ウィービングとは?
みなさんは「ウィービング」という言葉を聞いたことはありますか?ウィービングとは、海外で流行っている織り物の技法のことで、日本でいう「はた織り」に近いイメージです。
はた織りと聞くと、日本昔話の「鶴の恩返し」に出てくるような織り物のイメージがあるかと思います。今回はダンボールを使って簡単な織り機を作って織り込んでいくので、とても簡単に作ることができます。
ダンボールでウィービング用織り機を作ってみよう
まずは、ウィービングをする為の「織り機」を作っていきます。ウィービングには一般的には木枠の織り機を使いますが、ダンボールやポール紙などの厚紙を使って自作することも可能です。今回はダンボールを使ってオリジナルの織り機を作っていきます。
【ダンボールの織り機を作るのに用意するもの】
- ダンボールなどの厚紙(大きさに合わせた織り物が完成しますのでどんなサイズでもOKです)
- 定規とはさみ
まずは、ダンボールの左右を1cmずつ測り、ボールペンなどでチェックしておきます。
チェックした場所に、はさみで切り込みを1センチほど入れます。
左右どちらにも切り込みをいれます。これで織り機は完成です!
初心者でも簡単!ウィービングの織り方
続いて、ウィービングの織り方をご紹介していきます。
経糸(たていと)を織り機に巻き付ける
まずは織り機に経糸を巻き付けていきます。
【用意するもの】
- 毛糸や麻ひもなど
- マスキングテープ
- はさみ
経糸のはじまりが動かないように、マスキングテープで留めます。
一番ふちの切り込みから順に、左の切り込み→右の切り込みと均等に、織り機の周りをくるくると巻いていきます。最後の切り込みまで、糸を巻き付けたら、経糸の完成です。糸の最後の部分は、切り込みで留めてカットしてください。
緯糸(よこいと)を織り込んでいく
経糸の準備ができたら、よこ糸を織り込んでいきます。
【ウィービングに必要な材料】
- 毛糸や麻ひもなど
- はさみ
- ヘアピンや針金など
よこ糸は、経糸の中を通していきます。ひもを通すことは、指でもできますが、ヘアピンや写真のような針金を丸めた簡易的な針を使用しても、OKです。
今回は、簡単な「平織り」で織り込んでいきます。まず1段目は、経糸の右から「経糸の上→経糸の下」と一本ずつよこ糸を通していってください。左まで抜けたら、1段目の最後とは逆で2段目を左からはじめてください。
(例えば、1段目の最後が「経糸の上」で終わったら、左から始まる2段目は「経糸の下」から順にはじめるということです)これを何段か繰り返していきます。
次に、これまでの糸とは違う素材を入れていきます。色々な太さや素材の違う毛糸を組み合わせることで、ボリュームが出たりオリジナルのテイストが出来上がるのでおすすめです!異なる素材は一段が終わったタイミングで入れていきます。
よこ糸の作業を続けていくと、このようなマット状のものになっていきます。
最後に左右をカットして、タッセルをつけたら完成です。
このような感じで、キャンプでのランチョンマットやラグなどが作れます。説明だとわかりにくいという方は、動画でもご紹介してますので、ぜひご覧ください!
【ウィービングの詳しい作り方はこちら】
ウィービングで様々なキャンプアイテムを作ってみよう!
「織り物は難しいかも…」と思っている方でも、ダンボールの織り機があればすぐに作ることができるので、不器用と思われている方にもウィービングはおすすめです。最初はやり方がわからないと戸惑うかもしれませんが、覚えてしまうと様々なアレンジができるので、ぜひ楽しんでキャンプ用のコースターやマットなどを作ってみてくださいね!
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