
筆者
ハッカ油スプレーと一緒に併用したい虫対策用品も紹介するので、虫対策の参考にしてくださいね!
自然由来の虫除けスプレー「ハッカ油スプレー」とは

筆者撮影
虫除けスプレーは主に2種類あります。
- ディートやイカリジンの虫除け成分を使ったもの(薬局などで買えるもの)
- 天然成分のハッカなど虫が嫌いな香りを虫除けとして使ったもの
よく薬局に市販されている虫除けスプレーは、ディートやイカリジンなどの虫除け成分を使ったスプレー。
こちらはその成分によって虫の感知能力を錯乱させて虫除けをします。
例えば、こちらはディートを10%配合した虫除けスプレーです。
そしてもう1つが、ハッカなどハーブの香りで虫を忌避するスプレーです。
今回紹介するハッカ油スプレーは後者の、香りで虫を忌避するスプレーです。

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ハッカ油スプレーの主な特徴は、以下の通りです。
【ハッカ油スプレーの特徴】
- 自然由来の成分を使用している
- 「虫が嫌がる香り」で虫除けをする
- ディートやイカリジンは塗り忘れがあるとその隙間を虫は感知するが、ハッカは香りで忌避するからその限りではない
- 服やテントにかけても効果がある
- 様々な虫に効果がみられる
- 香りが弱まると効果が薄くなるため持続時間は短め
ディートやイカリジンの虫除けスプレーと大きく違うのが、香りで虫を忌避すること。
この特徴により、服やテントにかけても効果があるのが嬉しいですよね。

筆者
特に私のような、虫が集まりやすい白いテントを使う場合は大活躍です。

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筆者の白いテント
私が去年から使っているハッカ油スプレーは、アウトドアショップなどで売られている、パーフェクトポーションの「アウトドアボディスプレー ハッカ」です。

筆者
ハッカ以外にも虫が嫌がる様々な香りがブレンドしてあり、実際に使っていても効果が感じられます。
暑い夏にぴったりのさわやかな香りで、とても気に入ってはいるのですが、2つのデメリットがありました。
【既製品のデメリット】
- 価格が少し高い
- 持続時間が短いから頻繁にスプレーする必要がある
値段は1本(125ml)で1,540円。にも関わらず、かなり頻繁にスプレーする必要があるので、すぐなくなってしまうのです…。

筆者
今年はテントに豪勢に使っていたら、1日で半分以上無くなってしまいました…。
効果は十分にあり、香りも気に入っていたので、できれば虫よけスプレーはこれが良い!と思っていました。ただ、正直私には少々値段が高く、どうしようかなぁと悩む日々。
そんな時に知ったのが、ハッカ油スプレーの自作でした。
もしコスパ良く自作できるのなら、価格を気にせずにふんだんにハッカ油スプレーを使うことができますよね。
そこで、ハッカ油スプレーを実際に作ることに!
どのくらい面倒なのかや、香り、アウトドアボディスプレーハッカとのコスパ比較などを紹介しますね。
【材料編】虫除けハッカ油スプレーは簡単に自作可能! 用意するもの
用意するもの

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用意するのは以下のものです。
【ハッカ油スプレー50ml分の材料】
- 精製水(水道水でも可):45ml
- ハッカ油:10滴前後
- 無水エタノール:5ml
- アルコール対応ボトルスプレー(50ml):1本
いずれも薬局やAmazonなどのネットショッピングで揃えることができます。くわしくご紹介します!
精製水(水道水でも可):45ml

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シェラカップである必要性は特にありません(笑)
水は、ハッカ油スプレーがスキンケア目的でない場合は、普通の水道水で問題ありません。
今回は虫除けが目的なので、水道水で作成しました。
ハッカ油:10滴前後

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夏はやはり人気なようで、薬局をいくつかまわってやっと見つけました。
ハッカ油は薬局で販売されています。
肌の弱い人は少なめに、より香りを強めるには多めに入れるなど好みによって調整することができます。

ハッカソウというミントの一種からできた「ハッカ油」は清涼感があり、防虫効果や消臭効果・除菌効果・リラックス効果がある万能なオイルです。
こんな方に:山やキャンプのアウトドアでの虫除けに・網戸の虫除けに・夏のクールダウンに・リフレッシュしたい方に
使い方:エタノールにハッカ油&精製水を混ぜて万能なハッカ油スプレーに。ハンカチやマスクに付けて、鼻づまり対策に
定価:1,480円(税込・送料込) <br/>メーカー名:武内製薬株式会社 <br/> MADE IN JAPAN 日本製
無水エタノール:5ml

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昨今の情勢により、ネットでは価格がかなり変動しているので、適正価格かどうかは要チェックです。薬局で買えたらそれがベスト。
ハッカ油だけだと水に上手く溶けないので、無水エタノールを全体の1割程度混ぜます。防腐作用も兼ねられています。

アルコール対応ボトルスプレー(50ml):1本

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ボトルスプレー自体は100円ショップにも売っていますが、素材には注意が必要です。
アルコールやハッカ精油は、プラスチックの材質によっては溶かしてしまう可能性があるようで、必ずアルコール・精油対応のスプレーボトルを選びましょう。

筆者
裏の注意書きに「アルコールを使用しないでください」などと書いてあることが多いです。チェックしておきましょう。
今回選んだスプレーは、「SLOWER PUMP SPRAY BOTTLE Mistral」です。
アルコール対応でキャンプに合うデザイン、カラビナなどで利便性アップ、と私が求めているそのもので即買いしたスプレーです。おすすめ。
【作り方】虫除けハッカ油スプレーを自作する手順
では、実際に作ってみましょう。手順は以下の通りです。
- スプレーボトルにエタノール5mlを注ぐ(エタノールは引火性が高いため火気注意)
- ハッカ油を10滴加えて、軽く振って混ぜる
- 水を45ml加えて、蓋をしてよく混ぜる
1)スプレーボトルにエタノール5mlを注ぐ

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エタノールは500mlの容器に入っていることが多いので、入っていたボトルのままだと50mlのスプレーに入れるのが難しいかもしれません。
一旦軽量カップなどに移したり、漏斗を使うのがおすすめ。
2)ハッカ油を10滴加えて、軽く振って混ぜる

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ハッカ油を加え、軽く振って混ぜます。
ハッカ油には「滴下式」という一滴ずつ垂らす仕様の容器があり、そのタイプなら入れやすいですよ。
3)水を45ml加えて、蓋をしてよく混ぜる

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最後に水を加えて、蓋をしてよく混ぜたら完成です。
ただ混ぜていただけですが、なんだか実験をしているようで楽しかったです。

筆者撮影
完成!いつの間にか白濁してた…!