キャンプ歴44年のハピキャンライター かおるです。僕の愛車「ハイエース」はアウトドアと切り離せない車。荷物を運ぶ以外にも、昨今ではキャンプギアとコーディネートして、車中泊仕様におしゃれに改造するなど多様なスタイルで使われています。しかし今回はスタイルではなく、純粋に、車として「ハイエース」がなぜ優れているのか、乗り続けたいと思うのか、その理由に焦点を当ててお話します。

僕がハイエースに乗り続ける理由

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

車中泊歴30年以上の僕の今の相棒は、ハイエースベースのバンコン(バンを改造したキャンピングカー)です。

30年の間にパルサー、ハイラックス、カペラワゴン、リベロ、グラシア、タウンエース、ヴォクシーとさまざまな車で車中泊をしてきましたが、今乗っているトイファクトリーの『ROBO』は遠出や遊び限定で26万km、日本を何周したかわからないくらい一緒に過ごしてきた特別な車です。

▼ROBOについてはこちらの記事で紹介しています!

節目節目で買い替えを考えたこともありますが、使い勝手が良いので全く乗り換えたいと思っていません。

万が一、乗れなくなったとしても、次もハイエースベースのバンコンに乗ります。それは、今までハイエースだったからこそ助かった経験を何度もしているからです。

まずは、僕がハイエースを推す理由をお話しします。

理由1:日本中のトヨタディーラーで面倒を見てくれる

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

我が家のキャンピングカーはトヨタのハイエースがベースで、トイファクトリーで購入しました。

エアロウィンドウ(出窓)やキャンピングカーの設備等のメンテナンスはトイファクトリーに持ち込みますが、車そのものの点検や車検、修理は近所のディーラーで行います。

日本のトヨタディーラーは約5,000店と日本一多く、2位のホンダ(約2,300店)の倍以上です。

各都道府県で平均すると、1県あたり100店舗もある計算になります。日本各地どこでも修理をしてもらえるのですから、これは心強いです。

理由2:部品が入手しやすい

画像1: 筆者撮影 happycamper.jp

筆者撮影

happycamper.jp

1967年に発売されたハイエースは、世界150カ国で累計624万台も販売されているんです。

現行型の200系のハイエースは2004年からすでに約20年間販売され、販売台数は年間8万台超え!

まさしくオバケ級超ベストセラー&ロングセラーです。

そんなハイエースですから、修理部品は入手しやすく、しかも大量に生産されているので格安!

我が家のハイエースは16年前の車ですが、今でも全く問題なく修理部品の入手が可能です。

23万kmを越えた昨年、予防処置としてミッションを交換した際、リビルト品ではありましたが、トヨタからしっかり部品が供給されました。

楽天やアマゾン等、ECサイトで「ハイエース 200系 2型」と入力すると、内装・外装部品が数多ヒットします。

トヨタの純正部品だけでなく、ドレスアップパーツ等も選び放題です。

購入から16年経った車であっても、未だにこれだけパーツが流通しているのもハイエースならではです。

理由3:耐久性が高い

世界各国、さまざまな状況・環境で使用されるハイエース。

日本のように舗装されている道路ばかりではなく、海外では未舗装のガタガタ道を重い荷物を積んで50万kmや100万km走行しているハイエースもたくさんいます。

そんなハードな使われ方を想定してハイエースは作られているので、耐久性は乗用車に比べて段違いに高いのです

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

耐久性とメンテナンス性に特化して作られている各パーツはもちろん、一番の違いは車の骨格にあります。

車の土台である「ラダーフレーム」というしっかりとした柱に、床や骨格が一体化した「ビルトインラダーフレーム」という構造で、強度、耐久性とともに乗り心地・カスタマイズ性やメンテナンス性までも考えられて作られているのです。

我が家のハイエースも16年で26万キロ走りましたが、まだまだ元気に走っています。

【2度のピンチの救世主】ハイエース乗りの見方、カー用品店「ジェームス」

ハイエースに乗り続ける大きな理由のひとつに、カー用品店のジェームズの存在があります。

実際、僕はこのジェームスに2回もピンチを救ってもらっているんです。もう足を向けて寝ることができないほど感謝しています……!

