映画のお供としておなじみの「ポップコーン」は、自宅やアウトドアで手軽に楽しめるおやつとしても人気の一品ですよね。中でも自分で作るタイプのポップコーンは、できたての香ばしい香りが楽しめるのが魅力です。今回はポップコーンの基本の作り方からアレンジレシピまで徹底解説。キャンプで簡単に作れる調理方法も紹介しますので、おいしいポップコーン作りに挑戦してみてください。
この記事でわかること
- ポップコーンの作り方と、基礎知識が分かる
- ポップコーンの多彩なアレンジレシピが分かる
- キャンプでのポップコーンの楽しみ方が分かる
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ポップコーンの基礎知識

まずはポップコーンの原料や、ポップコーンができあがる仕組みなどを解説します。
ポップコーンはどうやってできるの?
ポップコーンの原料に使用するのは、乾燥させた“とうもろこしの実”。ただ、私たちが普段食べている品種とは異なり、ポップコーン専用の実です。
このポップコーン用の実をフライパンなどで炒ってはじけさせると、私たちがよく知っている姿になります。
素の状態だとほとんど味はないため、塩、バター、キャラメルソースなどをからめて食べるのが一般的です。
ポップコーンになるとうもろこしの品種は?
ポップコーンに使われるとうもろこしの品種は、大きく分けると以下の6種類です。
品種
- スイートコーン
- ゴールデンコーン
- ヤングコーン
- ホワイトコーン
- バイカラーコーンなど
- デントコーン(コーンスターチの原料や家畜の餌などに使われる馬歯種)
いずれの品種も「爆裂種(ばくれつしゅ)」という種類に該当し、皮が硬く、加熱すると弾けるのが特徴です。
ポップコーンの基本的な作り方

ここではポップコーンの基本的な作り方を紹介します。必要な材料をそろえれば誰でも簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてください。
用意する材料はたったの3つ!

ポップコーンを作るときに必要な材料は次の通りです。
材料
- コーン(爆裂種)
- 食用油(オリーブオイル)
- 塩やバター、キャラメルソースなどお好みの調味料
なお、1人分に必要なコーンの量は10gが目安。人数に適した分量の実を使って調理しましょう。
また、必要な材料がセットになっている製品も市販されているため、手軽に作りたいときはそちらを活用してくださいね。
ポップコーンの「基本の作り方」
ここでは基本の塩ポップコーンの作り方を解説します。塩以外のポップコーンを作る場合は、調味料を入れるタイミングが変わるので注意しましょう。
ポップコーンづくりでは、まず乾燥したコーン(爆裂種)を用意します。

芯に付いている状態の場合は、芯から粒を取ってほぐしておきましょう。
次に、フライパンに油を敷き、コーンと塩を加えて加熱します。なお、塩味以外のポップコーンを作る際には、塩は入れないようにしてください。

コーンが白っぽくなり始めたら、はじける前にフライパンにふたをしましょう。

ポンッ、ポンッとはじける音がし始めたら、火からフライパンを少し離して、そのまま揺らし続けます。

はじける音が弱まったら、揺らしながら火からおろします。

少し時間を置き、はじける音がしなくなったらふたを外して、ポップコーンを器に盛り付けて完成です。
おつまみにもなるポップコーンの塩系アレンジレシピ
ポップコーンは使用する調味料を変えることで、さまざまなアレンジを楽しめます。
ここではおつまみにもぴったりな塩味系のレシピをご紹介します。
豊かな風味で一度食べたら止まらない「バターしょうゆポップコーン」

濃厚なまろやかなバターの風味と、しょうゆのこんがりした香ばしい味わいを楽しめます。
材料
- 乾燥とうもろこし
- バター
- しょうゆ
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンを熱してバターを入れ、バターが溶けたらしょうゆを入れて混ぜる
- ポップコーンを再度加え、バターしょうゆソースをからめれば完成
濃厚な味わいがたまらない「チーズポップコーン」

濃厚な味わいが好きな人にはチーズ味のポップコーンがぴったり。仕上げにブラックペッパーのアクセントが効いた、ちょっぴり大人向けのレシピです。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 食塩
- ブラックペッパー
- チェダーチーズ
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、器に盛り付けておく(塩味はつけない)
- フライパンなどでチェダーチーズを熱して、トロトロのソース状にする
- 器に盛り付けたポップコーンにチェダーチーズをかけ、仕上げにブラックペッパーをふりかければ完成
簡単に味変できる「コンソメポップコーン」

