キャンプ好きの中には、キャンプ場で料理をするのを楽しみにしている人も多いですよね。今回はキャンプ料理を楽しむ上で必須アイテムのまな板(カッティングボード)をDIYしました。折りたたみ可能&包丁が収納できる便利なまな板(カッティングボード)の作り方を、写真付きでご説明します。

【まな板DIY】包丁が収納できるまな板の作り方をご紹介! ポイントは引き回し鋸!

【まな板DIY】手順①:まずは材料をカット! なるべく節がない面を使いましょう!

画像: 筆者撮影 ヒノキを長さ36cmに切り出します

筆者撮影
ヒノキを長さ36cmに切り出します

まずは材料であるヒノキを、欲しいまな板の大きさにカットします。収納する包丁の大きさで決めましょう。

横30cm・縦20cmより大きいサイズの方が、使い勝手はいいです。今回は36cm×20cmにしました。

包丁を収納する部分と食材をカットする部分、それを折りたたむので全部で4枚切り出します。

この時に、食材をカットする面を決めておきましょう。

画像3: 筆者

筆者

なるべく節がなくきれいな柾目が出ている面を使用すると、見た目もキレイになりますよ。

【まな板DIY】手順②:包丁の形に板を切り抜き 実際の包丁より大きめに&くぼみも意識♪

続いては、包丁を収納する部分を切り抜きます。

収納する包丁をあてがって、鉛筆などで包丁の形をなぞって、切り取る部分を決めます。

実際の包丁より5mm程度大きめに切り取ると、スムーズに収納できますよ。

画像: 筆者撮影 収納したい包丁の形をなぞります

筆者撮影
収納したい包丁の形をなぞります

包丁の形をなぞったら、ドリルビット(Φ14)を使い、電動ドライバーで穴を開けます。

画像: 筆者撮影 引き回し鋸が入るように穴を開けます

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引き回し鋸が入るように穴を開けます

開けた穴に引き回し鋸をいれて、包丁の曲線を切り出します。

画像: 筆者撮影 引き回し鋸を使って切り抜きます

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引き回し鋸を使って切り抜きます

画像: 筆者撮影 包丁の形に切り抜きました

筆者撮影
包丁の形に切り抜きました

画像: 筆者撮影 試しにいれてみます

筆者撮影
試しにいれてみます

折りたたんだ時に合わさる板の方は、包丁の束の部分だけを切り抜きます。

画像: 筆者撮影 柄の部分だけを切り抜いた様子

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柄の部分だけを切り抜いた様子

柄の部分だけを切り抜く方の板は、2枚の板を合わせて、さっき開けた穴の形を鉛筆でなぞると位置も大きさも合わせやすいです。

また、包丁を取り出しやすいように、柄の部分に少しくぼみを作るといいですよ。

画像: 筆者撮影 柄の部分にくぼみを作ります

筆者撮影
柄の部分にくぼみを作ります

切り抜いたら、バリなどを紙やすりできれいにしましょう。

次にゴム脚の逃げ穴を作ります。

折りたたんだときにゴム脚が穴に入るようにしたいので、穴の位置は板の両側で少しずつずらして開けます。(ドリルビット(Φ14)でOK)

画像: 筆者撮影 ゴム脚の逃げ穴を開けた様子

筆者撮影
ゴム脚の逃げ穴を開けた様子

【まな板DIY】手順③:材料が切れたら接着! ステンレス蝶番で折りたたみ★両面テープで仮止め

穴が開いたら板の接着です。

包丁を収納する板と食材をカットする板を「タイトボンド」で接着します。

画像: 筆者撮影 タイトボンドを塗って接着します

筆者撮影
タイトボンドを塗って接着します

ここでは、接着する面を間違えないように注意してください!

