【2】エクストリームダウンシュラフ:フュージョンダウンシュラフの進化版
新しいシュラフシリーズが完成しました。
エクストリームダウンシュラフ
フュージョンダウンシュラフの進化版、その名もエクストリームダウンシュラフ。
元々ワークマンのアパレルで使っていたフュージョンダウンというダウンと吸湿発熱型の混合素材をシュラフに転用したのが初代のフュージョンダウンシュラフ。
なかなかいいものになったなと思ってたんですけどその後中綿1200gのフュージョンダウンシュラフを作るタイミングでワークマンのフュージョンダウンの混合率が変わりました。
ざっくり言うと天然素材と化学繊維が5:5だったのが6:4になったと。
結果的に冬用のダウンシュラフとしてはISOの快適使用温度1℃という結果になりましたが、筆者としてはフュージョンダウンシリーズはもっと進化させて欲しいという希望は出していました。
このエクストリームダウンはは天然素材のダウンが50%、さらにフェザーが15%、残る35%に化学繊維が使われてます。
ざっくり言うと天然素材の割合がめちゃくちゃ増えたということです。
いろいろラインナップが出ているので順に紹介していきます。
エクストリームダウンシュラフ400
中綿量400gでコンパクトサイズが売りの夏を中心とした3シーズンモデル。
ケース込みの重さは1kgちょうどです。
ただ暖かいシーズン向けといってもエクストリームダウンに変わってから圧倒的に保温性能が上がったのでこの400gの綿で快適使用温度が4℃です。
混合率改定前のフュージョンダウンシュラフと同じ快適使用温度を200g減らした中綿で実現させています。
だから春秋のちょっと寒い時期でも使えてしまいます。
ただコンパクトにするためにフードをつけてないんですね。
そういうところもあって暖かい時期用となっていますが、ほぼ寒い思いをすることはないだろうという性能になってます。
ファスナーが噛みにくいように作られてます。
一気に締めてみても引っかからなかった。
完全に引っかからないわけじゃないけど今までのものよりかなりファスナーの動きは良くなってるように思います。
下に噛み込み防止のシートがついてるので噛まないんだと思うんですけど上はナイロンなので一気にやると噛んでしまいますね。
そしてダブルファスナーになってます。
これは生地もしっかりしてて快適仕温度も4℃、3シーズンで十分使えるレベルのコンパクトシュラフだと思います。
長さは結構ゆとりがある感じです。筆者175cmですが十分余裕を持って寝られます。
エクストリームダウンシュラフ600
重さは1.2kg。エクストリームダウンが600g入ってるので快適使用温度が2℃です。
1200フュージョンダウンに迫るんじゃないかっていう性能になってる600gタイプ。
色違いでダークブラウンさらにサンプルで690gというちょっと違う大きさも出ています。
これで冬の直前くらいまで使うことができますし、フードも付いています。
この600あったかいですね。入った感じいきなり違う。
400で結構あったかいと思ったんですけど600あったかいですね。これはいい。
ちょっと寒がりな人の3シーズン用シュラフはこっちを選ぶと快適になるんじゃないかなと思います。
マミー型なので動きやすくはありません。
690も基本的には600と作りが変わらないように思えましたが、止水ファスナーになってます。
600は通常のファスナーなのでこの辺でちょっと上位モデルになるのかもしれませんね。
エクストリームダウンシュラフ1290
エクストリームダウンで1,290gで作ってくれました。ここまで来るとそこそこなお値段になってきます。
ただ性能はかなりアップしておりまして、ISOの快適仕様温度がマイナス5℃です。
快適温度でマイナス5℃なので使用可能温度はマイナス11℃限界温度はマイナス31℃という山岳用シュラフのようなスペックになっていますが、ここまで保温性の高いモデルが2万円切るっていうのはかなりいいんじゃないかなと思ってます。
これは最強ふっかふかふか。
ファスナーは止水になっていますね。
止水だけど噛まなくはないけど噛み込みにくくなってます。いいじゃないですか。
あったかい。確かに封筒型シュラフほどのゆとりがあるわけではありませんが、長さは余裕があってとにかくぽっかぽかですね。
これで快適温度がマイナス5℃なら申し分ないと思います。
お値段はやはりちょっと上がりましたね。
この性能になってくるとワークマンでもこのぐらいになるって事なんですね。
フュージョンダウンシュラフが今年は新しい中綿配合へと進化をいたしました。それに伴ってISOの保温力測定値もはっきりと上がりましたのでこのシリーズは私も楽しみで入手したいなと思っています。