していましたが、自立しないし不格好だしなかなか大変でした。
ベーシックなアルミタイプの風防を何個か合わせて使用してもいいのですが、せっかくなのでお気に入りのウッドキッチンテーブルに合う木製の風防が作りたいなと思い、100均の材料を使って自作することにしました!
手作り風防 ダイソーの『桐まな板』がピッタリサイズ!
『焼き上手さんα』の本体サイズは幅471mm × 奥行き325mm。
木製の風防なので、ピッタリサイズで作ってしまうと輻射熱で焦げ付いたり、最悪燃えてしまうことも考えられるので、ゆとりあるサイズで作りたい。
そんなことを考えつつ見つけたアイテムが、こちら!
ダイソーの『桐まな板』です。2サイズ取り扱いがありましたが、約300mm × 190mmの小さい方を選びました。
この桐まな板を4枚連結させれば、いい感じにゆとりを持たせて作れそうです!
【材料】
【ダイソー】
- 桐まな板(約30×19×0.9cm)…4枚
【セリア】
- 蝶番22mm6P古色仕上げ…1袋
【必要な道具】
- のこぎり
- 鉛筆
- 定規
- 紙ヤスリ
- ドライバー
- マスキングテープ
(塗装する場合)
- お好きな塗料
- ハケや布
筆者は、所有のウッドギアに合わせてブライワックスを使用しました。
【100均DIY】カセットコンロに合う木製風防の作り方
ここからは、ダイソーとセリアで購入したアイテムを使った、カセットコンロに合う木製風防の作り方をご説明していきます!
1.板をカットする
サイドの風防になる板2枚のカットから始めていきます。
2枚の桐まな板に、縦10cm横15cmの位置で斜線を引きます。
線の通りカットして、角を切り落とします。
のこぎりを使うのはこの工程だけなので、曲がらないように、丁寧に作業しましょう。
切り口はざらざらしているので、紙ヤスリで滑らかになるようにヤスリがけします。
2.塗装する
好きな塗料で塗装します。
もちろん無垢のままでもいいのですが、木材の保護にもなるので、ワックスやニスなどで塗装することをおすすめします。
3.組み立てる
塗装して乾燥できたら、蝶番を取り付ける準備をします。
左右対称になるように、写真のように組み合わせます。
ピッタリ辺と辺をくっつけて、板がずれないようにマスキングテープで固定します。
立てた時にガタつかないよう、特に底辺がずれないように気を付けてください。
固定した状態で、蝶番を上下それぞれ3cmのところに取り付けます。
4.完成!
固定していたマスキングテープを剥がせば完成! あっという間に完成してしまいました。
2組を対になるように立てて使用します。
実は、板を4枚つなげず対で2組作ったのには理由があります。
奥側を重ねて使えば、サイズを調整して使うことができるんです!
これなら、『焼き上手さんα』のようなカセットコンロでなくても、どのコンロにも自由自在に使用することができます。