車中泊の荷物置き場は天井・壁・ボックスを活用!収納スペースを拡張して過ごしやすい車内に
早速、車中泊での収納アイデアをお伝えします!今回ご紹介する収納方法は以下の5つです。
- ネット式の天井収納
- ハンギングバー
- 壁面収納
- マグネットフック
- ボックスやコンテナ
どの方法も難しいDIYは必要なく、簡単に取り入れられるものばかり。中には100均グッズだけでできる収納方法もあるので、コストをかけずに荷物の置き場を増やしたい人も要チェックですよ!
抜群の収納力『ネット式天井収納』
まずご紹介するのはネット式の天井収納です。
ネット式天井収納のメリットは収納力が高いこと。ネット内に収納するだけでなく、軽い物であればネットの上にも置けるので、サンシェードなど比較的大きな物の置き場所におすすめです。
また、ネット式天井収納は床を広く使えるのもメリットと言えます。2人で車中泊をする場合など、床に広いスペースを確保したい人はぜひとも取り入れたい方法です。
ただし、ネット式天井収納は導入できる車が限られます。
まず、天井の高さがある車でないと導入しづらいです。
筆者が以前乗っていたエクストレイルは天井が低く、頭がついてしまっていました。このような状態で天井収納を取り付けると圧迫感が強く、快適な車内空間からは程遠くなってしまいます。
また、アシストグリップが4つあるかどうかも大切なポイント。
ネット式の天井収納はアシストグリップ4ヶ所に固定する方式が多いですが、車種によってはアシストグリップが3つしかないケースも。天井収納の導入を考えている人は、購入前に必ず確認しておきましょう。
丈夫で耐久性に優れたポリエステル素材を二層縫製しており、様々な荷物に対応した丈夫な作りになっています。丁寧な縫製により表面にほつれが生じにくい仕上がりになっています。長さや高さのあるモノを乗せる際は、邪魔になってしまいますが、バックルを解除する...
活用範囲が広い『ハンギングバー』
突っ張り棒のような形状で、物を吊り下げられるハンギングバーも便利な収納グッズです。
ハンギングバーのメリットとしては、活用範囲が広いこと。筆者が導入しているJKMの『ハンギングバー』と『ソフトハンギングバー』を組み合わせれば、シェラカップを引っかけたり、カラビナを付けられたりといろいろな使い方ができます。
また、ハンギングバーを2つ組み合わせると、釣り竿やスノーボードなどの長尺物を載せることも可能に。キャンプだけでなく、釣りやウィンタースポーツなども楽しんでいる人は要注目です!
▼JKM『ハンギングバー』
▼JKM『ソフトハンギングバー』
一方、ハンギングバーのデメリットは落下してしまうことがある点です。
ハンギングバーの設置方法は、アシストグリップやコートフックに引っかけるだけ。そのため、運転中に大きな振動があった際には落下する恐れがあります。
ハンギングバーの落下が気になる人は、ハンギングバー専用の『ロックリング』の導入がおすすめです。ロックリングを使えばハンギングバーをアシストグリップに強く固定できるので、振動による脱落の心配がなくなります。
なお、ロックリングの販売元である『株式会社クレトム』が展開しているインテリア・バー関連商品は、すべてJKMのハンギングバーとソフトハンギングバーに利用できます。
高さ調整や釣り竿固定など、さまざまなカスタムパーツが用意されているので、気になる人はあわせてチェックしておきましょう!
▼JKMのハンギングバーはカッコ良さと実用性を兼ね備えた便利グッズ!詳細は以下でチェック
インテリアとしてもおすすめ『有孔ボード』
車内に有孔ボードを取り付けて、収納スペースをDIYするのも一つの手です。
有孔ボードのメリットは、細かいカスタムがしやすい点。例えば、100円ショップのダイソーには有孔ボード用のフックが多数販売されており、収納したいものに合わせて気軽にカスタムできます。
また、有孔ボードはインテリアとしてもおすすめ。簡単にナチュラルな雰囲気を作れるので、車内の模様替えを検討している人にもピッタリです。
有孔ボードのデメリットとしては、落下が気になる点が挙げられます。
取り付け方法にもよりますが、吸盤で取り付けた場合はまれに落下してしまいます。
筆者はカインズの『デザインボード吸盤取付パーツ』を使用して1年ほど経ちますが、2~3回ほど落下しています。
また、吸盤で取り付けた場合は耐荷重にも気をつけましょう。
▼壁面収納の簡単DIY方法はこの記事をチェック!
