【キャンプマットのお手入れ①】エアマットなどのカビ発生を抑えるためには「乾燥」が鉄則! 使用後は必ず行おう
まず初めに「キャンプマット」についてです。これはスリーピングマットとも呼ばれ通常、寝袋だけでは地面のゴツゴツや冷気、湿気などが直接感触として伝わってくるため、寝袋の下に敷いて緩和するマットのことです。
種類としては大きく分けて「ウレタンマット」「エアマット」「インフレーターマット(インフレータブルマット)」があります。
「ウレタンマット」はウレタン素材でできたもので、ゴシゴシと洗うようなものでもなく、使用後は水拭き⇒陰干し(乾燥)⇒収納といった手順で済みますが、汚れがついて気になるような場合は、洗剤をうすめて布につけ、叩くように汚れを落としてから同じ手順ですればよいでしょう。
しかし、インフレータブルマットやエアマットは、空気を入れて膨らますタイプのため、季節を問わず、内部に湿気やら水分を必ず含んでしまいます。
そのため使用後は必ず乾燥させることが大事なんです。放っておくとカビの発生原因にもなるからです。
次に汚れた場合のメンテナンスとして、筆者が実際に使用しているキャンプマットを使って洗濯方法を紹介します。
【キャンプマットのお手入れ②】洗い方は「手洗い」が基本! モノによっては洗濯機も可
私が愛用しているキャンプマットは5年ほど前に購入した「モンベル」の製品で、2017年頃に大幅改良されているため現在では購入できない旧型の空気注入式タイプになります。
正直言って私自身、「使ったら拭いて⇒乾燥させる!」など使用後の簡単なメンテナンスには気を使ってますが、「洗濯をする」となると、毎回行なうことはありません。あなた自身が「汚れてきたな」と感じたタイミングでも良いかな?とさえ思っています。
前置きが長くなりましたが、本題に移りましょう。キャンプマットの洗い方には2種類の方法があります。
マットのお手入れ1.「洗濯機」を使って洗う方法!
※洗濯表示を確認して個人の責任の上行なってください。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて洗いましょう。洗濯ネットを使用する理由は、空気を入れる樹脂部分が壊れるのを防ぐためです。大雑把なやり方ですが、この方法が1番簡単です。
※マットのサイズや種類によっては、水を含んでしまい重くなりすぎて、洗濯機の故障原因となってしまう場合もあるみたいです。そこで洗濯機で洗う場合も自己責任でお願いします。
マットのお手入れ2.「手洗い」で洗う方法!
私の持っているキャンプマットの場合、素材といいサイズといい…洗濯機でも大丈夫なはずですが、万が一壊れたら困るので私は「手洗い派」です。
洗い方はとても簡単ですので、手順を紹介します。
【キャンプマットの洗い方】
①マットが入る容器に「ぬるま湯」を溜め、「中性洗剤」を入れます。
※容器が無い場合は浴槽に「ぬるま湯」を張って対応してもOK
②キャンプマットを入れ、足で踏み踏みして汚れを浮かせます。
※私の経験上、空気注入口を踏まないように気をつければ、本体となる部分は足で踏むくらいで壊れることはないので、ガンガン踏んでも問題ないはず。
③水が濁ってきたら、汚れが落ちている証拠です。
※ちょっとサボっていたため、結構汚れが溜まっていました。
④水の汚れがなくなるまで、しっかりと「すすぎ」をしてください。
※洗濯ネットに入れて軽くすすぎだけしてもOK。
⑤洗い終わったら完全に乾くまで陰干ししてください。
短時間での天日干しでしたら問題ありませんが、長時間では素材を痛めてしまいマットの寿命が短くなる原因にもなりますのでやめましょう。
【バックパック・リュックのお手入れ】洗い方は基本的に手洗いで! 外せるパーツはすべて外してから
バックパックもメンテナンスとしては、基本的に「手洗い」で洗濯をします。洗濯機を使うと型崩れを起こす要因ともなりますので止めるべきです。
汚れているパーツとしては「本体の底部」や「背面のクッション部分」「腰ベルト」などでしょう。地面に置いた際の泥汚れだけでなく、汗や皮脂汚れなども付着しています。
【バックパックの洗い方】
1.外せるパーツは全て外しておく
2.目立つ汚れを先に洗っておく
※スポンジに中性洗剤をつけて擦る
3.浴槽などにぬるま湯を溜め、中性洗剤を入れる
4.バックパックを入れ、足で踏んで押し洗いをする
※水よりぬるま湯の方が汚れが落ちます
5.汚れが落ちたら、水を取り替えすすぎをする
※水が濁らなくなるまで何度もすすぎます(洗剤が残っていると、劣化の原因にもつながりますので注意)
6.逆さまにして水気を取ります
7.直射日光を避け、陰干ししてください
洗い方は、キャンプマットと同様のやり方になりますので、同じタイミングで順番に洗っておくと、手間が一度で済みますね。