【焼印の自作方法リューター編:手順一覧】真鍮に写した下書きを見てリューターで削ろう
焼印自作工程1:デザインを決める
私の場合はMIC(自身)の顔にしました。

筆者撮影

自分のロゴが結構難しくて、この選択により後に苦労することに…
焼印自作工程2:真鍮をやすりがけ
購入した真鍮は表面が多少凸凹しているため、そのまま作ってしまうとキレイに押せません。
まずは、真鍮をやすりがけして、表面の凸凹や汚れをとります。
耐水ペーパー600番で、水をつけながら材料表面をきれいにします。たまに目で確認したり手で触ってみたりしながら削ります。

筆者撮影 真鍮をやすりでキレイにします
表面の凸凹がなくなったら準備完了です。

筆者撮影 やすりがけ前後の写真
焼印自作工程3:真鍮に下書き
続いては、真鍮にロゴデザインを下書きします。
ハンコと同じで、真鍮にはロゴデザインを反転して掘るため、反転したロゴデザインを下書きします。
下書きに使うのがトレーシングペーパーです。トレーシングペーパーに一度ロゴデザインを描きます。次に、ロゴデザインを描いた表面をクレヨンで塗りつぶします。

筆者撮影 トレーシングペーパーに写します

筆者撮影 クレヨンで塗りつぶします
次に、トレーシングペーパーを裏返して真鍮に固定し、ロゴデザインを強めになぞります。
するとクレヨンが真鍮に移るのですが…、今回はあまりキレイに移らなかったので、上からペンでなぞりました。

筆者撮影 反対にして鉛筆でこすりつけます

筆者撮影 クレヨンが薄かったので結局マジックで描きました
こちらの下書きをもとに、リューターで削っていきます!
焼印自作工程4:真鍮をリューターで削る
それでは下書きに合わせて真鍮をリューターで削りましょう。
まずは、太いビットでざっくり大枠を削り、次に細いビットで細かい所を削ります。

筆者撮影 まずは周りを削ります
多少深く削らないと、押したときに黒くなってしまうので気合いで頑張って削ります。
削っていくと段々マジックが見えなくなっていくので、なるべくその都度書き直した方が失敗しにくいですよ。
今回選んだロゴは、眼鏡や鼻・ほくろの点の部分を残すのがかなり難しかったです…。
ある程度削れたら、どんな感じか実際に焼印を押してみて確認しましょう。

もう少し削った方がいいのか、これ以上削らなくても大丈夫なのか、を試し打ちをしながら調整するといいですよ。
まだ持ち手がないのでコンロなどで十分熱してから、大きめのペンチやプライヤー・火ばさみなどでしっかり持って、端材などを利用して試し打ちをしてみてくださいね。
この試し打ちで、どのくらい熱すれば良いのか、どのくらい押し付けたらいいのかがわかってくると思います。

筆者撮影 試し打ちしすぎて顔だらけです

リューターで削るのはもう少し簡単なロゴにした方が良さそうです…。
焼印自作工程5:持ち手を付ける
試し打ちで上手くいったら、次に持ち手を付けます。
持ち手は100均(セリア)で購入したバーベキュー串を利用。バーベキュー串をペンチやニッパー、金物ノコギリなどで15cmの大きさに切ります。

筆者撮影 バーベキュー串はこのままだと長すぎるので

筆者撮影 15cm程度にカットします
真鍮を削ったロゴと反対側にマジックで中心を書いて、鉄工用ドリルビット(3mm)で穴を開けます。
真鍮は簡単に穴が開くので、貫通しないように注意しましょう!

筆者撮影 線の交わる所に穴をあけます
串を真鍮にしっかりと差し込んだら完成です!

筆者撮影 【リューター編】完成です!
【焼印の自作方法エッチング編:材料一覧】カッティングシートはホームセンターで切り売り購入可能!
次にエッチングで作る焼印の作り方をご紹介します。
【材料】
- 真鍮ブロック(写真は20×20×150(mm))
- 耐水ペーパー
- カッティングシート(ホームセンターで購入できます)
- エッチング液
- バーベキュー串(100均セリアで購入)

筆者撮影 【エッチング編】必要な材料
▼エッチング液はこちら
▼真鍮ブロックはこちら

カッティングシートはホームセンターで切り売り購入できます。
【焼印の自作方法エッチング編:工具一覧】エッチング液を入れる容器は金属以外のものを用意!
【工具】
- 金切ノコギリ
- カッター
- 電動ドライバー
- 鉄工用ドリルビット(3mm)
- エッチング液を入れる容器(金属以外)
- マスキングテープ

筆者撮影 【エッチング編】必要な工具