キャンプ用のチェアにも種類があり、ゆったり深く座れる大きめのチェアからコンパクトなチェア、折り畳み式やフレームをバラして組み立てるタイプなど様々です。また、近年ではキャンプスタイルそのものをより地面に近い位置にテーブルやチェアを配置する「ロースタイル」が注目されているなか、チェア選びはこだわりたいところですね。そこで、本記事では人気アウトドアブランドのコールマンとヘリノックスのチェアをピックアップ。選び方からオススメのチェアまで、初心者でも理解できるようにわかりやすくご紹介したいと思います。
【アウトドア用の椅子の選び方】キャンプスタイルに合わせてハイスタイルかロースタイルを決めよう
キャンプチェアを選ぶ際に第一に考えたいのは「キャンプスタイル」をどうするか!…そもそも「キャンプスタイルってなんだ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。大きく分けて3つあります。
- ハイスタイル
- ロースタイル
- お座敷スタイル
要するにテーブルやチェアの組み合わせでスタイルを決めていきます。
高いのがいいのか、低いのかいいのか。それともお座敷のように座るタイプがいいのか、どれが自分がやりたいスタイルなのかを事前に考える必要があります。
1.ハイスタイル
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正確な決まりはありませんが、テーブルの高さ約70cmに対して、チェアの座面までの高さ約45cm前後がハイスタイルと呼ばれています。昔から一般的な自宅の食卓やデスク等の高さとイメージしていただけたらわかりやすいかな?とも思います…。(ちなみに、私はハイスタイル派です!)
2.ロースタイル
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脚を投げ出してゆったり座れ、地面との距離が近いのがロースタイルになります。ヘリノックスチェアの爆発的人気によって、ハイスタイルを超えるんではないか、と思うくらい人気のスタイルですね。
テーブルの高さ約30〜40cm程度(ローテーブル)に対して、座面までの高さ約30cm程度までがロースタイルと言われています。ロースタイルのチェアはコンパクトにまとまるものが多いので、荷物が少なくなるメリットがあります。
3.お座敷スタイル
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地面に直接座る人もいれば、敷物を敷いて座ったりするのがお座敷スタイル。靴を脱いでくつろげたり、寝っ転がってゴロゴロできるというメリットがあります。ベテランキャンパーの中には少なからずいらっしゃいます。
この場合、そもそもチェアを必要としなかったり、購入を検討しても座椅子のようなタイプに絞られます。(地面に座るのが苦手な私には縁のないスタイル)
デメリットとして、地面からの熱が直接肌に伝わってきます。冬季は底冷えが厳しいなど慣れと工夫は必要です。
ご自身の目指す「キャンプスタイル」が決まったところで、次に収納や持ち運びの面を考えてみましょう!
キャンプチェアの多くは「折り畳み式」か「組み立て式」が主流になっており、どちらのタイプが良いということはなく、好みが分かれることとなります。
そこで折り畳み式では「コールマン」を、組み立て式では「ヘリノックス」に焦点を当ておすすめのチェアをご紹介します。
コールマンおすすめチェア1:ハイスタイルのアウトドアチェア 焚き火をしながらリラックスモードに
Coleman(コールマン) ハイバックリラックスチェア
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愛用のコールマン ハイバック リラックスチェア
こちらは、古いタイプのコールマンのハイバックリラックスチェアです。私も愛用していて、背もたれが高く角度もちょうど良いのか、本当に座り心地がいいんです。
座面高44cmとハイスタイルに合うチェアです。食事の時は浅めに座り、焚き火に当たったりする時など、深く座ればリラックスモードでお使いいただけます。
背面には大きめの収納ポケット、そしてドリンクホルダーが2つ付いてるので、片方にはドリンク以外に小物も入れておけます。重量は3.7kgと重くもなく軽くもなく微妙な重さですが、折り畳み式で収納性には優れています。
しかし、現在では在庫している分しか販売されておらず、それに代わるチェアとして以下もおすすめします。
コールマンおすすめチェア2:ドリンクホルダーとフットレスト付き 折りたたみ可能で意外とコンパクト
Coleman(コールマン) イージーリフトチェアST
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重量:約6.7kg
材質:シート/ポリエステル、フレーム/スチール
耐荷重:約80kg
付属品:収納ケース
座面高:約47cm
座面幅:約59cm
こちらは、先述した「ハイバックリラックスチェア」が約78×59×93(H)に対して、約90×71×100(H)とひと回り全体を大きくしたタイプ。
背面の大きな収納ポケットを始め、ドリンクホルダーなどの装備は同じですが、最大の特徴は座面が延長されており、ふくらはぎ部分まで覆われた容姿。これは、フットレストとして使うもので、体重移動によってリクライニングができるためこのような形になっています。
通常はハイスタイルで使用し、リラックスする時は体重移動をすればフットレストが持ち上がり足を伸ばしてゆったりできる仕組みになっています。
折り畳めば24×20×101(H)と見た目に反してコンバクトで収納にも困らないと言えるでしょう。