メスティンは万能調理器具! ご飯を炊くだけじゃない しゅうまいやパスタなど何でも作ることができる
キャンプで使う調理アイテムは、ダッチオーブンやスキレットなど、いろいろあります。
どれも役に立つアイテムですが、多くのキャンパーが愛用する「メスティン」もおすすめなんです。
なぜ「メスティン」が多くのキャンパーに愛され、高く評価されているのでしょうか?
メスティンがどんなキャンプギアなのかも含めて、魅力について迫ります。
メスティンはしゅうまいやパスタも作れるキャンプギア
一般的には「飯ごう」の用途で使われるメスティン。
実は、ご飯を炊くだけでなく、蒸し料理から揚げ料理まで簡単に作れる万能ギアです。
専用の料理本が発売されるほど、いろいろなレシピが作れます。
素材はアルミ製で、熱伝導率が高いのが特徴。
使わないときはパーツをバラバラに分解できるため、収納も楽々です。ダッチオーブンやスキレットよりもコンパクトに収納できるのがポイント。
サイズは標準とラージの2種類あります。こちらは標準的なサイズ。
ラージサイズはこちら。
1人分の料理を作るのにちょうど良い! ソロキャンプにもおすすめ
メスティンは、1人分のキャンプ飯を手軽に作れるのも大きな魅力。
バターをひいて野菜やお肉を炒めたり、パスタを茹でたりと、作れるレシピはご飯だけにとどまりません。
そのため、荷物を減らしたいソロキャンプや、バイクキャンプでも使い勝手の良いアイテムなんです。
そんなメスティンを使って、今回は蒸し料理の「しゅうまい」に挑戦してみました。
…と、レシピ紹介に行く前に!
メスティンの簡単レシピに挑戦する前にやっておくことを伝授! 蓋や容器のバリ取りをしておくことが◎
実は、メスティンは料理を作る前にバリ取りする必要があります。その手順を紹介しますね。メスティンの簡単レシピに挑戦する前にやっておくこと! 蓋や容器のバリ取りをしておこう
トランギアのメスティンは、使用する前にバリ取りをしておきましょう。
というのも、購入したばかりのメスティンの蓋や容器のフチは、綺麗に整えられていない鋭利な状態。このまま口をつけたり、手でうっかり触ったりしたら危ないです。
そのため、やすりでフチをなめらかに整える必要があります。
バリ取りの仕方は簡単です。
まず用意するものは、粗目のやすりと細目のやすり。
粗目のほうが削りが早いため、最初に粗目のやすりを使ってやすりがけします。
続いて、細目のやすりでなめらかに整えたら、バリ取りの完了です。
手で触ってみて気になるところがなければ大丈夫。ただし、やりすぎると形が変わってしまうため注意してください。
ちなみに、スキレットでも行うシーズニングについては、気になる人はやるとよさそうです(今回はシーズニングせずに使ってみましたが、使用してみて特に問題ありませんでした)。
シーズニングのやり方は、メスティンが入る大きさの鍋に米の研ぎ汁を入れて(容器全体が浸るくらいの量)15~30分煮沸させます。煮沸後、米の研ぎ汁のぬるぬるだけ水で軽く落としたら完了です。
ハピキャンのこちらの記事も参考にしてみてください。
料理を作るまでの準備ができたら、いよいよ簡単メスティンレシピに挑戦。
今回はしゅうまいをメスティンで蒸していきます。
【メスティン簡単蒸し料理レシピ】しゅうまい作りに挑戦! シンデレラフィットの網を使うのがポイント
今回わたしが使用したメスティンはこちら。標準サイズです。
メスティンで蒸し料理をするときは、ひと手間加える必要があります。
一般的な蒸し器だと、水を入れる下段と蒸したい料理を置く上段に分けて作られていますよね。
そのため、メスティンの中に網を入れて、一般的な蒸し器のような仕組みを作らなければいけません。
まずは、そのために必要なものと、手順をご紹介します!
メスティンで蒸し料理を作るには「長バット網」が使える
この長バット網の18cmはメスティンにピッタリサイズで、蒸し料理に活用できます。
メスティンに長バット網を入れたら、蒸し器のようにこの網のところまで水を入れて、クッキングシートを敷き、その上にしゅうまいを置いてください。
くわしくはこの後、写真付きでご説明します!
下準備として、クッキングシートが容器に入るようサイズを合わせて用意しておくといいでしょう。
メスティンでしゅうまいを蒸す方法
クッキングシートの用意ができたら、早速調理開始です。
【材料(1人分)】
- 市販のしゅうまい:適量
- 水:適量
【道具】
- 長バット網(18cm)
- クッキングシート
- ガスコンロやバーナー
- バーナーパッド
【作り方】
1. ガスコンロやバーナーの上にバーナーパットを敷き、網を入れたメスティンを火にかけ、網の高さまで水を入れて沸騰させます。
※ガスコンロやバーナーによっては、バーナーパット不要or使用不可なものもあるので、説明書を必ず確認しましょう。
2. 沸騰したら、クッキングシートを網の上に敷き、しゅうまいを入れて蓋をしてください。
しゅうまいを入れるときは、くっつかないように隣と少し隙間を開けて置きましょう。
時間は、しゅうまいのパッケージに書かれている加熱時間を参考に蒸します。今回は中火で5分蒸しました。
火が通ってしゅうまいが柔らかくなったら出来上がりです。蓋を開けるときは、容器全体が熱くなっているため素手で触らないよう注意してください。
蒸し器で作ったときと同じように、ふっくらと蒸すことができました。
しゅうまいのほかにも、小籠包やあんまんなど、容器に入る大きさのものなら簡単に蒸すことができます。