関東の登山スポットには、花が見どころの場所がたくさんあります。山に咲く素敵な花々を、登山初心者にも楽しんでほしい! ということで今回は、関東エリアにある「ぜひ見てほしい花が咲く山」のなかから、初心者でも登りやすい山を5つご紹介します。日帰り登山やハイキングにおすすめですよ。

登山初心者向け! 関東にある「花の名山」を選ぶポイント

ハイキングや登山の初心者が、登る山を選ぶポイントは3つあります。

1)日帰り登山やハイキングに向いているか

まず1つ目は「日帰り登山やハイキングに向いているか」ということ。登山コースは、日帰りから連泊向けと、難易度がさまざま。上級者コースだと、道標や登山者が少なく迷いやすいうえに、落石など危ない箇所がたくさんあります。

また、山頂までの歩行時間も必ず調べておきましょう。たとえば下山まで8時間かかるコースだと、山歩きに慣れていない初心者はとても日帰りでは帰れません。

この記事では、日帰り登山の目安を以下のように設定して花の名山をご紹介します。

  • 初心者でも歩きやすい整備された登山コースがある
  • 午前中登山開始して夕方には下山できる

上記の目安以外に、自身の体力面でも登れるかどうかを考えて選んでくださいね。

2)今どんな花が見頃なのか確認しておく

2つ目は「今どんな花が見頃かの確認」です。お目当ての花(高山植物)がある場合は、咲く季節を知っておくことが大切。また、今どんな花が咲いているかも調べておくことで、登山をより楽しめます。この記事では開花時期も一緒に紹介するので、参考にしてみてください。

3)山までの交通手段を確認しておく

3つ目は「山までの交通手段の確認」です。場所によっては、麓の駐車場から登山口まで数時間かけて歩くしか方法がなかったり、季節限定で運行されるシャトルバスしか通ってなかったりと、交通手段が少ないところもあります。車やバスで登山口まで確実に行けるところがおすすめですよ。

画像: 3)山までの交通手段を確認しておく

1. 高尾山(東京都)
~ミシュラン旅行ガイドで三ツ星に輝く豊かな自然。ハナネコノメが見られる~

標高599mの高尾山(たかおさん)は、1,600種類もの植物が生きる、関東で人気のハイキングスポット。ミシュラン旅行ガイドでは三ツ星認定されています。

もっとも難易度の低い登山道(1号路)は舗装されていて、子どもやお年寄りでも歩きやすいのが特徴です。さらにケーブルカーやリフトを使えば、標高462mまでラクに登れます。そこから山頂までは、大人の足で40分程度です。

私が高尾山でおすすめしたい花は「ハナネコノメ」。白と赤の組み合わせが可愛い小さな花で、3月中旬から咲き始めます。高尾山は歩きやすく気軽に登山やハイキングができる場所なので、山デビューにはおすすめです。

画像: 高尾山裏高尾 木下沢、ハナネコノメ満開に 2019・3・8 (4K) www.youtube.com

高尾山裏高尾 木下沢、ハナネコノメ満開に 2019・3・8 (4K)

www.youtube.com
標高599m
おすすめの
コース
ケーブルカーかリフト-1号路-山頂
コース距離約4km(ケーブルカーやリフトを使わずに1号路を登った場合の全長)
歩行時間
(※片道)
ケーブルカー(約6分)-1号路(約40分)
リフト(約12分)-1号路(約45分)
おすすめの花福寿草(1~2月)
山桜(3〜4月)
ハナネコノメ(3〜4月)
モミジイチゴ(花は3~5月、果実は6~7月)
山までの行き方新宿駅から電車で高尾山口駅(約50分)

スポット情報:高尾山(東京都高尾ビジターセンター)
住所:東京都八王子市高尾町2176
電話:042-664-7872
URL:https://www.ces-net.jp/takaovc/

