FULLFUNZのルーフテント「TiNY HydEouT」の基本スペック
筆者がおすすめするルーフテントはFULLFUNZの「TiNY HydEouT(タイニー・ハイド・アウト」。
FULLFUNZは兵庫県猪名川町に店舗を置く、アウトドアスタイルに特化したカーショップです。
「TiNY HydEouT」のキャッチフレーズは「ミニマルスタイルなのに全部入り!」。
その名のとおり、ルーフテント+サイドオーニング+ラダーがすべて格納された画期的なアルミ製のシステムキャリアなんです!
ウルトラトレイル、ウルトラマラソンなどでU.Lギアの恩恵や機能美に感銘を受けた経験をもとにキャンプ、車中泊シーンはもちろんそれ以外の日常生活でも使い勝手のいいルーフテント内蔵のシステムキャリアを開発しました。
徹底的に使いやすさやミニマルさを追求した「TiNY HydEouT」は、女性やキャンプ経験の浅い方でも安心して使えるのが魅力です。
それでは、基本スペックを紹介します。
【本体】
- ラックサイズ:(収納時)長さ196×幅120×高さ13.5cm
- 本体重量:33kg
- 材質:アルミニウム
【テント】
- テント生地:300D PUコーティング ポリエステル オックスフォード
- 耐水圧:2000mm
- ルーフテントスペース(展開時):長さ180×幅100×高さ100cm
【サイドオーニング】
- スペース:長さ196×奥行き240cm
【その他】
- 専用クロスバー、専用フット、取り付けステー付き
【オプション(別料金)】
- ロングラダー、サイドウォール(サイドオーニング用)
【取り付け可能車種】
- ルーフレール付き車
- ダイレクトルーフレール付き車
- エクストレイルT30、T31(専用ステー)
- レインガータータイプ(雨どい)
▼「FULLFUNZ.INC」公式サイト
▼FULL FUNZ.INC 「TiNY HydEouT」
上記商品の他、「TiNY HydEouT」は今も進化を続けていて、
- ジムニー専用モデル
- 軽バンやハイエースなどにもバランスよく収まるワイドサイズモデル
も2023年6月から新たに仲間入りするなど、さらに選択肢が増えました。
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
FULLFUNZのルーフテント「TiNY HydEouT」を実際に使用して感じた7つの魅力
「TiNY HydEouT」は、「小さな隠れ家」という名が示す通りコンパクトで手軽に扱えるのが特徴。車への負荷が少なくてすみます。
そのほかにも、たくさんの魅力が詰まっています。
【魅力1】テント・ラダー・サイドオーニングがオールインワン
「TiNY HydEouT」はテント本体の他に、ラダー(はしご)もついています。
さらに、ルーフキャリアの側面にはサイドオーニングが格納され、ロールスクリーンのように引っ張り出して脚を立てれば、すぐにくつろぎスペースができあがります。
※サイドオーニングとは、車体に取り付けられた「タープ」のようなもの。広げれば、日よけスペースとして活用できます。
▼サイドオーニングについての詳しい解説はこちらの記事で紹介しています
【魅力2】設営はワンタッチ!女子一人でも大丈夫
テントは油圧式で立ち上がり、オーニングも両手で楽に引っぱり出せるので、それほど力はいりません。
組み立てはわずか5分!すぐに寝る場所を確保できるのも、長旅で疲れた体にはありがたいです。
車の乗り入れのできるキャンプ場なら、オーニングを出してテーブルとチェアを並べるだけでキャンプサイトが完成。
かなりの時短になるので、時間をたっぷり使えます。
【魅力3】軽量なので軽自動車もOK
「TiNY HydEouT」はその名の通り、コンパクト。
重量も33kgと軽量なので軽自動車にも問題なく取り付けられます。
【魅力4】ルーフキャリアとしても使える
ルーフテントを購入する際に、気になるのは使用頻度ではないでしょうか。
「使わないときはただのお荷物?」そんな心配はいりません。
「TiNY HydEouT」の場合、テントを収納後はルーフキャリアとして使えるので、トランクに入れにくいキャンプ用品などを積めます。
【魅力5】車一台分のスペースがあれば車上泊できる
「TiNY HydEouT」は、床面を拡張しないタイプ。
標準タイプのラダーなら車の側面に沿っておろせるため、車一台分のスペースさえあれば車上泊が可能。
スペースの狭いRVパークなどでも余裕で過ごせます。
【魅力6】オプションや工夫次第でキャンプの拠点にもなる
サイドオーニングのスペースが広いので、オプションのサイドウォールを取り付ければテントのかわりにも。
コットやマットを入れれば、人数が増えたときにも対応できます。
ちょっとした小部屋となるので、着替えやフリーマーケットのバックヤードとしても使えます。
▼オプションのサイドウォール
中のスペースではチェア二脚、ローテーブルなどが配置可能なサイズ感です。
冬場は中にポップアップテントなどを張ってのカンガルスタイルも可能です。
【魅力7】眺めがよい
車の屋根に上るので、ふだんより視点がぐっと高くなって、遠くの景色がよく見えます。
視界が開けるので、いつもの景色も違ったものに感じられて新鮮です。
「TiNY HydEouT」のちょっと気になる点と対策
「TiNY HydEouT(タイニー・ハイド・アウト)」を使ってみて気になったのは、以下の3つです。筆者の解決方法とともに紹介します。
1. 標準装備のラダー(ハシゴ)は短い
ラダーは跳ね上げて、ラックの中にしまう必要があるため、長さが限られています。
車高の高い車だと、タイヤに足をかけるなど登るのがたいへんに思うかもしれません。
<対策>
そんなときは、オプションのロングラダーを取り付けるのがおすすめ。
▼ロングラダー
筆者は割り切って、折り畳み式の脚立を使っています。
2. 床面のマットを巻いて車内にしまうスペースが必要
テントを格納するときは、床面のマットをまるめて車内にしまえるようスペースを確保しなくてはいけません。
軽自動車など小さな車だとしまいにくいこともありそうです。
<対策>
筆者はマットは敷いたままで移動しています。そのかわり荷台カバーをつけて雨をよけています。
3. 冬は床面から冷気が上がってくる
備え付けのマットは薄手のため、夏は涼しいのですが、冬は寒すぎることも。
<対策>
筆者は断熱マットで冷気を遮断したり、ムートンや電気毛布を使っています。
▼MORITA「洗える電気掛式毛布」