最近話題のMYOG(Make Your Own Gear)。MYOGとは、自分のアウトドアギアを自分でつくるという意味です。道具好きなぼくもかねてより、「ギアが自作できればいいな」と思っていました。ではまず何を作ろうか…と考えたとき一番に浮かんだのが「アルコールストーブ」だったのです。そこでこの記事では、失敗に失敗を重ねてアルコールストーブを作成したぼくが、作り方の手順や注意点をご紹介します。

アルミ缶の自作アルコールストーブに点火! 約5分で400mlのお湯を沸かす事に成功!

画像: (筆者撮影:燃焼時の写真)

(筆者撮影:燃焼時の写真)

燃料用アルコール15mlをストーブ内に入れ、チャッカマンで点火。

実際に自作アルコールストーブを使って、400mlのお湯を沸かすのに必要な時間は約5分ほどでした。

画像9: 筆者

筆者

あまりに重いものや鍋底が広いものだと不安定ですので、使用時にはご注意くださいね。

アルミ缶でアルコールストーブを自作するには隙間が大事! 失敗しないコツを仕組みから解説

アルコールストーブを自作するうえでの注意点は以下の2つです。

  • アルミ缶の折り曲げが不十分だと失敗する可能性あり
  • 長く使うのには不向きかもしれない

アルミ缶の折り曲げが不十分だと、失敗する可能性が高いです。

実際にぼくが失敗したアルコールストーブ初号機の形に注目してご覧ください……。

画像16: (筆者撮影)

(筆者撮影)

よく見るとわかるのですが、前作と今作を比較すると、前作は上のアルミ缶と下のアルミ缶に隙間があいていないのがお分かりいただけると思います。

このアルコールストーブは、気化したアルコールが隙間から出て燃焼する仕組みです。そのため折り曲げが不十分だと隙間ができず、うまく燃焼してくれません。

また、今回作成した自作アルコールストーブは一生モノにするには不向きです。

というのも、何度か使用すると塗装が剥げて、アルミ缶上部が熱で変形してしまうため…。

画像10: 筆者

筆者

じゃあ具体的に何回まで使用できるのか?ということになりますが、使い方によって変わることもあり、期間をかけて試してみないとわかりません…。

【長く使うためのポイント】

  • アルミ缶表面の塗装を研磨して製作する
  • 空焚きを最小限にする

などで長期間の使用ができるかもしれませんが、ここは今後の実験課題ですね。

自作アルコールストーブは空き缶で作れる手軽なおすすめDIY! アルミ缶だから軽量・安価で使える

画像17: (筆者撮影)

(筆者撮影)

メーカーが販売しているアルコールストーブを購入して使用するのもいいですが、まず自作して使用感を確認してみるのもおすすめです。

簡単な料理であれば問題なくできますし、なんといっても軽量、安価に使えるのが魅力。

特にウルトラライトなギア好きの方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

▼MYOG(Make Your Own Gear)に挑戦するならこちらの記事もどうぞ!

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