2. 御岳山(東京都)
~日本三御嶽の武蔵御嶽神社が鎮座する山。レンゲショウマの花畑が美しい~

東京・奥多摩にある御岳山(みたけさん)は、ケーブルカーを利用して日帰り登山できる山です。標高929mの山頂には「武蔵御嶽神社」があり、関東の霊山信仰の場として創建されました。

神社までの道には天然記念物「神代ケヤキ」もあります。樹高は約30m、幹囲は8.2mの巨木です。伝承では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が植えたといわれています。ハイキングで訪れたときは、こちらも散策してみてはいかがでしょうか。

御岳山で見ておきたい花は「レンゲショウマ」。日本固有の品種で、7~8月に開花します。一つの茎からたくさんの花が咲くのが特徴です。御岳山には約5万株とも言われる群生地があるので、控えめな紫色の花をたくさん見ることができますよ。

画像: 2. 御岳山(東京都) ~日本三御嶽の武蔵御嶽神社が鎮座する山。レンゲショウマの花畑が美しい~
標高929m
おすすめの
コース
滝本駅(ケーブルカー)-御岳平駅-
大展望台駅-産安社-御岳ビジターセンター-神代ケヤキ-武蔵御嶽神社
コース距離約720m
歩行時間
(※片道)
滝本駅(ケーブルカー)-御岳平駅(約6分)
御岳平駅(リフト)(約2分)-大展望台駅・産安社(約3分)
大展望台駅・産安社-御岳ビジターセンター(約10分)
御岳ビジターセンター-神代ケヤキ(約10分)
神代ケヤキ-武蔵御嶽神社(約10分)
おすすめの花タチツボスミレ(3〜5月)
カタクリ(4月)
レンゲショウマ(7〜8月)
紅葉(9〜10月)
山までの行き方御嶽駅から路線バスで「ケーブル下」バス停(約10分)
バス停からケーブルカー乗り場「滝本駅」(徒歩5分)

スポット情報:御岳山(東京都御岳ビジターセンター)
住所:東京都青梅市御岳山38-5
電話:0428‐78‐9363
URL:https://www.ces-net.jp/mitakevc/

3. 箱根駒ヶ岳(神奈川県)
~登山はロープウェーで山頂へ。名前に「ハコネ」とつく花がある~

続いてご紹介したいのは、箱根駒ヶ岳(はこねこまがたけ)です。箱根駒ヶ岳には大湧谷周辺を通るハイキングコースがありますが、2019年4月現在警戒区域に指定されており、通ることはできません。そのため、駒ケ岳山頂へ行く手段はロープウェーに限られます。今回は、ロープウェーで山頂まで行って手軽に山の花だけ楽しみたい人向けとして箱根駒ヶ岳をご紹介します。

山頂には「箱根元宮」があり、「箱根大神(はこねのおおかみ)」を御祭神として祀っています。また、夜になると山頂では天体観測イベントなども開催されています(開催日時は要電話確認)。

箱根駒ヶ岳に咲く花々のなかには、名前に「ハコネ」がつくものが複数あります。5月下旬から6月にかけて咲く「ハコネサンショウバラ」は、日本特産のバラ科の植物です。淡いピンクと大きな花の姿に癒されますね。他にも4月に咲く「ハコネマメザクラ」や、9~10月に咲く「ハコネトリカブト」などがあります。

画像: m.princehotels.co.jp
m.princehotels.co.jp
標高1,356m
おすすめの
コース
箱根園(ロープウェー)-箱根駒ヶ岳駅-箱根元宮
コース距離
歩行時間
(※片道)
箱根園(ロープウェー)-箱根駒ヶ岳駅(約7分)
箱根駒ヶ岳駅-箱根元宮(約10分)
おすすめの花ハコネマメザクラ(4月)
ハコネサンショウバラ(5~6月)
ハコネトリカブト(9〜10月)
山までの行き方御殿場ICから車で箱根園(約45分)

スポット情報:箱根駒ヶ岳(箱根駒ヶ岳ロープウェー)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
電話:0460-83-1151
URL:http://m.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/

