今回は、わたしたちが運営する初心者さん向け施設『キャンプ民泊NONIWA』でも、普段からお客様にオススメしているキャンプ入門書をご紹介します。
【本で読むことをおすすめする理由】初心者向けのキャンプ入門書は情報が整理されていてわかりやすい
どうも野あそび夫婦のアオ(夫)です。今回は、わたしたちがオススメする初心者向けキャンプ入門書5選を紹介します!
夫婦でキャンプをやりはじめた当初、ブログやSNSでたくさんのキャンプ情報を集めました。ただ、情報を集めすぎた結果「あれ? 結局どこの情報で何を言ってたっけ?」と頭の中が混乱気味に。。。
そんなとき役に立ったのが、初心者向けに分かりやすく解説された本の存在。本の良いところは、情報が見やすく整理されていて読みやすいところ。また、内容を忘れてしまってもすぐに立ち戻ることができるので、最初の頃はとても重宝しました。
まずは自分にあった本を1冊見つけて、それを何度も読み返すことをおすすめします。
おすすめ1:道具や服装に料理まで まさにキャンプの入門書 イラスト付きで初心者にわかりやすい本
新しいキャンプの教科書(STEP CAMP監修)
まずはじめに、すべてのキャンプ初心者さんにオススメしたいのが『新しいキャンプの教科書』です。
キャンプ未経験の場合、「そもそもキャンプって何が必要なの?」というところからスタートする人も多いはず。
僕もこの本を読むまでは「フリーサイトって何? 無料?」みたいなレベルでしたが、読んでようやくキャンプを具体的にイメージすることができました。
本の内容は、必要最低限な道具・テントサイトのレイアウト・服装の選び方・焚き火のやり方・キャンプ料理の心得など、キャンプ初心者が知りたい情報が網羅的に紹介されています。
これを見ると、なんか情報量が多すぎて読むの大変そう。。。と思われるかもしれませんが、ご安心ください。すべての項目がイラストや写真付きで分かりやすく解説されているので、内容が無理なく頭に入ってきます。
NONIWAのお客様にもこの本を参考にしてご説明することも多く、今のオートキャンプ事情に合った、まさに『新しいキャンプの教科書』です。
おすすめ2:準備〜心得まで1冊にまとまったキャンパーのための辞典 項目別で初心者さんも読みやすい
キャンプ雑学大全2020 実用版(牛田浩一著)
『キャンプ雑学大全2020 実用版』もキャンプ初心者にオススメな入門書です。
著者は、長年アウトドア業界に携わり、「アウトドアの達人」と呼ばれる牛田浩一さん。長年のアウトドア経験に裏付けされた確かな知識やテクニックが、まるで辞書のように隙間なく詰め込まれている一冊です。
本の内容は、準備編〜設営編〜実践編〜心得編〜キャンプの基礎編の項目に分かれていて、初心者でも読みやすいよう工夫されています。
また、1問1答形式のクイズ本のような使い方もできるので、キャンプ場へ向かう車の中で、みんなでクイズを出しあいながら読み進めるのもオススメです。
▼こちらの記事でも紹介しています!▼
この本の最大の魅力は「この知識、次のキャンプで試してみたい!」と思える内容がたくさんあるところ。読むとキャンプ行きたい欲がぐんぐんと高まります。
話はちょっと逸れますが、例えば家族の中でお父さんだけやけに張り切っているけれど、お母さんや子どもたちが乗り気じゃない、みたいなパターンもありますよね(笑)
そんな時は、『キャンプ雑学大全2020 実用版』を見せながら、「これやってみたいでしょ? ほら、アルミホイルと紙コップでご飯が炊けるらしいよ!」みたいな感じで語りかければ、家族のキャンプ欲も高められるはずです。
ただ1点難点があるとすれば、写真やイラストが少ないため、キャンプ未経験の人には具体的なイメージがしにくいところ。
『新しいキャンプの教科書』が骨だとすると『キャンプ雑学大全2020 実用版』はそこに肉付けをしてくれるようなイメージ。ですので、あわせて買うことをオススメします。
おすすめ3:漫画で学べるキャンプ入門 失敗を含めた自身の赤裸々なキャンプ体験が描かれた本
そうだ、キャンプいこう!(こいしゆうか著)
『そうだ、キャンプいこう!』の著者は、キャンプコーディネーターでイラストレーターのこいしゆうかさん。自身の赤裸々なキャンプ体験をもとに、キャンプのはじめかたについて漫画で分かりやすく解説しています。
SNSなどで完成度の高いキャンプサイトの写真を見て、「キャンプってこんなにハードル高いの?」と物怖じしてしまった人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
失敗がある方がむしろ楽しい?
何か新しいことをはじめたときは、誰でもたくさん失敗すると思います。この本では、キャンプの失敗がとてもポジティブに描かれていて、「なんか失敗しても楽しそう! むしろ失敗が楽しいんじゃない?」と思わせてくれるほどです。
たしかに、自然の中で快適で優雅な時間を過ごすのもキャンプの魅力ですが、アクシデントを乗り切った時の達成感もまた大きな魅力です。むしろ思い出として残るのは、後の笑い話となるような失敗談だったりします。
キャンプ界の第一線で活躍されている著者でさえも最初は失敗だらけだったという事実を知れば、自分が失敗することもきっと怖くなくなるはずです。
バックパックひとつから始めるキャンプもある
キャンプは、車がなくてもバックパックひとつで楽しめます。例えば、この本の中でも『成田ゆめ牧場キャンプ場』に電車とバスで向かうエピソードがあり、「身軽なキャンプ旅っていいなぁ」と思わせてくれます。
わたしたちもバックパックひとつで埼玉を出発、新幹線と電車とタクシーを使って和歌山のキャンプ場へ行ったことがあります。車の移動では気づけない町や人の魅力にたくさん出会いました。
キャンプに対してどこか身構えてしまう人は、まずはこの本を読んで肩の力を抜いてみてください。きっとキャンプを身近に感じることができるはずです。