素麺(そうめん)と煮麺(にゅうめん)は冷たいか温かいかの違い 今回はメスティンで作る素麺レシピ!
メスティンだけで、素麺(そうめん)を作るということは、ひょっとしたら「にゅうめん」じゃないの?と思った方もいらっしゃるかと思います。そこで、「素麺(そうめん)」と、「にゅうめん」の違いについて簡単に説明します。
皆さんはその違いってお分かりですか?
実は材料は同じ「そうめん」なんですが、冷たいつゆで食べる料理が「そうめん」で、温かいつゆの中に茹でたそうめんを入れる料理や、そうめんを入れて煮込んだりする温かい料理が「にゅうめん」というのです。
語源も漢字で書くと「煮麺」でその発音がなまっって現代に伝わってきたそうです。
そこで今回、後述にて紹介するレシピは「そうめん」か「にゅうめん」か?と問われると!メスティンを器にして食べるが、温かいつゆを使わないので「そうめんレシピ」なのです。
【レシピで使用するギア&メイン食材】メスティンは1つで鍋と器の代用に 素麺の赤帯・黒帯の違いも解説
まず最初に!…今回のレシピで使用しているメスティンとそうめんの紹介です。
trangia(トランギア)メスティン TR-210
今やキャンプでのマストアイテムとしても大変人気のアルミ製飯ごう「メスティン」。トランギア社製のこちらの商品は、開発、改良を続けながら生まれ故郷のスウェーデンで製造され続けています。
熱伝導率の高いアルミ製のため、熱が全体に回りアルコールバーナーでもごはんを美味しく炊くことが可能なんです。
手延素麺(そうめん)揖保乃糸 新物上級(赤帯)
そうめんと言えば「揖保乃糸(いぼのいと)」と思う人は多いのではないでしょうか。筆者も昔から食べていて、何か格別のものがあるんです。
こちらの商品は写真をよ〜く見るとわかるのですが、「上級」クラスの赤帯です。決して安価ではありませんが、食べて納得の味なんです。
ちなみに揖保乃糸には「特級」というものがあり、黒帯になっているんですが、値段も赤帯の倍近いため、いつか食べられると嬉しいです。
今回のレシピでは、そうめんはすべて揖保乃糸を使いましたが種類やメーカーは問いません。なんでもOKです。
【素麺料理の基本】メスティンを使った上手な茹で方 そうめんをキャンプで美味しく茹でるコツも解説
一般的に「そうめん」は、たっぷりのお湯で茹でたほうが美味しいと言われています。
しかし、メスティンで茹でる場合、どうしてもお湯の量が少ししか入らないので、味が落ちるのでは・・・? という不安もありますよね。
そこで、お湯の量以外でのポイントで、美味しく茹でられるよう意識して説明します。
【基本】メスティンを使ったそうめんの茹で方
手順1.メスティンの半分くらい水を入れて、火にかける。
手順2.沸騰したら、そうめん1束を入れて決められた時間茹でる。
手順3.茹で上がったら、そうめんを水で軽く洗い、冷やしておく。
※使用している「メスティンTR-210」の容量的に、一度に茹でるそうめんは1束を推奨します。増やしても2束までです。
茹で時間
そうめんの茹で時間は、揖保乃糸では1分30秒~2分が目安とされています。
表記どおりに茹でると、柔らかくて口当たりのよいそうめんに仕上がりますが、お好みで茹で時間を調節してみてもいいと思います。
ちなみに私は、どちらかというと食感が残るそうめんのほうが好きなので、茹で時間を50秒くらいまで短く調節していますよ。
差し水はしない
また、茹でているときに「差し水」もしくは「びっくり水」という、少量の水を加えて吹きこぼしを防ぐ方法が知られていますが、私は差し水は加えていません。
私は50秒しか茹でないので吹きこぼれることがないというのもありますが、そもそも、そうめんは差し水をしないほうが美味しく茹でられるんだとか。
吹きこぼれないように、火力を調節してあげればOKです。
冷やし方
茹で上がったそうめんはすぐにザルに上げ、水でしっかり洗います。ただ冷やすだけではなく、ぬめりを落とすように流水で洗うのがポイント!
また、そうめんを水に長く浸しておくと、味や香りが落ちてしまうので、冷やしたらすぐに水気を切っておくことも大切です