ちょっとしたお出かけに最適! ミニベロはタイヤが20インチ以下の自転車
ミニベロ(mini vélo)はフランス語で「小さな自転車」という意味。その名の通り、タイヤのサイズが20インチ以下の自転車をミニベロと呼びます。
小回りがきいてデザイン性が高い
その最大の利点は小回りがきくところ。小さなタイヤのミニベロは、小刻みに曲がったり、頻繁にストップしたりスタートしたりする運転に向いています。つまり、一般的には人通りの多い街中や信号の多い道路を走るのに適しているというわけです。ちょっとしたお出かけに乗っていきたい自転車ですね。アウトドアを楽しむときにミニベロを車に積んでいけば、サクッと周辺のサイクリングもできちゃいます。
また、おしゃれな見た目も特徴的。ユニークなデザインやカラーが多く、そんな自転車で出かけたら毎日が楽しくなりそうです。ミニベロは機能性だけでなく、高いデザイン性も兼ね備えた自転車といえます。
長距離走よりも気軽なサイクリングに向いている
デメリットはタイヤ自体の推進力が乏しいので、長距離走行に向いていない点にあります。がっつり長距離走に使いたいならロードバイクやクロスバイクを選びましょう。またタイヤが小さいため段差に弱く、衝撃がハンドルに伝わりやすいというネガティブポイントもありますが、気軽なサイクリング程度にはまったく支障はありません。目的に合わせて検討してみてくださいね。
この記事ではアウトドアシーンでも活躍する初心者向けのミニベロをご紹介。おしゃれなミニベロでお出かけしてみましょう。
カラーリングがおしゃれで機能性もばっちり 10速ギア搭載のミニベロ
1. ビアンキ(Bianchi) Minivelo FLAT10(ミニベロ フラット10)
ビアンキを象徴するカラー「チェレステ」は「天空」や「青空」を意味しており、多くのファンに愛され続けています。イタリアの空をイメージしたこのカラーリングは、少しずつ色合いを変化させているので、自分の好きな「チェレステ」カラーを探すのは楽しいはず。
性能面は、10速ギアが搭載されているため坂道や発進がスムーズ。現存する自転車ブランドの中で最も歴史があるといわれるブランドであり、プロチームもサポートしているだけに、その技術力には安心感があります。
デザインの素晴らしさと走行性能は確かなので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ビアンキのミニベロが気になった方は、こちらの記事もぜひ。
軽くて、ロードバイクのような走行機能! ハンドルが折りたためるミニベロ
2.ジャイアント(GIANT)IDIOM 2
IDIOM2はジャイアントの人気商品のひとつです。その特徴は走行性能の高さ。走行性と安定性をバランスする28mm幅のタイヤが採用されており、ミニベロの弱点である脆弱なクッション性も緩和してくれます。
また、20インチと一般的なミニベロと同じサイズのタイヤですが、451規格のものを使っているのも走行性能が高いと言える理由のひとつ。20インチタイヤには直径の小さい406規格のタイヤと大きい451規格の2種類があり、世に出回っているミニベロの多くは前者が採用されています。直径が小さい406規格は走り出しが軽く停車もスムーズに行えるため信号待ちがある街乗りには適している一方で、走行速度を保ちづらくなっています。大きい451規格はスピードが乗りやすく長距離に向いているタイヤですが、406規格に比べると走り出しはやや重くなります。そのため、451規格が採用されているIDIOM2は、ロードバイクの走行性能に近づいたミニベロというイメージです。
また、軽い車体も魅力のひとつ。9.5kgという軽さによって発進時や坂道の走行を楽にしてくれます。シティサイクルはもちろん、少し遠出のサイクリングでも疲れにくい設計です。
ハンドル部分の折りたたみが可能なところもポイント。キャンプや旅行など、車で自転車を持ち運ぶ場合に、ハンドルが邪魔にならずにすみます。ロードバイクやクロスバイクが好きだという方はぜひ、ジャイアントIDIOM2の購入を検討してみてください。