道具と食材の準備 『ラージメスティン』の中身を考える
準備の前に『割り下』について
ある日、スーパーで『割り下』を目にしたとき、「これはとてもキャンプ向きな調味料なのでは?」と思った。なぜなら、料理(特に和食)に必要な調味料がこれ1本に全て入っていたからだ。
持っていく荷物を最小限に減らすことができ、なおかつ美味しい料理が食べられる。
こんなに嬉しいことはないと思い、今回さっそく試してみた。
食材と調味料を準備
まずは今回の主役である『割り下』、そして他に『オイスターソース』と『エビ油』を用意。
暑い日中は、エスニック料理と冷えたビール。肌寒い夜は、温かい和食と日本酒。次の日の朝は、さっぱりとしたご飯もの。イメージとしてはそんな感じで考えている。
ちなみに、調味料ラベルとボトルの色合わせも楽しんでみた。「カラー展開があるからこそ、こういった楽しみ方もできる」と、まわりのオシャレな人たちが最近教えてくれた。
個人的には、水色のボトルを『オイスターソース』の表紙ラベルの水色背景のワンポイントにあわせることができた瞬間が、今回のハイライトだったのだが、、、こういうことなのだろうか?
次に用意した調味料を『fam_mag Summer Issue 2020』付録のネジ式ディスペンサーボトルに移す。
ちゃんと入るか心配していたオイスターソースも、即席でつくったクッキングシートの漏斗で問題なく入れることができた。高さがでた分、重みでうまく落ちたのかもしれない。
中に残った液体も、歯磨き粉を絞り出す容量で上から折りたたんでいけば、残さず最後までボトルに入れることができた。
今回はこの『ねじ式ディスペンサーボトル』も試したいと思い、あえて液体調味料を3種類に絞ってみた。おかげで調味料もかなりコンパクトにまとまった。
『ラージメスティン専用まな板』と『オピネル(OPINEL)#10』を入れても、この通りぴったり収まる。
ちなみにこの『ラージメスティン専用まな板』は、NONIWAの公式オンラインショップ『キャンプと暮らしの雑貨店NONIWA』から購入が可能。
【刃渡り】10cm 【重さ】約71g 【素材】ブレード:ステンレススチール ハンドル:ブナ材
【備考】切れ味がいいコンパクトサイズのナイフ。 【お手入れ】ご使用後は水気をしっかり切り、湿気の少ないところで保管してください。また乾いた後に刃とリングに油をさして保管してください。
【ご注意】刃物ですので、手や指を傷つけないように取り扱いには注意してください。ハンドル部分は天然木ですので、色味や木目など多少の個体差があります。/正当な理由なくこの商品を携帯することは法令により禁止...
レシピ1:『割り下』でつくる ビールのおつまみにもなる『焼きビーフン』
キッチンスペースを整えたら、さっそくお昼ごはんの準備。
ビールを美味しく飲むために、『焼きビーフン』をつくる。
<材料>
・ビーフン・・・70g
・豚こま肉・・・200g
・ピーマン・・・1個
・しいたけ・・・2個
・にんじん・・・1/2個
<調味料>
・エビ油・・・大さじ1
・割り下・・・大さじ1
・オイスターソース・・・大さじ2
・きざみパクチー(チューブ)・・・適量
焼きビーフンの作り方
まずはビーフンを『ラージメスティン』に入る長さに折って、沸騰したお湯で5分間茹でる。
茹でてる間に、ピーマン、しいたけ、にんじんを細かくカットしていく。(大きさは好みでいいが、火が通りやすいよう薄く細かく)
茹で上がったビーフンのお湯をきり、いったん別の容器に移す。
次に『エビ油』で豚こま肉を炒め、肉に火が通ったところで、残りの野菜を加え、『割り下』と『オイスターソース』を入れ、全体が馴染むよう軽く炒める。
最後に茹で上がったビーフンときざみパクチー(チューブ)を入れて、軽く炒めながら混ぜ合わせれば完成。
『S/C LIFEWORKS. センチェルライフワークス』の『トリイテーブル ダークブラン』にも、このねじ式ディスペンサーボトルがジャストフィット。『ラージメスティン』から取り出した後は、ここが定位置となった。
レシピ2:豆腐が美味しい シンプルな『すき焼き』
日中暑くても、夜は冷え込むことも多い5月。夕食は体が温まる『すき焼き』をつくって、日本酒をチビチビと飲みたい。
<材料>
・牛肉・・・180g
・もめん豆腐・・・1丁
・春菊・・・1/2個
・しいたけ・・・2個
<調味料>
・割り下・・・100cc
・牛脂・・・2個
ポイントは牛脂。今回は『エビ油』以外の油は持って来ていないので、油には牛脂を使う。
牛脂はキャンプやバーベキューで積極的に使ってみてほしい。特にステーキ肉でつかうと、風味豊かな仕上がりになる。
すき焼きの作り方
まず、もめん豆腐を牛脂で表面に焼き目がつくまで焼く。表面に焼き目がついたら、いったん別の容器に移す。
さらに牛脂をひいて牛肉を炒める。日が通ったら、残りの細かく切った材料を入れ、割り下を投入し、中火で5分ほど煮込めば完成。
牛肉だけ先に焼いて食べる方法もあるので、そのあたりはお好みで。