【DIYの材料・道具】吊るし焚き火台をラクにDIYするには? 面倒な金属加工は最低限に抑え流のが◎
一般的に焚き火台と言えば、薪を置く受け皿(火床)に脚が付いているものが多いですね。一部メーカーではトライポッド(三脚)を利用して焚き火ができるものもありますが、全てをDIYしたくなり頭をひねってひねって思いついたのが吊るし型の焚き火台。
キャンプ場は直火禁止の場所が多いため、火床を(焚き火台の)脚で地面から離すのではなく、吊るして地面から離してみようという発想です。
また焚き火台を作るとなると、どうしても避けられないのが金属加工が必要になってくること。これがなにかと大変で労力がかかりすぎるため、今回はいかにラクに作るかを念頭に置いて挑戦しました。
必要な材料
《材料》
・2mmのステンレス丸棒(長さ1m)
・ステンレスメッシュ
・ハトメ
・ステンレスの針金
・パラコード
・ペグ
・Y字の枝2本(拾ってきたもの)
必要な道具
・金切りノコギリ(丸棒を切断)
・ハトメパンチ(5mmのもの)
・棒を曲げる治具(自作)
・カネ定規
・金切りはさみ(ステンレスメッシュを切る)
・錐(きり)(ステンレスメッシュにハトメをつけるための穴を開ける)
・ペンチ
材料と使用する道具を紹介しましたが、いよいよ工程に移ります!
【DIYの手順1】火床を吊るすための金具(ステイ)を作ろう! 簡単な治具でステンレス丸棒を曲げれば簡単
まずは丸棒を金切りノコギリで半分に切断して500mmの長さのものを2本にします。金切ノコギリはSK11というメーカーのアルミダイカスト製金切鋸に同メーカーのステンレス用の刃をセットしたものです。
次に丸棒を曲げて吊るすための形をつくっていきます。ステンレスは手で曲げるのは難しいため、道具を使います。
穴のあいた金属板とボルトとナットで作った簡単な治具を作りました。(ホームセンターで購入)
丸棒をボルトの間に挟んで、自作治具を握り手前に曲げていきます。
山の部分が吊るす時の頂点になります。内側に曲がったところに火床を引っ掛けます。
【DIYの手順2】 火床のためにステンレスメッシュを加工しよう! 端を切ったあとは折り込んで安全を確保
火床にはステンレスメッシュを使います。ステンレスメッシュを使う理由としては加工が簡単であること・軽量なこと・吊るして焚き火をしたときに火が透けて見えるという利点から選択。
ステンレスメッシュを使用するサイズに切ります。今回はサイズを350mm × 480mmにしました。短辺の方が火床の長さになります。
ステンレスメッシュは切りっぱなしだと端で手を切ってしまうので端を内側に折り込みます。
折る時はあらかじめ折り線を引いておき、カネ定規などでしっかり押さえるときれいに折ることができます。我が家では子どもが触る可能性があるので、2回折り返して安全に注意しておきます。
つぎに火床となるステンレスメッシュに、金具を掛けるためのハトメを取り付けます。購入したのは安価なハトメパンチです。
錐(キリ)でステンレスメッシュの端から1cmのところに穴を空け、そこにハトメパンチを使ってハトメをつけました。