手軽に取り入れられる『マグネットフック』
マグネットフックは、今回紹介する収納方法の中で、もっとも気軽に導入できるものです。
車内にマグネットを取り付けられる場所があれば、難しい作業は一切なく、すぐに導入できます。マグネットフックには、LEDランタンや扇風機など、さまざまなものを引っかけておけますよ。
また、マグネットフックは100均でも手に入るので、コスト抑えて導入しやすいのも嬉しいポイントです。
しかし、マグネットフックのデメリットとして、車種によっては取り付けられない点が挙げられます。
車内にマグネットを取り付けられる場所があるかどうかは、事前に確認しておきましょう。
また、強力なマグネットを使用した場合、勢いよく付いてボディを傷つける可能性も考えられます。強力なマグネットを使う際には、十分注意してくださいね。
収納の万能グッズ『ボックス・コンテナ』
ボックスやコンテナの活用は、定番ともいえる収納方法ですよね。
ボックスやコンテナのメリットは、荷物が多くなってしまったときでも車内を整理しやすい点です。
収納力がある大きなボックスやコンテナを選べば、車中泊やキャンプに必要なものを詰め込んで持ち運べます。
一方、ボックスやコンテナのデメリットは場所をとることです。
ここまでご紹介した収納方法は天井や壁などの空間を活用した方法ですが、ボックスやコンテナは床に置かなくてはなりません。そのため、2人での車中泊など床を広く使いたい人にとっては不向きかもしれません。
また、整理が苦手な人だと「ボックス内が散らかってしまう」という事態にも陥りがち。コンパクトなボックスを複数用意して、用途ごとに使うボックスを分けるとスッキリ収納しやすいですよ。
▼車内では棚として活躍してくれるDOD『グッドラックテーブル』にも注目!
荷物の収納力&車中泊の快適度が格段にアップ!筆者注目のベッドキットも紹介
予算に余裕がある人は、車種専用のベッドキットを導入するのもおすすめです。
ベッドキットは床をフラットにして居住性をアップさせるほか、床下収納を確保できるメリットもあります。
例えば、ベッドキットの下に荷物やボックス・コンテナを収納してしまえば、床のスペースを広く確保しつつ、収納力も一気にアップさせられます。
ご自身の車に車種専用のベッドキットが販売されているかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね!
▼キャンプ道具の積載のコツも要チェック!
それでも収納場所に困ったら! 荷物を減らした「コンパクトな車中泊」も意識してみよう
ここまで収納スペースの確保を中心にお話ししましたが「収納方法は工夫しているけど、荷物の置き場に困っている」という人も少なくないはず。そのような場合は、思い切って荷物を減らすのも1つの手です!
車中泊の荷物を減らすコツは以下の4つです。
- スマホやタブレットは走行中に充電する
- モバイルバッテリー機能付きのLEDランタンを使う
- 保存がきく食品でクーラーボックスを持たない
- 小さなサイズのグッズを使う
スマホやタブレットの充電は、シガーソケットを活用して移動中に済ませるのが◎。そうすればモバイルバッテリーを持って行かずに済むほか、場合によってはポータブルバッテリーも必要なくなるので、スペースの大幅な削減になります。
とはいえ充電の心配はしたくないので、モバイルバッテリー付きのLEDランタンを用意して万全の態勢を整えましょう。車中泊に限らず、複数の役割を兼ねたグッズを活用するのは整理の鉄則です。
また、食材を保存がきくものにすればクーラーボックスもマストアイテムではなくなります。フリーズドライ食品や缶詰を使えば、十分に美味しい車中飯が作れますよ。
仕上げとして、グッズのサイズ自体を小さくすれば完璧です。小さいサイズのグッズを使えば荷物が少なくなるだけでなく、圧迫感がなくなり車内が広く感じるでしょう。
荷物が多くて散らかりがちな人は、ぜひ試してみてくださいね。
▼最小限の荷物でする「コンパクトな車中泊」の方法はこちら!
荷物置き場を確保して車中泊を快適に!アイデアを駆使して収納力をアップさせよう
今回は、車中泊における荷物の収納アイデアをお伝えしました。
限られた車内スペースを有効活用して荷物を収納する方法はたくさんあります。車専用の収納グッズも便利ですが、車専用品や収納用品として販売されているものではなくても、うまく応用すれば車内に快適な空間を作れますよ。
今回の記事を参考に、ご自身の車や目的に合わせてピッタリな方法を選んでくださいね。