おぎやはぎの2人がプレゼンキャンパーを迎えて、キャンプを楽しむ番組「おぎやはぎのハピキャン(メ〜テレ制作)ランチを終えた一行は焚き火マイスターの猪野正哉(いのまさや)氏から焚き火のいろはを学ぶことに。焚き火のプロフェッショナルだからこそ知っている、"ガチ焚き火術"にハピキャン一行は大興奮!目からウロコの情報満載でこれからの焚き火がもっと楽しくなる予感!

【猪野流"ガチ焚き火術"-準備編-】焚き火を快適かつ安全に行うための準備や心得とは?

画像4: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

さて、それぞれ配置についたところで焚き火術講座の始まりです。

焚き火を行うにあたり猪野さんから道具が一式配られましたが、道具や焚き火の準備にも猪野さんのこだわりがあるとのこと。

まずは焚き火の準備や心得(こころえ)について教わっていきましょう!

【焚き火の準備①】バトニング用の道具は手斧より鉈(ナタ)がおすすめ

画像5: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

まずは、焚き火の前にバトニング(薪割り)を行うことに。その際、猪野さんの手にはバトニングではあまり見かけないナタが握られています。

画像2: 猪野さん

猪野さん

バトニングで手斧を使う方が多いと思うんですけど、実際のところ手斧は日本人に向いていないんですよ。

画像1: 今野さん

今野さん

向いていないってどういうことですか?

月に3回はキャンプを嗜む今野さんも理由が気になる様子。猪野さんに解説してもらいましょう!

画像6: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

画像3: 猪野さん

猪野さん

ナタは刃の部分が重たいので、パワーが無くても遠心力で薪を割れるんです。

逆に手斧は先端が細いので、薪を割るのにパワーが必要になります。

なるほど、必要なパワーが少ない分ナタの方が日本人向けということですね。

刃物の重量まで考えたことがなかったので、これはいいことを教わりました!

とはいえ「ナタで繊細な作業ってできるの?」と思った方もいるかもしれませんね。

画像7: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

そんな疑問に先回りするかのように、猪野さんがナタを使ってフェザースティックも作ってくれました。

画像1: 小木さん

小木さん

ナタでフェザースティックを作れるの!?

ここまで綺麗に作るのはスキルが必要そうですが、慣れればナタ1本で全てが完結するということでもあります。

ちなみに猪野さんはナタの柄を自分で染めているとのこと。今後はナイフカスタムならぬナタカスタムが流行るかもしれませんね!

画像1: 【おぎやはぎ大興奮】焚き火マイスター猪野正哉氏直伝の"ガチ焚き火術"とは?
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【焚き火の準備②】バトニングは安全第一!怪我をしないための姿勢を学ぶ

画像8: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

猪野さんにナタの有用性を教えてもらったところで、ここからはバトニングにとりかかります。

ですが、バトニングは刃物を扱う危険な作業。キャンプ中に怪我をしてしまっては元も子もありませんからね。

もちろん、猪野さんは安全のことも考えており、怪我をしないための姿勢も教えてくれました。

画像9: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

画像4: 猪野さん

猪野さん

薪を割る時は必ず自分の横に刃がくるようにしてください。

自分の正面で薪割りをすると、刃が足にあたり大怪我をする可能性があります。

そうならないためにも猪野さんの姿勢のように、バトニングは自分の横で行うようにしましょう。

画像10: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

猪野さんに正しい姿勢を教えてもらい、各々バトニングにとりかかります。

画像2: 小木さん

小木さん

この作業、無になれて楽しんだよなぁ〜。

カンカンカンと、バトニングの小気味良い音が場内に響き渡ります。

画像11: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

画像4: 矢作さん

矢作さん

見て、めっちゃ細く割れた!

画像1: 酒井さん

酒井さん

え、いいなぁ〜。かっこいい!

なぜか薪の細さを競い始める矢作さんと酒井さん。これもバトニングの楽しみ方のひとつ...なのかな(笑)

バトニングはストレス発散にもなる楽しい作業です。ですが、前述のとおり危険な側面もあるので、しっかりと安全対策をして臨みましょうね。

画像12: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

ちなみに猪野さんはバトニングの際、あえて素手で行うとのこと。

これは慣れているからではなくて、緊張感を持って臨むためなんだそうです。

焚き火マイスターとして考え方もプロフェッショナルだ...!

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【焚き火の準備③】着火に火吹き棒を使わない理由とは?薪が燃える仕組みを理解しよう

画像13: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

猪野さんから配られた道具を取り出していると、矢作さんがとあることに気がつきました。

画像5: 矢作さん

矢作さん

あれ、火吹き棒は使わないんですか?

道具の中には焚き火に必要であろう火吹き棒が入っていませんでした。

画像5: 猪野さん

猪野さん

僕の中では火おこしのときに火吹き棒を使う人は下手だと思っています。

えええー!これは衝撃です。ですが、焚き火マイスターの猪野さんが言うからには理由があるのでしょう。

画像14: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

画像6: 猪野さん

猪野さん

焚き火に必要なのは薪と酸素と熱。着火の際に風を送ってしまうと薪が冷えてしまい逆効果なんです。

つまり"熱をこもらせる"ことが必要な着火シーンでは風を送り込むのはNG。

焚き火に必要な酸素の供給は、薪の組み方を工夫することで確保するのがベストなんですって!

画像7: 猪野さん

猪野さん

とはいえ、熾火の時は酸素が足りないので、そこでは空気の供給を行う必要があります。

画像15: photographer 吉田 達史

photographer 吉田 達史

そこで猪野さんが取り出したのは100均などで売られているエアーハンドポンプ

このポンプは押しても引いても空気がでるため、楽に焚き火に空気を供給することができる便利な代物。

キャンプ用ではない道具も組み合わせ、焚き火をより快適に行う。数多の道具を見てきた猪野さんだからこそたどり着いた見地なのかもしれませんね。

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