審査員を悩ませた、センス抜群なノミネート雑貨を一挙ご紹介!
続いては「キャンプ大賞2022:便利・快適雑貨部門」の一次審査を突破するも、惜しくも賞の獲得を逃したその他のアイテムも見ていきましょう。
キラリと光るアイデアが盛り込まれたプロダクトは、今後さらにキャンパーたちの間に浸透し、重宝されそうな予感がプンプンです。
審査員のコメントとともに、製品の特徴をチェックしていきましょう。
便利・快適雑貨部門:ノミネート優秀品01
住化エンバイロメンタルサイエンス「アウトドア用ブユ・虫シールドBackpacker」
アウトドアで虫除け効果を発揮するマットタイプの虫除け器。OD缶にセットし、有効成分プラレトリンを加熱・揮散することで、マット1枚で約4時間、ブユやユスリカなどの虫除け効果が期待できます。
「直接肌に塗ったり、吹き付けなくていいので、虫除けスプレーが苦手な人にもおすすめできる」「アメリカで20年の歴史を持つ虫除けグッズメーカー・サーマセル社製だから信頼度が高い」といった意見も多く、審査員の評価を後押ししました。
便利・快適雑貨部門:ノミネート優秀品02
YOAKE PRODUCTS「ウォータープルーフソックス」
クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、支援率111%を達成した完全防水ソックス。独自開発による3層構造の防水・透湿素材が「濡れない」「蒸れない」「かさばらない」を実現してくれます。
足元が濡れないことで快適さを保てるだけでなく、足先から体全体が冷えるのも防げます。水の侵入をシャットアウトしつつも、汗による内側の水分はしっかり外に排出されるので、常にサラサラな足元を維持できます。
キャンプやフェスはもちろん、タウンユースでも活躍してくれそうな点が好印象をもたらしました。
【大雨にも耐えられる優れた防水性】3層構造の真ん中は防水層となっており、水の侵入をシャットアウト。耐水圧は大雨にも耐えられる目安となる10,000mm以上を誇ります。ソックス前面に施した撥水加工は、防水効果をさらに高めてくれます。
【蒸れにくい透湿素材&構造】透湿素材を使用しているため、通気性は抜群。通気性の高さの指標となる透湿性の数値は、18,00...
便利・快適雑貨部門:ノミネート優秀品03
オレゴニアンキャンパー「キャンプまくら」
老舗ふとん店・タナカふとんサービスとオレゴニアンキャンパーがコラボし、開発した快眠重視のキャンパー向けまくら。中綿に3種類の素材を使い分け、詰め物の量を自分で調節できるなど、徹底した心地よさを追求。
マミータイプのシェルフの頭部に、すっぽりはまってズレにくいラウンド型デザインもポイント。
水に強く、湿気を溜め込まない透湿防水性のあるカバーを用いた点や、洗濯機で丸洗いできる点に、審査員から称賛の声が上がっていました。
製品実寸 約31cm×48cm ※カバーを付けた状態(スタッフによる実測値)
組成【枕本体】 まくら側地:ポリエステル100% 左右詰め物:ポリエステル100% 中央詰め物1:ポリエステル100% 中央詰め物2:ポリエチレン100% 【カバー】 側地:ポリエステル95% ポリウレタン5%
メーカー 有限会社トラウタ― 設計監修:じぶんまくら(株式会社タナカふとんサービス)
生産国 中国製
お手入れ 製品取り扱いタグに基づき洗濯機で丸洗い可能(ドラム式は避けてください)
商品仕様 高さ調節OK、詰めもの補充口4ヶ所、化粧箱入り、専用カバ...
便利・快適雑貨部門:ノミネート優秀品04
桑木「くまはぎの薪」
熊によって樹皮が剝がされる「くまはぎ」の被害に遭い、木材としては使用しにくくなった樹木を再利用するという試みによって誕生したエシカルな薪。
売り上げの一部は里山整備・再生に使用されています。針葉樹を用いているので、火おこししやすいのも嬉しいポイント。
「くまはぎ被害に遭った樹木の放置は里山の荒廃に繋がるため、自然保護の観点からも素晴らしい」「森や林業が抱える問題に関心を持つきっかけにもなりそう」と、審査員も各々の視点から関心を寄せていました。
木の皮の部分もそのまま薪にしているため、一部の商品には熊の爪痕が確認できる薪も含まれています。
売り上げの一部を里山整備に使用するため、使うだけでくまはぎの減少や森と暮らしを守ることに繋がります。
箱の内側にはくまはぎ被害や里山整備の重要さをイラスト付で解説し、開封体験を楽しみながら森の問題について学ぶ事ができます。
針葉樹であるスギの木を乾燥して使用しているため、燃えやすく焚きつけに最適です。また1箱3kgと軽量で持ち運びやすいためソロキャンプにおすすめです。
ソーシャルプロダクツ・アワード20...
便利・快適雑貨部門:ノミネート優秀品05
SIDFEEL「コンプリモフランク」
入れ子構造になった蓋を上から押すことで中のゴミを圧縮する、ノルウェー生まれのゴミ箱。日本への輸入を目指して行われたクラウドファンディングで、驚異の8248%の支援を達成したことでも話題に。
キャンプで出たゴミやペットボトルを、手を汚さずにグシャッと圧縮できるので、持ち帰りのゴミをコンパクトにまとめられます。蓋にロックがかかる設計なので、嫌なニオイが広がらないのも高評価のポイントに。
北欧製だけあって、デザインはシンプルかつスタイリッシュ。カラーは4色展開なので、色によって使い分ければゴミの分別にも役立ちそうです。容量は11L。
2023年はどんな「あったらいいな」が具現化するのか?キャンプ雑貨から目が離せない!
便利・快適雑貨部門は、どの商品を見ても思わず「そうきたか!」と感心するプロダクトが揃いました。
「こんなキャンプギアがあったらいいな」と思って検索したら、たいていは心にかなう商品に出会える昨今。それでもまだ、発掘されていない需要、具現化されていないアイデア雑貨はあるはずで、来年もきっと膝を打つようなプロダクトに出会えることでしょう。
まだ見ぬ「便利・快適雑貨」を生み出すべく、製品開発に向き合うメーカーの皆さんに最大限の敬意を払いつつ、次にどんなキャンプ雑貨が生み出されるのか、楽しみに待ちましょう。
次回は、雑貨カテゴリの「エレクトリック雑貨部門」の最優秀ギアを紹介します!