クランプでしっかりと固定して、12時間ほど待ちましょう。

画像: 筆者撮影 クランプでしっかりと固定します

筆者撮影
クランプでしっかりと固定します

画像4: 筆者

筆者

【補足】

タイトボンドを使用する理由は、防水&口に入っても害にならない成分でできているためです。

通常の木工用ボンドやエポキシ接着剤などは、口に入る想定がされていません。

そのため食材&水を使うまな板の接着に使用するのには「タイトボンド」が最適です。

画像: 筆者撮影 貼り合わせた様子

筆者撮影
貼り合わせた様子

続いては、接着して2つになった板を、ステンレス蝶番で折りたたみ可能にします。

ステンレス蝶番をプラスドライバーで取り付けます。

すこしズレやすいので、ビス留めする前に一度両面テープなどで仮止めすると失敗しにくいですよ。

画像: 筆者撮影 ステンレス蝶番を取り付けます

筆者撮影

ステンレス蝶番を取り付けます

画像5: 筆者

筆者

参考にしたスノーピークのマナイタセットは、重なったときに蝶番の厚み分浮かないように、掘り込みされていますが...、電動工具が必要なので今回はあきらめました。

【まな板DIY】手順④:ゴム脚を付ける! 高さを出すために★

ステンレス蝶番で付けたまな板を開いてテーブルに置いてみると、ステンレス蝶番が邪魔になってしまい、ガタガタしています。

このガタガタを解消するには、高さを出すためのゴム脚が必要です。

まな板を折りたたんだときに、ゴム脚をきれいに収納できるようするコツをご紹介します。

ゴム脚の接地面と反対側に両面テープをつけて、収納する穴に入れます。

画像: 筆者撮影 ゴム脚に両面テープつけて穴に入れます

筆者撮影
ゴム脚に両面テープつけて穴に入れます

そして、まな板を折りたたんで開くと、穴の反対側にゴム脚がくっつきます。

画像: 筆者撮影 一度閉じて開けるとゴム脚がくっつきます

筆者撮影
一度閉じて開けるとゴム脚がくっつきます

その位置にビス留めをおこなうと、穴にぴったり収まる位置にゴム脚がつけられますよ。

【まな板DIY】手順⑤:マグネットの取り付け! 100均の強力マグネットを使ってみた

まな板部分ができたら、次は包丁を固定するマグネットをつけます。

今回は100均の強力マグネットを使用しましたが、包丁によっては高さが合わない場合があります。

包丁によってマグネットの厚みなどを見ながら、調節してみてください。

画像: 筆者撮影 包丁固定用のマグネットを取りつけます

筆者撮影
包丁固定用のマグネットを取りつけます

続いてまな板を開いた時にパカパカしてしまうのを防ぐために、側面にマグネットをつけて軽く固定できるようにします。

マグネットは100均の超強力マグネットを使用しました。

ドリルビット(Φ14)で側面に深さ1mm程度の穴を開けて、タイトボンドで接着します。

画像: 筆者撮影 まな板を開いた時に固定できる様にマグネットの穴を開けます

筆者撮影
まな板を開いた時に固定できる様にマグネットの穴を開けます

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

【まな板DIY】手順⑥:最後に仕上げのオリーブオイル塗装! 亜麻仁油・ミツロウワックスもOK!

最後にまな板の仕上げを行います。

これまでの作業で、まな板が汚れたり、ボンドがくっついたりしています。

そこでやすりがけを入念に行い、汚れをしっかりと落としましょう。

そして最後に、オリーブオイルを塗り込みます。亜麻仁油ミツロウワックスでも良いですよ。

今回は、気軽に手に入るオリーブオイルを選びました。

画像: 筆者撮影 オリーブオイルを塗り込みます

筆者撮影
オリーブオイルを塗り込みます

オリーブオイルを塗ることで、木に水が浸透しにくくなり長持ちします。

画像: 筆者撮影 上が塗装前 下が塗装後

筆者撮影
上が塗装前 下が塗装後

画像6: 筆者

筆者

使っていくうちにだんだんと落ちていくため、こまめにメンテナンスを行うとより長く使うことができますよ。

▼完成品はこちら!

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

【まな板DIY】など、キャンプギアをDIYしてみよう! 包丁が収納できるまな板が作れちゃう!

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

今回は、包丁を収納できる折りたたみ可能なまな板をDIYしてみました。

「自分には難しいかも」と思うようなキャンプギアでも、やってみると意外と自分で作れてしまいます。失敗してもそれが愛着につながるので、苦労した分大事に使うようになりますよ。

ただ、こだわり過ぎて逆に高額になってしまうこともあるので、コストパフォーマンスを考えて作ってみてくださいね。

キャンプギアをDIYするならこちらの記事も参考に! 100均活用で自作できるものがたくさん!

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