雨の日は子供たちの遊びが制限される テントやタープの設営を工夫して大人が遊びのエスコートしよう
雨の日には子供たちの遊びが制限されてしまうため、大人が遊びのエスコートしてあげると子供たちは喜びます。また、テントやタープの設営方法を工夫して、快適な空間を確保してあげる必要があります。晴れた日とは違って雨の日ならではのテクニックが求められるので、ご自身のスキルアップや子供たちにも考える力を与えるチャンスです。
雨の日はテントやタープの中で過ごすことが多い パーティーゲームやカードゲームをするのがおすすめ
晴れていればキャンプ場内を散歩したり、 ブランコやアスレチックなどの遊具でお友達を作りながら遊んでくれますが、雨の日の場合にはテントやタープの中で過ごすことが多くなります。そのため、大人が子供たちの遊び道具を準備してあげることがとても重要です。キャンプ場では電源が使えない場所もあるので、電源が不要なゲームを持っていくと便利です。ゲームだと子供が一人で楽しむだけになってしまうのですが、パーティーゲームであれば家族みんなで楽しむことができます。
パーティーゲーム
我が家の場合、普段の生活で家族みんなが一緒になってゲームするという機会が少ないので、それができる雨の日のキャンプは、良いコミュニケーションの場でもあります。また、楽しむだけでなく、子供達の指先の使い方がどのぐらい成熟しているか? 頭を使って一手先を読める力がついているか? など、 子供の成長が分かる効果もあります。
我が家が、キャンプ場に持っていくのはクラッシュアイスゲーム。
土台にアイスブロックを詰めて、ルーレットで出た数だけブロックを叩いて落としていくゲーム。可愛らしいペンギンが落ちないようにどのブロックを落とせば良いか、一見落としても良さそうに見えるけど、実際は罠(トラップ)になっていて、それを落とすと全てが崩れてしまうブロックがあったり!そんなこんなで、頭を使います。
ペンギンのマスコットも、ブロックを叩いていると動いたりするので絶妙な力加減が求められたりするので気を抜けません。うっかりペンギンを落としてしまった時には子供たちが大はしゃぎ!反対に、自分が落としてしまったらスネてご機嫌ナナメ(笑)。そんなこんなで、ゲームを通して「勝ち負け」との向き合い方を学べています。
昔は、子供が負けるとゲームをひっくり返してしまうこともありましたが、今では心の整理をつけられるようになりました。少し大人になったのかも。
カードゲーム
ボードゲームの準備が間に合わない場合は、カードゲームを持って行くのも良いです。家にあるトランプを持っていけば、色々なルールで楽しむことができます。また、荷物としてかさばらないので、キャンプに持って行くのに最適。
トランプを持っていけば、子供が楽しめるババ抜きから、頭を使うポーカーまで色々なゲームを楽しむことができます。トランプは子供の成長に合わせてゲームを選ぶことで、色々なゲームを覚えたり、攻略方法を考えることになり、頭の体操にもなります。
我が家は、下の子が幼稚園児なのでババ抜きが定番。
大人だとありきたりのゲームですが、子供にとってはかなり頭をつかう遊びです。同じ番号のカードを持っているのに見つけられずに捨てられなかったり、カードを扇状に広げて相手に引かせることが難しかったりして、頭と指先をフルに使ってゲームをしています。
やはり、パーティーゲームと同様に、子供にとって勝ち負けが一番の関心事。一番最初にあがって調子に乗ると、負けた人にチャチャを入れることがあったりします。そんな時には、「相手の気持ちを考えて行動しようね」などと伝えることもしばしば。道徳について考える場にもなりますね。
我が家は、トランプだけだと飽きてしまうので、UNOも持っていって気分を変えて楽しめるようにしています。ババ抜きと同様にUNOなら幼稚園児でも楽しめます。
雨の日はテント設営のスキルアップのチャンス タープの両端を下げれば、雨を受け流せる
雨の日には、テントの設営・撤収が面倒だったりしますが、逆に考えるとご自身のスキルアップのチャンスです。晴れている時にはテントを張ることだけを考えればキャンプができますが、雨の日だとそうはいきません。実際に雨に降られると、設営の甘さが露呈して、雨に濡れたりするので改善点が見つかります。頭を使って工夫することが雨の日の楽しさだったりします。
さらに我が家の場合は、雨の日にタープを持っていくのですが、その際に工夫しているポイントをご紹介します。
雨を受け流せるようにタープを設営する
雨の日にタープを張るときのポイントは雨のさばき方。タープの両端を下げて雨を逃がしてあげる必要があります。
晴れている時には日差しを遮れるようにタープの両端を調整することになりますが、雨の日の場合にはタープが水を抱えてしまわないように水の逃げ場を作ってあげる必要があります。過去にそれを知らずに、タープが水風船のように膨らんで破裂・倒壊寸前になった苦い経験があります。
その時は、お風呂に入りに行ったったタイミングでにわか雨に降られました。湯上がりのいい気分で自分のサイトに戻ってみるとタープがとんでもない状態に!夏には、日中晴れていても夕立に遭って状況が一変することがあります。途中で雨に降られても良いように、サイトを離れる時にはタープの両端を下げておくと良いです。
設営・撤収時は車を活用する
雨の日の設営・撤収では、車をテントやタープに横付けして、トランクを最大限に活用すると良いです。
雨の日には、タープを一番最初に設営して、タープを一番最後にしまう段取りにすると、雨に濡れずに作業ができます。その際にタープの下に車を横付けしてしまうことで荷物の出し入れが簡単になります。
この方法はキャンプで雨に降られた時に、隣のキャンパーさんが実施していた方法。かなり目から鱗でした。このような、新しいテクニックを学べるというのも雨の日ならではの楽しみだったりします。自分では考えつかなかったような素晴らしいアイデアを学べます。
設営撤収のテクニックが向上! 雨の日は子供達と普段とは違ったゲームも楽しめる
雨の日のキャンプとなると、キャンセルを考える方も多いかもしれませんが、実際に我が家は、子供達と普段とは違ったゲームを楽しんだり、設営撤収のテクニックが向上したりして充実したキャンプを楽しむことができています。これからファミリーキャンプをしようと考えている方も雨の日ということで諦めずに前向きに是非チャレンジしてみると良いと思います。