撥水は濡れにくいだけなので不十分! 防水の靴を買うならゴアテックスorオムニテック素材を選ぼう
撥水だけでは不十分!?︎ アウトドアでの雨対策に必要な防水機能
撥水とは生地の表面を水が転がり落ちる状態のことです。生地自体が撥水性能を持っているわけではなく、生地の上から撥水コーティング加工が施されています。撥水コーティングされている靴は、多少の雨ならば生地の内側への侵入は防げますが、あくまでも「濡れにくい」というだけですので、限界を超えると水は侵入してきます。大きな水たまりや豪雨、雨天時の長時間の活動の際に履く靴は、撥水加工だけでは心もとないですよね。
一方で、生地の裏側まで水を通さずに侵入を防ぐのが「防水」です。防水フィルム加工が施されているものや、ゴムなど水を通さない素材が使われているものがあります。
防水シューズを選ぶなら、GORE-TEX(R)&オムニテックが使われたものを探そう!
高い防水機能を誇る素材として強い支持を集めているのが、GORE-TEX(R)です。GORE-TEX(R)が採用されている商品の多くは、撥水性のある表地と、防水・防風・透湿機能のある中地(ゴアテックスメンブレン)、吸湿性のある裏地の3層構造になっています。水の侵入を防ぎながら、身体から発する水蒸気は通してくれるので、防水製品にありがちな蒸れが起こりにくくなっています。GORE-TEX(R)を採用するには、厳しい審査をクリアしなければならず、採用製品の価格も高め。とはいえ、天候に左右されずアウトドアを楽しみたい人にはぴったりです。
一方メーカーが独自に開発した防水機能もあります。コロンビアのオムニテックがまさにそれで、GORE-TEX(R)同様に外部からの水の侵入を防ぎ、激しい運動をしても透湿性があるためムレを最小限に。こちらは、値段も比較的安価ですので、気軽に試せます。
それでは、これらの防水機能を備えたおすすめの防水シューズを6つ、ご紹介します!
メレル製のアウトドアシューズは、ゴアテックス採用で防水性も抜群! グリップ力も高くキャンプ向き
1.MERRELL(メレル)トレッキングシューズ カメレオン7ストーム
表面がメッシュなので、一見防水シューズには見えないかもしれませんが、GORE-TEX(R)搭載の防水アウトドアシューズです。メレル独自のフットプレート「FLEX PLATE」をアウトソールに搭載することで、軽量化と安定性を実現。つま先からかかと部分にかけて、硬いTPU素材のプレートが入っているので、岩などの障害物から足を保護し、またひねりにも強い素材であるため、靴がねじれにくい設計になっています。
丈夫なアウトドアシューズが欲しい方におすすめ
カラーバリエーションも豊富で、鮮やかなイエローからシックなブラックなど個性の演出にも最適です。幅が広めに作られているので、甲幅がある人にも履きやすくなっています。丈夫なアウトドアシューズが欲しいけれど、重いのは嫌だという人におすすめ。
メレルのジャングルモックはスリッポンタイプで着脱しやすい ソールは悪路に強くアウトドアにおすすめ
2. MERRELL(メレル)ジャングルモックゴアテックス
約20年前に発売され、今も世界中で支持を集めているメレルのジャングルモックシリーズ。累計販売数1700万足を誇る(2018年MERRELL調べ)人気シリーズなんです。中でもGORE-TEX(R)を採用したモデルは、防水性と透湿性を両立。ソールは濡れた路面や悪路に強く、高いグリップ力と耐久性を誇ります。スリッポン型なので靴紐を緩めたり結んだりする手間がなく、気軽に履けますよ。
表面はなめらかで質感の良いヌバックレザーが使われており、見た目の高級感も抜群。また内部にはメレル独自のテクノロジーであるM SELECT FRESHを採用。ニオイの原因となる微生物の繁殖を防いでくれるので、ニオイにくくなっているのも嬉しいですね。
人によっては開口がやや狭く感じるかもしれませんが、しばらく履いているとゴムの部分が伸びてなじんできます。もし、狭さを感じた場合、購入後すぐは短めの距離を歩くときに使用するなどして、足になじませてからアウトドア時に履きましょう。