ポップコーンはコンソメで味つけしてもおいしく食べられます。パウダータイプのコンソメを使うと、より手軽に作れますよ。
材料
- 乾燥とうもろこし
- オリーブオイル(食用油)
- ハーブソルト・コンソメ
作り方
- 基本の作り方で、油をオリーブオイルに変えてポップコーンを作る(塩味はつけない)
- 完成したポップコーンを器に盛り付ける前に、ハーブソルトとコンソメをふりかけ、よく混ぜ合わせれば完成
青のりのアクセントが面白い「和風ポップコーン」

和風の味つけが好きな人には、しょうゆと青のりを加えた香ばしいポップコーンがぴったり。オリーブオイルをかけ合わせることで、風味豊かな仕上がりになります。
材料
- 乾燥とうもろこし
- オリーブオイル
- 食塩
- しょうゆ
- 青のり
作り方
- 基本の作り方で、油をオリーブオイルに変えてポップコーンを作る(塩味はつけない)
- 完成したポップコーンを器に盛り付ける前に、しょうゆを回しかけて、よく絡める
- 器に盛り付け、仕上げに青のりをかければ完成
辛いもの好き必見「ピリ辛塩ポップコーン」

辛いものが好きな人には、七味唐辛子を使ったピリ辛風味のポップコーンがおすすめ。基本の作り方に七味唐辛子をプラスするだけなので、手軽に作れるのも魅力です。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 食塩
- 七味唐辛子
作り方
- 基本の作り方で、塩と一緒に七味唐辛子を入れる
- 他は基本の作り方と同様の流れで作れば完成
暑い夏にもおすすめ「カレーポップコーン」

カレー味のポップコーンは、暑い季節にもぴったりなスパイシーなテイストを楽しめるのが魅力。余ったカレーパウダーやスパイスを消費したいときにもおすすめです。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 食塩
- こしょう
- カレーパウダー(スパイスでもOK)
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作る(塩味はつけない)
- 完成したポップコーンを器に盛り付ける前に、カレーパウダー(またはスパイス)、食塩、こしょうをふりかけてよく混ぜ合わせれば完成
定番に飽きたら試したい変わり種「エビマヨポップコーン」

変わり種ポップコーンを楽しみたい人におすすめのレシピです。干しエビの香ばしさと旨味が感じられ、おつまみにもうってつけですよ。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 食塩
- 干しエビ
- マヨネーズ
作り方
- 干しエビを細かくきざみ、粉末状にする
- 基本の作り方でポップコーンを作る(塩味もつける)
- コーンがはじける音がしたら弱火にする
- 完成したポップコーンを器に盛り付ける前に、マヨネーズ、きざんだ干しエビを加えて絡めれば完成
スイーツ系のポップコーンのアレンジレシピ
ここからは、甘いもの好きにはたまらない、スイーツ系ポップコーンのアレンジレシピを紹介します。
王道においしい「キャラメルポップコーン」

スイーツ系ポップコーンの定番であるキャラメルポップコーンは、砂糖と水があれば簡単に作れます。ポップコーンにソースを絡めたあと、表面が固まるまで冷ますのがポイントです。
材料
- 乾燥とうもろこし
- バター
- 砂糖
- 水
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンに砂糖、水を入れ、中火で熱して茶色くなるまで煮詰める
- バターを加えて溶かす
- 火を止めたらポップコーンを加えて、キャラメルソースを全体に絡める
- クッキングシートを敷いたバットの上に広げて、キャラメルソースの表面が固まるまで冷ませば完成
和菓子好きにイチオシ「きなこポップコーン」

和風スイーツを楽しみたいなら、きなこ味のポップコーンがおすすめ。黒蜜の甘さがたまらない、和菓子好きにイチオシのレシピです。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 黒蜜
- きなこ
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら大きめの器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- 黒蜜ときなこをかけて、よく混ぜ合わせれば完成
まるでお店のような味わいの「ハニーバターポップコーン」

甘いはちみつの香りと濃厚なバターのおいしいコンビネーションを楽しめるのが魅力のレシピです。まるでお店のポップコーンのような味わいでありながら、比較的簡単に作れるのもうれしいポイント。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- バター
- 砂糖
- はちみつ
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンに砂糖とはちみつを入れて混ぜながら中火で熱し、大きな泡が出てきたらバターを加えて全体になじませる
- 火を止めてポップコーンを加えて、ソースをよく絡める
- クッキングシートを敷いたバットの上に広げて、表面が固まるまで冷ませば完成
幸せな甘さが口いっぱいに広がる「マシュマロポップコーン」

溶かしたマシュマロをポップコーンに絡めれば、濃厚な甘さがたまらない、特別な味わいに。マシュマロは電子レンジで加熱して溶かしてもOKなので、手軽に作れます。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- マシュマロ
- バター
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンにバターを入れて溶かし、マシュマロを加えて煮詰める(ボウルにバターとマシュマロを入れて、電子レンジで加熱してもOK)
- キャラメル色になったら火を止めてポップコーンを加えて、よく絡めれば完成
好みのフレーバーで楽しめる「チョコポップコーン」

