超軽量の山岳テント『Zpacks』をご存知ですか? 2人用テントで約550gという驚きの軽さで、シンプル&スタイリッシュ。パーツが少ないので設営が簡単で、キャンプ初心者にもおすすめ。日本ではほとんど見かけないレア感も良し! そんなZpacksの2人用テント『Duplex Tent』の特徴と設営の仕方をご紹介します。

【Zpacks】のテント&キャンプギアが頑丈&軽量! 初心者にピッタリのアメリカ発の海外メーカー!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

Zpacks(英語ではズィーパックスと読みます)は、アメリカ合衆国フロリダ州の超軽量アウトドアブランド。ジョー、マット、バズという3人の登山家が、縦走登山キャンプに向けてテントやバックパックを自作したところ、山で出会った多くのキャンパーたちから「欲しい!」と言われたことからスタートしました。

最大の特徴は、超ウルトラライトな素材「ダイニーマ・コンポジット・ファブリック(旧キューベンファイバー)」。もとは競技用ボートのセイルとして開発された素材で、100%の防水性を誇ります。キャンプの軽量ギアによく使われるシルナイロンよりも軽く、ボディーアーマー(防弾チョッキ)に用いられるほどの強度があるという、まさに無双なマテリアル。

……と、スペックだけ聞くとプロ仕様すぎておののきますが、シンプルに「超軽量=持ち運びがラク」「頑丈=雑に扱ってOK」ぐらいに考えてください。だからこそ、取り扱いが簡単で、キャンプ初心者や女子キャンパーにもおすすめなのです。

Zpacksの公式サイトはこちら

【Zpacks製テント】軽量&設営も簡単! Zpacks製「Duplex Tent」のおすすめポイントは?

さて、今回ご紹介したいのが、超軽量素材を使ったZpacksの代表的な2人用テント「Duplex Tent(デュプレックス・テント)」です。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

画像1: 【Zpacks製テント】「Duplex Tent」の特徴と設営の手順を徹底レビュー! 軽量&頑丈で設営も簡単!
Duplex Tent
The most used two person ultralight tent on the AT and the PCT. The Duplex has proven itself to be the go to shelter for long distance hikers around the world. Free shipping for US orders over $100

商品スペック

重さ:550g
人数:2人用
カラー展開:ブルー、カモ、オリーブドラブ、スプルースグリーン
価格:599米ドル

https://zpacks.com/products/duplex-tent  (Zパックス英語サイト)

販売は基本的にZpacksの公式ウェブサイトのみなのですが、海外発送を行っているので、日本からもオーダー可能です。

ちなみにこちらのテント、サイトでの商品レビューが127件あり、平均5つ星という驚きの高評価。長文コメントが多く、購入者の熱量が伝わってきます。私もこのテントの愛用者なので、わかります、語りたくなる気持ち。

筆者が愛用するZパックス「Duplex Tent(デュプレックス・テント)」の推しポイントを、以下に整理いたします!

【Zpacks製テント】おすすめポイント①軽量 不安になるほどのエアリーな軽さ!

550gと、とにかく軽い。一般的な2人用テントは2kgほどなので、その4分の1しかありません。ヤングジャンプ1冊(約600g)より軽いです。

【Zpacks製テント】おすすめポイント②デザイン性 見た目がスタイリッシュでオシャレ!

余計なパーツを排除し、必要最小限だけを残した、超シンプルなデザイン。ダイニーマの素材に独特なサイバー感があるので、シンプルながらも存在感があります。これが、海外のミニマリスト達に支持される理由です。キャンプ場で視線を集めること間違いなし!

【Zpacks製テント】おすすめポイント③ミニマリズムの極み シンプルで設営が簡単・スピーディ!

テントに必須と思われているポールがありません(!)。なので、蛇腹に折ったポールをつなげて、所定位置に差し込んで……という面倒くさい作業が不要で、設営が簡単かつスピーディ。また、テントの下に敷くグランドシートもいりません。必要なのはテント本体のみという単純明快さ。これぞミニマリズムの極み!

【Zpacks製テント】おすすめポイント④頑丈&耐久性 ラフに扱っても壊れない! 修復キットつき

素材は向こうが透けるほど薄いのですが、かなり頑丈です。私は実際にキャンプ場や山の中など様々な環境下でこのテントを使用していますが、傷すらついていません。ちなみにテントには万が一破れた時のために修復キットが付いてきます。

画像: 筆者撮影 透けるほどの薄さ。なのに雑に扱っても破れない!

