【焼印の自作方法エッチング編:手順】カッティングシートでマスクして、エッチング液につけよう
まずエッチングの方法を簡単にご説明します。
エッチングは金属に薬品をつけて溶かす方法です。溶かしたくない部分をカッティングシートで覆い(マスクといいます)、部分的に溶かすことで形を作ります。
下図の順番でつくっていきます。
焼印の自作方法1:デザインを決める
まずはデザインを決めます。
エッチングで作るので、ちょっと複雑で大きめのものでも大丈夫です。ただしマスクしている部分も多少は溶けてしまうので、線が細すぎるのはNG。
エッチングで作るのは「MIC DIY CAMP!」というロゴに。自身のブログ名「MIC DIY BLOG」を文字ったものです。
焼印の自作方法2:真鍮を金切ノコギリでカットしてやすりがけ
20×20×150mmの真鍮を金切ノコギリで50mmにカットしました。
この側面にロゴをつけていくので、真鍮の側面の凸凹や汚れをとります。
リューターの時と同じように、材料表面を耐水ペーパー600番で水をつけながらやすりがけをして、キレイにしていきます。表面の凸凹がなくなったら準備完了です。
焼印の自作方法3:カッティングシートでマスクする
真鍮をマスクするために、カッティングシートをロゴの形に切り抜きます。
プリンターなどで印刷したものをカッティングシートの表面に貼り付けて、カッターでなぞるように切ると簡単ですよ。
切ったカッティングシートを真鍮に貼り付ければOKです。
このままエッチング液につけると側面も溶けてしまうので、マスキングテープで溶かしたくない部分をマスキングしましょう。
焼印の自作方法4:エッチング液につける
いよいよエッチングです。
エッチング液を入れる容器は、必ず金属以外のものを用意しましょう。金属は溶けてしまいます。
プラスチックの容器や、使わなくなった陶器の食器などでOKです。
まず、マスキングした真鍮を溶かしたい面を下にして、容器の底に付かないようにぶら下げる形で固定できるようにします。
あとで持ち手に使うバーベキュー串を利用しました。
準備ができたら容器にエッチング液を入れます。真鍮がつかる深さまでゆっくりと注ぎましょう。
もし手についてしまったら、すぐに大量の水で洗い流してください。
湯せんをして40℃程度にすると、溶けるスピードが上がります。今回は7~8時間で1mmの深さまで溶かすことができました。
ただし、ちょっと溶けていない箇所があったので、あとでちょっとリューターで削りました。
細かいロゴで作るときは、どのくらい溶けているかこまめに確認しましょう!
焼印の自作方法5:持ち手を付ける
リューターの時と同じく、持ち手は100均(セリア)で購入したバーベキュー串を利用します。
バーベキュー串をペンチやニッパー、金物ノコギリなどで15cmの大きさに切ります。
真鍮を削ったロゴと反対側にマジックで中心を書いて、鉄工用ドリルビット(3mm)で穴を開けます。
真鍮は簡単に穴が開くので、貫通しないように注意しましょう!
串を真鍮にしっかりと差し込んだら完成です!
自作した焼印を早速押してみよう コンロで7~8分熱してから2~3秒押し付けるとキレイな焼印が!
完成した焼印を実際に押してみましょう。
コンロでしっかり熱します。時間はだいだい7~8分位。押し付けるのは2~3秒を目安にするとうまくいくと思います。
前回の記事で作った「まな板」に押してみることにしました。
しっかり熱して、焼印を押します!
あっ、ロゴが逆に!失敗してしまいました。。。
急遽やすりで削って、再度挑戦です!
完成です!!
オリジナル焼印を自作して周りのものを自分だけの特別なものに! DIYでオリジナルキャンプギアを作ろう
DIYで作ったキャンプギアって、とても愛着が湧きますよね。
そこに自分オリジナルの焼印を入れると、自分だけの特別な作品としてさらに愛着が湧きますよ。
焼印は作るのが難しそうですが、作り方を知ってみると自分で結構簡単に作ることができます。いろんなデザインや大きさで作って見るととっても楽しいですよ。
キャンプギアだけでなく、自分で作った子どものおもちゃ用など様々なものに使ってみてもいいですね!
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