【鯛めし】は松山・今治&宇和島の2種類ある! 愛媛の郷土料理「鯛めし」レシピを地域ごとに紹介!
「鯛めし」は、四国愛媛県の郷土料理です。
実は「鯛めし」には、以下の2種類あるってご存じでしたか?
- 宇和島鯛めし
- 松山・今治鯛めし
一口に「鯛めし」と言っても、地方によって作り方も見た目も異なるんです。
その違いは、写真付きレシピとともにくわしくお伝えします。
【鯛めし】の作り方が簡単! 愛媛県宇和海の真鯛で郷土料理「鯛めし」を作ろう!
愛媛県の南に位置する宇和海は、黒潮の栄養豊富な海に加え、潮の流れがおだやかなリアス式海岸により魚の養殖にとても適しています。
その中で特に真鯛の養殖が盛んで、生産量は1990年から約30年間日本一の座を守り続けています。
真鯛生産量日本一の愛媛県の郷土料理である「鯛めし」は、家庭で真鯛を美味しく食べられる料理です。
今回は愛媛県の中でも地域によって異なる2種類の「鯛めし」レシピをご紹介します。
【鯛めしレシピ①】松山・今治の郷土料理「鯛めし」の作り方 土鍋を使った真鯛の炊き込み「鯛めし」
まず1つ目のレシピは、松山・今治の「鯛めし」です。
松山・今治の「鯛めし」は、鯛を丸ごと1匹使った鯛の炊き込みごはんです。
「鯛めし」と言えばこちらを想像する方が多いかもしれません。ふっくら炊きあがった真鯛と、お米の相性は抜群です。
では、松山・今治「鯛めし」の作り方をご紹介します。
【材料】
4人分/調理時間約30分
<食材>
- 真鯛の切り身:2切れ
- 米:2合
<調味料>
- 薄口しょうゆ:小さじ1
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 塩:小さじ⅓
- 昆布だし:400cc
<薬味>お好みで
- 大葉
- 三つ葉
- ネギ
- きざみショウガ
【松山・今治の郷土料理「鯛めし」の作り方】土鍋の代わりに「ル・クルーゼ」も使用可能!
1.お米は研いで30分吸水したのち、ザルにあげておきます。
2.真鯛はよく水洗いをしたのち、ペーパーで水気をよく切ります。
1匹丸ごと使用する場合は、ウロコや内臓を取ってお腹の中までしっかりと洗います。スーパーでは下処理をしてくれる所もあるので、そちらを利用するのもいいですね。
この下処理をしておかないと、魚の臭みがごはんに染み出てしまうため、しっかりとおこなってください。
3.塩(分量外)を両面に軽くまぶして、グリルで両面に軽く焦げ目が付くまで焼きます。
完全に火が通っていなくても大丈夫ですが、キチンと焼いたほうが魚の臭みがごはんに移らず美味しくできますよ。
真鯛を焼いている間に、お鍋を用意しておきましょう。
今回は土鍋の代わりに「ル・クルーゼ」を使用しました!
4.土鍋(今回はルクルーゼを使用)に、ザルにあげたお米と、<調味料>薄口しょうゆ・酒・みりん・塩・昆布だしを一緒に入れて軽く混ぜます。
昆布だしは、昆布そのものを入れても市販の顆粒だしでもOKです。
今回使用しているルクルーゼはこちら。
5.土鍋の中に焼いた鯛を加え、蓋をして火にかけます。
強火で沸騰させたら、弱火にして10~15分、最後に10分蒸らしたら炊きあがりです。
6.中の真鯛を取り出し、皮目と骨を取り除いてほぐしたら、お鍋に戻してごはんと一緒に混ぜます。
7.お茶碗によそって薬味の大葉を添えて、完成です!
薬味は大葉の他に三つ葉やネギ、アクセントにきざみショウガなども合います。お好みで作ってみてください。
残った鯛めしは、わさびを添えてお茶漬けとして頂くのもいいですよ。また、土鍋で簡単に作れるので大人数でのキャンプ料理としてもオススメです。
本場の味を簡単に作れる「鯛めしの素」
市販の素を使うと、簡単に本場の味を楽しめます!