筆者撮影 透けるほどの薄さ。なのに雑に扱っても破れない!

【Zpacks製テント】おすすめポイント⑤防水性抜群 扱いが簡単で手入れいらず!

防水加工を施したテントの場合、しっかり乾かさないまま袋にしまったり、高温多湿な夏の時期に密閉しておくと、コーティングが変質してベタベタしたり、臭くなったりします。ところがこのテントは素材自体が100%防水なので、手入れがいらず、扱いが簡単。また、何度も使ううちに防水性が薄れるといったこともありません。

【Zpacks製テント】は手軽に設営! 別売りのペグと登山ストックで「Duplex Tent」が設営◎

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

こちらが袋に入った状態。袋の素材も超軽量素材ダイニーマ・コンポジット・ファブリックです。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

中身を広げると、こんな感じ。ペグは別売りです。Zpacksでは超軽量なペグ各種を販売しているので、軽さにこだわるならばおすすめ。他社のペグももちろん使えます。

【おすすめペグ】エリッゼ 鍛造ペグ 

画像2: 【Zpacks製テント】「Duplex Tent」の特徴と設営の手順を徹底レビュー! 軽量&頑丈で設営も簡単!
エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm カチオン電着塗装 8本セット MK-280K MADE IN JAPAN
素材の丸い鋼材を約1100℃になるまで真っ赤に熱し、約1トンという強力な力で一気に断面を楕円形に潰した鍛造ペグ。熱した鋼材に強力な圧力を加えることによって、優れた強度を持つペグが完成します。
通常の丸棒のペグは地中でペグがクルクルと回り使い勝手が悪いですが、楕円のペグは、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、地中でクルクルと回る事なく、ガッチリと固定します。
またロープの引っ張り方向は材料が厚めに設計されておりますので、強靭に耐えるようにされております。
ロープが触れる箇所は、バリでロープが切れる事がないようにトリミングしており、細心の注意を計っています。
塗装は防錆性能に優れ、...
¥2,904
2021-06-25 11:12

では、このテントの超簡単な設営方法をご紹介します!

【Zpacks製テント】設営手順①テント本体を地面に広げて置く ストラップを伸ばしておく!

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

まず、キャンプ場の設営したい場所にテントを広げます。四隅にストラップがあるので、これらを対角線上に伸ばして置きます。(矢印はストラップがある場所。計8本あります)

【Zpacks製テント】設営手順②ペグを地面に打ち、ストラップを固定する じんわり踏むのがコツ

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

ストラップの先端にペグを通し、地面に差し込みます。ペグは地面に対して斜めに打つのがポイントです。

柔らかい土地ならば手で簡単に差し込めますが、固い場合は足で踏みます。この際、じんわり踏むのがコツ。なかなか地面に入っていかない場合は、地中の石などに当たっている可能性があるので、位置をずらして再度トライしてください。

【Zpacks製テント】設営手順③登山ストックを立てる ポールの代わりに使用!

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

突然ですが、ここで登山ストックを使います。じつはZパックスのテントは、山岳キャンプ用にギリギリまで軽量化されているので、ポールを使用しない代わりに登山で使用するストックを支柱にして設営するようデザインされているのです。

ちなみにメーカーの公式サイトではFreestanding Flex Kitという付属品が販売されています。これを使えば支柱なしでテントが自立します。重さも290gしかないので、テント本体と合わせても840g。一般的な2人用テント2kgの半分以下の重さです。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

ストックをテントの両サイドに立てます。スナップや紐などでテントに固定する必要はありません。

【Zpacks製テント】設営手順④ストラップ・テントの張りを調節! 

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

ストックにかぶせた頂上部分から出ているストラップを、ペグで地面に固定します。

両サイドのストック設置とストラップの固定ができたら、テント前後のストラップをペグで地面に固定します。(これで計8本のストラップをペグで固定したことになります)

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

ストラップを調節して……。

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

完成です!!

袋から取り出してテント設営完了まで、写真を撮りながらやっても、およそ5分しかかかっていません。 片付ける時は、ペグを地面から抜いてストックを外し、ぐるぐる丸めるだけなので、1〜2分で袋詰めまで完了できます。

空気のように軽いので、か弱い女子でも設営が簡単!

ストックだけでバランスを取るのが難しそうに思うかもしれませんが、技術は必要なく、ただ立てるだけで簡単にバランスが取れます。風で吹き飛ぶ心配もありません。

This article is a sponsored article by
''.