保冷力の高い2WAYクーラーバッグ
まず最初はこちらです。DCMの2WAYクーラーバッグ、今年新しくリニューアルしたと思われる新型タイプです。
断熱材の素材が変わり保冷力アップ!
このデザイン見ると恐らく昨年出たソフトクーラーとほぼ同型と思われます。グレーかなって感じの色に変わってますが、色が変わっただけじゃないんですよ。
断熱材がウレタンフォームになっている。これはやばいですね。
昨年のタイプは断熱材がポリエチレンフォームだったんです。ウレタンフォームの方がより保冷力は高いと言われていて、ただ値段も比例しちゃいます。
数年前からブームになったAOクーラーをはじめとする、高保冷力タイプのソフトクーラーは、どれも20mm前後のウレタンフォームを使ってるんですね。
ただ、ソフトクーラーバックは断熱材の種類と厚みの違いはかなり大きな要素になるんですけど、いかに冷気が逃げにくいかっていう構造の工夫とか生地の厚みとか、いろんな要素が左右するんです。
去年のポリエチレンフォームタイプも構造的な工夫だけでなく、ポリエチレンの厚みをかなり持たせていました。ウレタンフォームを使ってる私の商品のカンガルークーラーの外側だけと比較したときに、私のは僅差で負けましたからね…。
あれで4,000円台前半だったので、恐ろしいコスパのクーラーだと思ってたんですが、今年ウレタンになってリニューアルということで、これ、かなりヤバいと思うんですよね。
防水シートの厚みや底敷きなど注目ポイント多数!
とりあえず出してみましょう。
しっかりしてるわー。このトート型で普通に使えるんですけど、ボックス型にして使う人の方が多いと思うんですけど、容量は若干下がるんですね。
まずファスナー、昨年と同じく止水タイプです。
ショルダーベルトが付いてます。防水のEVAシートが、昨年のよりも明らかに分厚くなってる。
そしてあれこんなのあったか、断熱材の入った底敷きが付いてる。10mmあるのかな、8mmぐらいかもしれないけど、断熱剤入りの底敷きです。
これ去年のですけど、生地は「コーデュラファブリック」でしたね。今年はターポリンみたいな、防水性が高そうな生地になってます。昨年のはやっぱり底敷きないですね。
底敷き方式は私のカンガルークーラーでも開発過程で採用したんですけど、やっぱり冷気が下に溜まるので、敷いた方が保冷力が良くなるんですよね。
前ポケットも、前作では付いてなかったですね。
前作はサイドにメッシュポケットが付いてたんですけど、それが無くなって前ポケットになっています。ここも止水ファスナー。
そして、メインのファスナーを閉めて、両サイドをこうしてパチッと止めれば、ボックス型になります。
こうしてみると、昨年からの流れを引き継ぎながらも、はっきりいって大幅に進化してます。
欲張りクーラー
今年のDCMはソフトクーラーが一番推しかなと思ったんですけど、何と同時にヤバそうなハードクーラーも出てたんですよ。
欲張りクーラー13L、税込み5478円です。
3サイズ展開のハードクーラー
なんかレトロなカラーリングで見た目重視なのかなと思って展示品を触ってたら、ハードもけっこう良さそうだったんで買ってきちゃいました。
さらにこれ3サイズ展開でしたので、もう1つ大きな25Lタイプも買ってきました。税込み6578円でした。
さらにもうワンサイズ背が高いのがあったんだけど、それはたぶん2Lのペットボトルが立てて入る感じでしたね。
これまずね、ガチャッと積めるんですよ。ちゃんと引っかかってるので。
見てみると保冷性能を追求した蓋設計、断熱材ってことで、さっきのソフトクーラーもですけど、今年のDCMは保冷性能に本気になってるみたいですね。
発泡ウレタンフォームの断熱材なんですけど、国産のオリジナル設計でこれぐらいの価格なら結構安いんじゃないですかね。
このカラーリングがちょっとレトロな感じにも見えるんですよ。コールマンのロゴついてても違和感ないように見えちゃいます。
ロックする場所も良いなと思ったポイント。トランクカーゴみたいな感じです。
持ち上げるときもトランクカーゴと同じような感覚なので、持ちやすいですよ。
蓋の閉まり方に特徴アリ!
開け閉めしてみたんですけど、蓋を持ってる手を放すとガンって落ちずに、閉まる直前に空気が抜けるんでふわっと蓋が落ちます。去年保冷比較用に買ったイエティは、蓋を上げて離すとバンッと締まります。
従来品よりも高さがあるデザインで、一般的なワインボトルや2L入りのボトルをまっすぐに収容でき、車の運転席や助手席の後ろにしっかりフィットします。
回転成形による構造-驚くほど頑丈でありながら薄型かつ軽量で、持ち運びが簡単。
クイックラッチ-柔軟でシンプル。片手で簡単にクーラーボックスの開け閉めができるように作られています。
Roadie 24には、氷2:缶1の割合で18缶、氷のみの場合は24ポンドの氷を入れることができます。 サイズは長さ16 1/2インチ×幅14 1/2...
欲張りクーラーは白いゴムパッキンが1周してるけど、上蓋と本体の形状がかなり精度高く作られてるからソフトに閉まるんじゃないですかね。
あとは断熱材ですね。発泡ウレタン何mmとは書かれてないから、ここは私の感覚で見るしかないですよね。
一番厚みがあるところでも30mm~35mmぐらいかなって感じに見えます。
本体は発泡ウレタンなんですけど、蓋の断熱材は中に発泡スチロールが入ってますね。
そしてショルダーベルトもついてました。肩にかけても良いけど、ハンドルの方式からして、トランクカーゴみたいに持ち運ぶ方が使いやすい感じには見えますね。
ここまで見た限り、以前DCMで出してたハードクーラーとはかなり方向性を変えてきたように見えます。
蓋の閉まり具合もそうですけど、精度が良さそうな作りで、ハンドルロック方式も使いやすい。
さらにこの積み重ねられる方式でサイズも3段階なので、いろいろなアウトドアに対応できそう。この薄型のも良さそうで、平型のお肉のトレーとかがそのまま入りそうですよね。
せっかく積み上げられるし、2個買った場合は食材用と飲み物用とか分けても良いかもしれません。
そして以前のモデルと比べると価格帯も大幅に下げてきましたね。
ただ、イエティほどの頑丈さは無いってところと、イエティ系のクーラーと比べると、保冷力は若干負けるんじゃないかなと思いますけど、これも比較してみないと何とも言えないところですよね。
とりあえず今年のDCMのソフトクーラー・ハードクーラーともにかなり力入れて開発してるなっていうところがうかがえるので、あとはその保冷力の目安っていうのをお見せできたらと思います。