ポップコーン×チョコレートだけで作れる簡単レシピながら、手作りとは思えない味わいを楽しめます。スイートチョコ、ホワイトチョコ、ストロベリーチョコなど、好みのチョコレートをチョイスしましょう。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- チョコレート
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作る(塩味はつけない)
- 大きめのボウルや器にチョコレートを入れ、湯煎で溶かす(電子レンジで加熱して溶かしてもOK)
- ポップコーンを加えて、全体に絡める
- クッキングシートを敷いたバットの上に広げて、チョコレートが固まるまで冷ませば完成
スイーツ感たっぷりの「いちごミルクポップコーン」

甘酸っぱい味わいを楽しめる、スイーツ感たっぷりのポップコーンです。フリーズドライのいちごパウダーを使うことで、手軽に作れます。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- いちごパウダー(フリーズドライ)
- 練乳
- 砂糖
- 水
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンに砂糖、水を入れてきつね色になるまで煮詰める
- 弱火にして、練乳といちごパウダーを加えて、なじませてから火を止める
- ポップコーンを加えて、全体に絡める
- クッキングシートを敷いたバットの上に広げ、いちごパウダーをふりかけ、表面が固まるまで冷ませば完成
おつまみにもおすすめ「シュガーバターポップコーン」

シュガー&バターの組み合わせは、ポップコーンでもおいしく食べられます。おやつはもちろん、おつまみにもぴったりのフレーバーです。
材料
- 乾燥とうもろこし
- 食用油
- 砂糖
- バター
作り方
- 基本の作り方でポップコーンを作り、完成したら器やボウルに取り出す(塩味はつけない)
- フライパンにバターを入れて加熱し、半分ほどとけたところで砂糖を加えてよく溶かす
- ポップコーンを加えて、全体に絡めれば完成
キャンプで手軽にポップコーンを作る方法

ポップコーンをアウトドアで食べるときは、自宅で作って持って行くと現地で調理する手間がかからず、手軽に楽しめます。
ただ「出来立てを食べたい!」「作る工程も楽しみたい!」という方も多いはず。そこで、キャンプで出来立てのポップコーンを手軽に楽しむための調理方法を紹介します。
メスティンで作る

キャンプで定番の調理器具であるメスティンは、ポップコーンを作るのにも最適なアイテム。
コンパクトに持ち運べる上、ふたも付いているので、少量だけポップコーンを作るときにはメスティンを活用してみましょう。

マルチグリドルで作る

マルチグリドルとは、煮る、焼く、炒める、揚げるなど、さまざまな調理方法に対応した万能な調理器具。
フライパンと同じように使えるので、ある程度の量のポップコーンをまとめて作りたいときに活躍します。
ふた付きタイプのマルチグリドルが便利ですが、ふたが付属しない場合は、ボウルやザルを代用しましょう。

炭火焼き器で作る

実は、炭火焼き用の調理器具でもポップコーンを作ることができます。
本体がメッシュ製であるのに加えて、ふたが閉められる炭火焼き器は、ポップコーンがはじけて、できあがるまでの過程を眺めて楽しめるのも魅力です。

ふた代わりにザルを活用する

ふたの付いていない調理器具を使ってポップコーンを使う場合、ザルで代用しましょう。
ザルを被せておけば、ポップコーンの粒がはじけるときに調理器具の外に飛び出す心配がありません。ポップコーンがはじける様子を観察できるのも利点です。

なお、ポップコーン作りに適した調理器具がどうしても見つからない場合は、破れにくい極厚のアルミホイルに包んで調理する方法もあります。
味付けにシェラカップを使う

フレーバーポップコーン作りで調味料を混ぜたり、味を付けたりするときは、シェラカップを使うのがおすすめです。
少量であれば、味付けをしてそのまま器として利用できます。シェラカップには取っ手が付いているので、手に持って食べるときも便利ですよ。

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おやつやおつまみにぴったり!手作りポップコーンを楽しもう

ポップコーンを手作りすると、できたての香ばしさやカリカリ食感を楽しめるのが魅力です。
また、ポップコーン用の乾燥とうもろこしがあれば、自宅でもアウトドアでも手軽に作れます。シンプルな塩味だけでなく、しょっぱい系からスイーツ系まで、さまざまなアレンジレシピを楽しめるのもうれしいポイント。
いろいろなフレーバーを食べ比べて楽しむのもおすすめです。今回の記事を参考に、いろいろなポップコーンを楽しんでみてくださいね。