フリーズドライ食品は「食感」、「持ち運び」、「保存」に優れている!
・作りたての風味や食感をそのまま味わえる
お湯でもどせば、作りたての味わいをほぼ完全に再現できるのが、フリーズドライのすごいところ。風味だけでなく、ビタミン類などの栄養価の変化が少ないのも特徴です。
・かなり軽量・コンパクトで持ち運びに便利
一般的なレトルトカレーと比べ、フリーズドライのカレーの重さは約1/5ほどと、超軽量。サイズもコンパクトなので、バックパックでの登山やテント泊キャンプといったアウトドアシーンに最適です。
・常温で長期保存できる
フリーズドライ食品の賞味期限は1〜3年ほど。常温で保存ができるので、普段の食品備蓄はもちろん、非常食として防災グッズの中に常備しておきたいですね。
・お湯を注ぐだけですぐに食べられる
熱湯を注ぐだけで食べられるのがフリーズドライ食品の最大の利点。お味噌汁などのスープ系なら約10秒、固形食品でも1〜5分ほどですぐに食べられます。
・保存料などの添加物がほぼ必要ない
フリーズドライ加工では真空状態で水分を取り除くので、酵素や微生物の働きが抑制されるため、保存料などの添加物を使わなくても長期保存が可能となります。
フリーズドライ食品は北米キャンパーの間ではマストアイテム
コンビニやスーパーでお味噌汁ブロックといったスープ系の商品を見かけることが多いため、「フリーズドライ=味噌汁・スープ」のイメージが強いかもしれません。
しかし、フリーズドライのポテンシャルはスープ系に留まりません。パスタや肉類といったメインディッシュでも、フリーズドライ食品として出回っているんです。
アメリカやカナダでは、アウトドア専門ショップのキャンプ用食品コーナーに行くと、フリーズドライ食品がずらりと並んでいます。野菜と牛肉のシチューやチリコンカン、パスタなどのメインディッシュから、スクランブルエッグなどの朝食、パイやアイスクリームといったデザートまであるんですよ!
一方、レトルト食品はあまり見かけません。軽量で簡単、美味しいフリーズドライ食品は、北米キャンパーの常識!という感じです。
フリーズドライ食品の「TRAILTOPIA」ビール煮込みチキンシチューを実際に食べてみた。
我が家ではアウトドア向けのフリーズドライ食品を常備しています。何かあった時の非常食としてストックしていますが、「あ〜今日はもう何も作りたくない!」という日のお助け食材としても重宝しています(笑)。
今回は、アメリカのアウトドア食品ブランド「TRAILTOPIA(トレイルトピア)」から出ている「ビール煮込みチキンシチュー」を食べてみたいと思います!
アメリカのフリーズドライ食品は、このように銀色のパウチに入っています。宇宙食みたいだ……。ちなみに、こちらは2人分です。価格は10ドル(約1,080円)くらいでした。
中身はこんな感じ。
乾燥剤を取り出し、熱湯を注ぎます。パウチの上部分についているジップをしっかり閉じ、10分ほど待ちます。
このパウチは底の部分にマチがあるので、単体で自立するようにできているのも優秀なポイント。別容器に移す必要がないので、洗い物も最小限で済みます。
さあ、10分経ちました。パウチを開けてみると……?
ふっくら、完成〜!
乾いている時には何がなんだかわからなかった食材も、お湯を吸うことでしっかりトマトやにんじん、チキン、ショートパスタの姿に戻っています。特にチキンは、鶏肉ならではの筋までしっかりと再現されています。
お皿に盛り付けると、もはやインスタントとは思えない、ちゃんとしたお食事感。
シチューと相性のいいクスクスを合わせていただきましたが、かなりイケる! 野菜やチキン、ショートパスタはそれぞれ食感がしっかり再現されていて、食べごたえ抜群です。