【猪野流"ガチ焚き火術"-実践編-】焚き火をより楽しむためのテクニックを習得しよう
さて、ここからは実際にお楽しみの焚き火タイムに移ります。すると猪野さんから...
今日はみなさんにひとり1台、焚き火台をプレゼントします。
猪野さん太っ腹すぎませんか!?そして、驚くべきことはこれだけではありません。
焚き火台に名前が入ってる!
なんと、みなさんの名前まで入れてあるという至れり尽せりっぷり。これは羨ましすぎる。
ちなみに焚き火台は「MURACO / SATELLITE FIRE BASE」という猪野さんイチ推しのギア。
この焚き火台は燃焼効率がとても良いんです。
設営:両端のステンレス製ボトルを緩め、ARM / LEGを起こし、差込ピンをさせる位置に穴位置を合わせます。ピンを差込み、両端のボルトを締めこむとARM / LEGが固定され土...
【焚き火の技①】薪の組み方にもコツがある?火が美しくなる組み方とは
僕は焚き火の撮影や監修をしているので、魅せる焚き火もよく行っているんです。
「魅せる焚き火」このワードだけでなんだかワクワクしますね。
この組み方を覚えておけば、次回のキャンプで得意顔ができそうな予感!
猪野流"魅せる焚き火"の組み方
① : 太い薪を焚き火台に置き、枕木代わりとする。その際、薪の皮が内側に来るようにする。
② : ①の薪の上に細い薪を螺旋状に設置する。
③ : 薪の下の空間に着火剤を設置する。
この3つの手順を守れば、綺麗な炎が上がる焚き火になるんですって!
ちなみに①の段階で薪の皮を内側にしているのは、皮の方が水分量が多いためです。
酒井の薪太くない?バトニングさぼった?
ちゃんとやったつもりなんだけどなぁ〜。
着火のときには焚き付けとなる細い薪が必要なので、酒井さんはもう少し細く割っても良いかもしれません(笑)
みなさんが薪を組み終えたところで着火。
空気が通るように薪が組まれているので、手を加えずとも薪がしっかりと燃えていきます。
この組み方だと火が一箇所に集まるので、すぅ〜っと綺麗に燃え上がるんですよ。
あと、太い枕木があるので新しい薪を焚べやすいのもメリットですね。
ほんとだ、薪を焚べやすいね!
見た目も美しく、扱いやすい。この組み方は覚えておいて損はありません。
筆者も次のキャンプで真似させてもらいます!
【焚き火の技②】焚き火をカッコよく撮るには"スローモード"がおすすめ
焚き火楽しい〜!
遼河さんも初体験の焚き火をかなり楽しんでくれているご様子。
焚き火が良い感じになってくると、写真に収めたくなるものですよね。みなさんも自身が育てた焚き火の撮影を行っています。
動画を撮る時はスローモードにするといいですよ。
猪野さんから教えてもらった通り、スローモードで焚き火を撮影してみると...
うぉぉぉ!スローで撮るとすごいかっこいい!
あまりのかっこよさに小木さんは大興奮!ですが、なぜスローモードにするとカッコよく撮れるのでしょうか?
火の動きはとても早いので、通常モードで撮っても火の動きがわかりません。
だから、スローモードで撮ると火の動きがゆっくりと撮れるため、かっこよく見えるんですよ。
おぎやはぎも大興奮だったスローモーションでの焚き火撮影。
この凄さはぜひ直に体験してもらいたいものです!みなさんがキャンプに行った時は、焚き火のスロー撮影をやってみてくださいね。
【焚き火の技③】矢作流マシュマロを美味しく焼き上げるコツは"火から距離を取ること"
みなさん、焚き火と聞いて連想するおやつはありますか?
おそらく、多くの人が「マシュマロ」と答えるのではないでしょうか。もちろん、今回も準備しましたよ♪
マシュマロを美味しいと思ったことないんだよなぁ〜。
それはもったいない!マシュマロは焼き方ひとつで味が劇的に変わるお菓子でもあります。
小木さんが美味しいと思ったことがないのは、焼き方を間違っていたからかもしれませんね。
マシュマロは火に直接当てたらダメ!熾火でじっくりと焼くのが正しい焼き方だよ。
マシュマロを焼くコツは「火から離してじっくり焼く」こと。ここでは、猪野さんではなく矢作さんがコツを教えてくれました。
さて、お味はどうでしょうか〜?
なにこれ、うっま!中がトロトロで最高だよ。
「マシュマロを美味しいと思えない」と断言していた小木さんもこの表情!
先ほどの発言は無かったかのように、口いっぱいにマシュマロを頬張っています(笑)
初めてマシュマロを美味しいと思いました。
猪野さんも大絶賛!焚き火マイスターも知らなかったマシュマロの焼き方を、まさか矢作さんが知ご存知だったとは...。
俺、これからマシュマロマイスターって名乗ろうかな!
世界初のマシュマロマイスターとしての活躍を期待しておきますね(笑)
【焚き火の技④】焚き火を手早く消火したい時は「重曹」が活躍
勢いのあった火も落ち着き始め、焚き火が熾火になり始めてきました。
そろそろ、焚き火の終わらせ方についても考える必要がありますね。
焚き火の消火の方法ってあるんですか?
基本的には燃え尽くしてから、灰捨て場に捨てるのがベストです。
やはり、燃え尽きるのを待つのがベストとのこと。
ですが、どうしても早く消火したいときはどうすればいいんでしょうか?
時間に追われている時は重曹がおすすめです。
これは意外な回答でした。日常生活でもよく使われる重曹がなぜ消火の際に活躍するのでしょうか?
重曹は燃えると二酸化炭素が発生し、焚き火の表面に膜を張ります。
その膜が酸素をシャットアウトするため、火が消えていくんですよ。
これは、焚き火の消火だけではなく、自宅で料理中に万が一のことがあったときの初期消火としても使えるテクニックですね。
実際に猪野さんが焚き火に重曹を入れると、物の見事に鎮火していきました。
重曹は焚き火台を傷つける心配がないのも嬉しいポイント。ちなみに猪野さんは重曹を常に2袋は携帯しているそうですよ。
手軽に入手できるものなので、重曹は今後ギアバッグに忍ばせておきましょう!
さてさて、この焚き火講座では着火から鎮火まで役立つことをたくさん教わりました。
僕の今日の焚き火はどうでした?
すごく参考になりました!焚き火の枕木が大切なんですね。
スロー撮影が勉強になりました!
目からウロコの情報やテクニックが満載で、これからの焚き火がもっと楽しくなりそうな予感でしたね!
それにしても、焚き火マイスターとしての底知れぬ知識の多さにただただ驚嘆でした。
猪野さん、最高の"ガチ焚き火術"講座をありがとうございました!