【自作タープ準備編③】生地探しは地元の手芸屋さんもチェック 生地と合わせた糸も一緒に購入しよう!

筆者撮影
筆者は、ネットでは欲しい生地が見つからず、送料もかかることから、地元の手芸屋さんを覗いてみることにしました。
すると撥水の無地で1mあたり380円というお値打ち品を発見!
ポリエステル100%で軽く、布幅は112cmあるので、2mにカットしたものを2枚縫い合わせて、約2m×2mの四角いタープを作ることにしました。
布を購入する際は、色を合わせた糸も一緒に購入するのがおすすめ。
糸の太さは、薄い生地は90番、普通地は60番、厚手は30番を使うのが一般的です。
【自作タープ実践編】手作りタープの作り方! 材料から制作手順まで写真付きで分かりやすく解説

筆者撮影
筆者がタープを自作するために用意した材料をご紹介します。
【材料】
- 撥水生地:112cm幅×4m
- 糸:60番
- ハトメセット:ダイソーで購入
- 補強用布:家にあった余り布(6枚用意)
- ミシン
- 裁縫セット:ハサミ、針など
ミシンをお持ちでない方は、少し時間はかかりますが、直線縫いだけなので手縫いでもタープを自作することができますよ。
ハトメは100均のほか、ネットでも購入できます。
作り方
1)補強用布のほつれ止めをする

筆者撮影
タープの四隅と中央に補強用の布を使用します。大きさはお好みで構いませんが、生地の端がほつれないよう、三つ折りにして縫うか、裁縫用ボンドなどで処理をします。
裁縫用ボンドはこちらがおすすめです。

2)タープ生地の端を三つ折りにしてアイロンをかける
布端を約1cmの三つ折りにしてアイロンをかけておくと、縫う作業が楽になります。アイロンが無い場合は、爪などでこすって跡をつけるだけでもOK。
裁縫に慣れている方は、布端をパイピングで処理すれば、よりキレイに仕上がります。
3)補強布を挟んで直線縫いをする

筆者撮影(角に補強用の布を挟み、タープ本体を直線縫い)
三つ折りにしたタープ生地に補強布を挟み、ミシンなどで縫いとめます。そのままタープの周囲を一周直線で縫います。
ちなみに角の縫い方が異なるのは、額縁仕上げにするか、三つ折り縫いにするか迷った結果です。
(上が失敗した額縁仕上げ、下が三つ折り縫い)
4)ハトメを付ける

筆者撮影
ハトメを付ける位置に下穴をあけ、ハトメを取り付けます。四隅と中央2ヶ所にハトメを付けて完成です。
【ポイント】
布を縫い合わせる箇所は、布の耳を利用するとほつれ止めの作業を簡略できます。布の耳(布端)は、プツプツとした穴があいており、手で触って突起がある面が裏側になります。

筆者撮影(穴の凸側が布の裏)
縫い代片側を数mm切り落し、もう片方の縫い代でくるんで縫う「折り伏せ縫い」をすると、見た目も美しく、雨水の浸入を防ぎやすくなります。
筆者は布の耳を利用したので、補強のために2度縫いしました。

筆者撮影(布2枚を縫い合わせて補強)
【自作タープ設営編】キャンプ場で実際に手作りタープを張ってみた! 日陰も出来て撥水力も十分!

筆者撮影
サイズは約2m×2mと小さめなので、畳みやすく、軽量に仕上がりました。問題は、実際に使えるタープかという点です。
今回は、初めてのタープ張りに挑戦!ということで、自作タープ以外は先に購入したモンターナ(Montagna)のタープに付属するポールとロープを使用することにしました。
初めての自作タープは満足できるタープに!

筆者撮影(ソロキャンプにピッタリ)
本来なら、もやい結びなどのロープワークを学習してからタープ張りに挑戦するのがベストですが、自作タープの仕上がりを試したい好奇心が勝り、ポール2本とロープ4本、ペグ4本で設営してみました!
正しいタープの張り方も学習していないので、多少シワが寄りましたが、日陰もでき、大きさもソロキャンプには丁度よいサイズに。
小雨や急な雨でも慌てずにすむ撥水力
撥水生地なので、耐水性についても検証したいと思いましたが、雨が降らない日が続いたので、水をかけてみることにしました。
ロープの上にタープをかけ、ペットボトルの水をバシャ~っとかけてみると…。

筆者撮影
さすが撥水生地!みごとに水をはじいています。
水をかけ終わった後は、ほぼ水分はなく、水滴が小さな水玉になっている程度なので、タオルで拭けば乾きます。

筆者撮影(タオルで拭けばすぐに乾きました)
初めての自作タープですが、満足できるタープに仕上がりました。
タープの隅に自分オリジナルのロゴやタグを縫いつけてもオシャレになりそうです。
自作タープなら好きな素材・色の生地でサイズや形も自由にできる 自分好みのタープを手作りしてみよう

筆者撮影
自作なら自分の好きな素材や色・柄を選ぶことができ、サイズや形状も自由に作れます。裁縫初心者は四角形で、直線縫いだけでできるタープからチャレンジしてみましょう。
縫い目の粗さやガタつきも、タープを張ってみると目立ちにくく気になりません。
ポリエステルやナイロン素材なら、軽くて、畳んでもコンパクトなタープに仕上がります。
自分好みのタープをぜひ作って楽しんでくださいね。
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