ダウンジャケットの洗濯方法② 優しく押すように洗うのがコツ! 洗剤のすすぎ残しに気をつけよう
桶などに水を張り 洗剤を適量入れてよく溶かします

ちなみに、使うのは水です。お湯のほうが汚れを落としやすそうなイメージがありますが、お湯で洗うと、素材の劣化を早める恐れがあります。
今回のダウンジャケットのようにデリケートな衣類を洗う場合、40度以上のお湯は使わないようにしましょう。
ダウンジャケットを軽く畳んで ゆっくりと浸水させます
表面に撥水加工が施されているジャケットの場合、なかなか水が浸透しないことがあります。そんな時は裏返すと洗いやすいです!

ポイントは、優しく押すように洗うこと!
洗濯板を使ったり、生地をゴシゴシと擦り合わせたりすると生地が傷んでしまいます。洗剤を溶かした水がジャケット全体に行き渡るように、浸す→押す→浸す→押す…という作業を繰り返します。私は30回くらいやりました。
押し洗いが終わったら、次はすすぎです。
洗剤がジャケットに残らないよう しっかりとすすぎます

実は私、中性洗剤を「だいたいこれくらいかな」と大雑把に入れてしまったのですが、どうやら多すぎたようです。(笑)なかなかすすぎが終わらず、7回くらい水を換えました。
洗剤の使用量はちゃんと守りましょう・・・!
ダウンジャケットの洗濯方法③ ネジって脱水は生地や羽毛が傷むのでNG! 上手な脱水法方法とは?
ようやくすすぎが終わったら、次は脱水です。ついつい雑巾のようにギュッとねじって絞りたくなるところですが、それはNG!

生地や中の羽毛を傷めないように、優しく押すようにして水気を切ります。ただ、手での押し脱水だけではなかなか水が抜けないんですよね。水がポタポタ滴り落ちているような状態だと、乾燥させるのにも時間がかかってしまうので厄介です。
ということで、ちょっと裏技を使います。
さらに大きめのタオルでくるくる巻いて脱水!

バスタオルなど、乾いた大きめのタオルの上にジャケットを広げて、端からキツめにくるくると巻きます。タオルが余分な水気を吸い取ってくれるので、乾かしやすくなります!
または、洗濯機を使ってごく短い時間で脱水します。
タグには「家庭用洗濯機・脱水機のご使用は避けてください」とあるので自己責任にはなりますが、洗濯ネットに入れて30秒ほどの短時間脱水なら特に問題なく仕上がります。
直射日光の当たらない日陰で平干し
脱水が終わったら、直射日光の当たらない日陰で平干しします。ハンガーにかけたりピンチで吊るしたりするのはNGです。
中の羽毛が固まっていることがあるので、手でパンパンと挟むように叩いたり揉んだりして、羽毛をほぐしてから干します!
折りたたみの平干しネットは使いやすいのでおすすめ。
Lot's 折りたたみ ワイド 3段 平干しネット

季節や天気、またジャケット本体の厚みや詰め物の量によっては、完全に乾くまでに1~2日かかる場合があります。(今回洗ったダウンジャケットは薄手なので、半日ほどで乾きました)

ちゃんと乾いていたとは思うのですが、念のため、室内でさらに一晩干しておきました。
(もともと薄手のジャケットなのでわかりにくいですが)水洗いしてもふんわり感を損なうことなく、ほぼ元通りの状態に仕上がりました。
綺麗になったダウンジャケットは洗剤の香りがふんわりと漂っていて、来年も気持ちよく着ることができそうです。

ダウンジャケットの自宅での洗濯は意外と簡単! クリーニング費用が節約でき、愛着も湧いておすすめ!
やってみれば意外と簡単だったダウンジャケットのお洗濯。難しそうだなと思っていましたが、洗濯表示さえキチンと確認すれば誰にでもできる作業ばかりでした。
自宅で衣類を手洗いするという行為は、やっぱり手間はかかりますし、面倒に感じる人も多いでしょう。でも、メリットもあると私は思います!

それはただ、クリーニング代が浮いてラッキーというような金銭的なことだけではありません。
少なくとも私は今回、自分の手でジャケットを洗ってみたことで、「これからも大切に着てあげよう」という、いわば【モノを大切する気持ち】が自分の中に生まれたように思います。
キレイになったダウンジャケット、また来シーズンに袖を通すのが楽しみです♪