ジェームスは全国に約100店舗展開しているカー用品店です。その母体は「トヨタモビリティーパーツ」というトヨタの純正部品を扱う専門商社。

ジェームスはカー用品を販売してるだけではなく、整備などの水準はトヨタ系ディーラーに準じているそうで、車検や修理、メンテナンスもディーラーと同等のことが可能です。

それならディーラーで良いじゃんと思うでしょうが、ジェームスの存在感が一番輝くのは盆や正月の大型連休なんです!

この時期は、キャンプや車中泊、帰省等、車で長距離移動することが一番多くなります。この時期、出先でトラブルが起こったとしても、ディーラーは休みです。

一方、ジェームスは年中無休でディーラーと同等の整備ができます!

しかも車検を受け付けている店舗なら、トヨタの純正部品を扱う専門商社が母体なので、ハイエース等の消耗品を在庫していることが多いのです。

ここで、僕がジェームスに助けられた体験「ジェームスの奇跡」を2つ紹介したいと思います。

ピンチ①青森でディスクパットがなくなった!

画像: 筆者撮影 青森県八戸市「種差海岸」にて

筆者撮影 青森県八戸市「種差海岸」にて

お盆休み初日、フェリーに乗るため、三重から青森まで1,200km走っていた時のことです。

出発した翌日の午後5時。八戸から青森向かう途中、急にブレーキを踏むとシューシューと音がするようになって利きが悪くなりました。

前輪のブレーキパットがなくなったと思い、ディーラーに行くも、すでにお盆休み。

車検屋さんや修理工場、カー用品店等に電話しても、どこも休み、電話がつながったとしても在庫はありませんでした。

青森市街のジェームスに連絡するとブレーキパッドの在庫があり、すぐに入庫!

画像: 筆者撮影 ジェームスにて、無事ブレーキパッドを交換!

筆者撮影 ジェームスにて、無事ブレーキパッドを交換!

1時間程で交換してもらい、予約したフェリーに間に合い北海道へ渡ることができたのでした。

もしジェームスがなかったら、北海道行きは中止、車はお盆明けまで動かせず、ワンコ2頭と私たちは青森に足止め。

ワンコが一緒なのでホテルも公共機関も使用できず、1週間野宿だったかもしれません……!

ピンチ②稚内でダイナモが壊れてエンジンストップ!

画像: 筆者撮影(この後、エンジンの警告ランプが点灯)

筆者撮影(この後、エンジンの警告ランプが点灯)

北海道の網走から稚内近くのキャンプ場へ移動している際、エンジンの警告等が点灯。

キャンプ場へ着いた途端にエンジンが掛からなくなり、バッテリー上がり、ダイナモが駄目になったと判断しました。

この2日後には函館からフェリーで青森に渡らなければならないので大ピンチ!!

①車を修理するか、②レンタカーを借りて帰るか、③自動車を購入してそれで帰るか、という選択肢を考えました。

お盆の真っ最中、ホテルもレンタカーも空きがなく、ましてや場所は稚内。

とりあえず、ハイエースは150km離れた旭川のジェームスへレッカーで運んでもらう段取りをして、翌日、家族をキャンプ場に残し、朝一番で旭川へ電車で向かって、安い軽自動車を購入して帰るしかないか……と考えながら電車内でジモティーを検索。

すると、ダイナモを出品している方を発見!すぐに連絡を取り、札幌まで取りに行きました。

ジェームスには、「中古の部品を持って行くので、すぐダイナモを交換できるように外しておいて欲しい」と連絡。午後3時に部品を届け、1時間後には修理完了!

美味しい寿司を買って19時にキャンプ場に戻ることができました。

画像: 筆者撮影(修理から帰った後、キャンプ場で本当に安堵しました)

筆者撮影(修理から帰った後、キャンプ場で本当に安堵しました)

1泊多くキャンプ場に宿泊することになりましたが、無事自分のハイエースで帰ることができました。

いずれもお盆休みの前に、ディーラーでオイル交換と点検は受けていたのですが、旅先では何があるかわかりません。ジェームスのお陰で安心してハイエース旅ができます。

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