4. 至仏山(群馬県)
~希少な高山植物が咲く山。花畑が広がる夏から秋がおすすめ~

至仏山(しぶつさん/しふつさん)は、尾瀬を代表する山として知られています。標高は2,228m。希少な高山植物がたくさんあり、花好きなら一度は登っておきたいおすすめの山です。山頂からは尾瀬ヶ原の景色を満喫できます。初心者向けの登山スポットとしては少し難易度が高くなるため、登山に慣れてきた頃におすすめです。

至仏山や谷川岳に生息する「オゼソウ」や、岩場に生える「ホソバヒナウスユキソウ」など、貴重な花の姿を見ることができます。日帰り登山やハイキングが解禁されるのは例年7月1日から。最新の情報は公益財団法人尾瀬保護財団のWebサイトで確認してください。

画像: 4. 至仏山(群馬県) ~希少な高山植物が咲く山。花畑が広がる夏から秋がおすすめ~
標高2,228m
おすすめの
コース
鳩待峠-オヤマ沢田代分岐-至仏山
コース距離約4.5km
歩行時間
(※片道)
鳩待峠-オヤマ沢田代分岐-至仏山
(約3時間)
おすすめの花オゼソウ(7月)
ホソバヒナウスユキソウ(7月)
オヤマリンドウ(9~10月)
山までの行き方沼田駅からバスで鳩待峠(約2時間)

スポット情報:至仏山(尾瀬檜枝岐温泉観光協会)
住所:群馬県利根郡片品村戸倉
電話:0241-75-2432
URL:http://www.oze-info.jp/

5. 妙義山(群馬県)
〜麓では約45種類、ヤエベニシダレや珍しいヨウキヒなど5,000本の桜が咲く~

妙義山(みょうぎさん)は群馬県にあり、上毛三山に数えられる山の一つです。 妙義山には白雲山など複数の峰があり、総称として呼ばれています。標高は白雲山相馬岳がもっとも高く1,104m。今回おすすめするコースのスタート地点「中村バス停」から目指す場所「妙義神社」までは、約4時間ほどかかります。登山に少し慣れてきた人に最適のスポットです。

ちなみに、妙義山の登山口は中之岳駐車場にあります。登山のみを楽しみたい人は、中之岳駐車場へまっすぐ向かい、登山口からスタートするのがおすすめです。この記事ではその手前にある「さくらの里」に寄るコースをご紹介しています。

「さくらの里」は、春になると約45種類5,000本もの桜が園内に咲き乱れ、ハイキングスポットとして人気です。代表的な桜は、「ソメイヨシノ」「ヤエベニシダレ」「フユザクラ」など。珍しい品種としては「ヨウキヒ」という桜も咲いています。

画像: 5. 妙義山(群馬県) 〜麓では約45種類、ヤエベニシダレや珍しいヨウキヒなど5,000本の桜が咲く~
標高1,104m(白雲相馬岳)
おすすめの
コース
中村バス停-さくらの里-中之岳駐車場-第4石門-大黒の滝-妙義神社
コース距離約9.6km
歩行時間
(※片道)
中村バス停-さくらの里(約1時間)
さくらの里-中之岳駐車場(約10分)
中之岳駐車場-第4石門(約30分)
第4石門-大黒の滝(約1時間50分)
黒滝-妙義神社(約35分)
山までの行き方JR高崎駅から電車で下仁田駅(約60分)
下仁田駅からバスで中村バス停(約20分)

スポット情報:妙義山(県立森林公園さくらの里)
住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字上小坂1258
電話:0274-82-2400
URL:http://g-kikin.or.jp/sakura/sakutop.html

関東から日帰りできる山で、花を見よう!

画像: 関東から日帰りできる山で、花を見よう!

関東には、初心者や初級者でも登山を楽しめる山が数多くあります。山頂までハイキング気分で行けたり日帰りで登山を楽しんだりと、自分にあった方法で花を探してみてはいかがでしょうか。お友達と一緒に山デビューするのもおすすめですよ。

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