番組内で見せ場を作ったあのギアは、キャンパー目線でもイケてる？イケてない？
Photographer 吉田 達史
「おぎやはぎのハピキャン」シーズン34のテーマは「インパルス板倉流キャンピングカーツアー」！
お笑い芸人のインパルス板倉さんをプレゼンキャンパーにお迎えして、トイファクトリーの高級キャンピングカー「フィアット デュカト DA VINCI 6.0」に乗りキャンプを楽しみました。
Photographer 吉田 達史
そして、今回のシーズン34にもたくさんのキャンプギアが登場していましたね。
ハピキャン大賞のチェア部門で最優秀賞を獲得した「コールマン/クロスロッカー」や
Photographer 吉田 達史
販売と同時に即完売すると噂の「Satisfied（サティスファイド）/薪割り君」など、キャンパーなら一度は触ってみたいものばかり。
とはいえなぜ、おぎやはぎさんを含めた出演者たちはあそこまで大いに盛り上がることができたのか？
この記事では「コールマン/クロスロッカー」と「Satisfied/薪割り君」に焦点を当て、筆者が頭に浮かんだ疑問とその検証結果をお伝えします！
【疑問１】「コールマン/クロスロッカー」はくつろぎ用途ではなく、普通のキャンプチェアの代わりにもなる？
Photographer 吉田 達史
シーズン34でみなさんが座っていたチェア「コールマン/クロスロッカー」
設営は簡単で、心地よい揺れを体感出来るロッキングスタイルのゆったりワイドチェアです。
Photographer 吉田 達史
前述のとおり、クロスロッカーは「キャンプ大賞2022」のチェア部門で最優秀賞を獲得しています。
ロッキングチェアなので主な用途としては、リラックスをしたいときに使うものなのでしょう。
ですが、クロスロッカーが"ごく普通のロッキングチェア"であったなら、ここまで注目を浴びるわけがありません。
まずは、なぜキャンプ大賞で最優秀賞を獲得できたのか、筆者の観点から紐解いていきましょう。
そもそも何がすごいの？まずは実際にクロスロッカーに座ってみた
筆者撮影
ハピキャンバスケットがオットマンとして最適な高さでした！
クロスロッカーの使い心地を体感するべく、まずは実際に座ってみました。
座った際の率直な意見としては...
「包み込まれるような座り心地が最高で、座った瞬間に身体がリラックスモードになる」
なんだか賞賛し過ぎて逆に疑われそうですが、屈託のない意見です。
なぜここまで思えたのか、仕組みはクロスロッカーの構造にありました。
筆者撮影
クロスロッカーの座面を見ると、後方に向かって傾斜しています。
この構造により、自然と背中が背もたれに接するようになり、深く腰掛けることができます。
また、座面の角度が秀逸で、座ると太ももの裏が伸びて気持ちいいんですよ。
筆者撮影
クロスロッカーの座面は横幅が広く作られており、幅はなんと73cm。
ここまで広いと着席中に「窮屈だな」と感じることはないでしょう。
筆者撮影
ロッキングチェアの要とも言える、脚部の湾曲具合もVery Good
安心して身を委ねられる角度で、ゆらゆら揺れている最中に倒れたりする心配もありません。
フレームの造りもしっかりとしており、さすがコールマンといったところでしょうか。
筆者撮影
「クロスロッカーがあれば極上のリラックスタイムを過ごすことができる。」
これは間違いなく、その通りだと言えるでしょう。
ですが、どうしてもクロスロッカーに関してひとつだけ気になることがあるのです。
筆者撮影
「いや、クロスロッカーのサイズ大きすぎでしょ」
正直、クロスロッカーを車に積み込むと荷室のスペースをかなり圧迫してしまいます。
ですが、クロスロッカーがリラックスシーン以外でも活躍するマルチなチェアなら、荷室が圧迫されてでも持っていきたいところ。
クロスロッカーはリラックスするためだけの一点突破型のチェアなのか、それとも実用性を兼ね備えたマルチなチェアなのか、これは検証する必要がありそうです。
【検証①】クロスロッカーに座りながら調理はできるのか？
筆者撮影
ということで、クロスロッカーの実用性を検証するべく、まずは座りながら調理をしてみました。
多少前屈みになる必要はありましたが、それは他のチェアでも同じこと。
クロスロッカーの高さ的に、使用するテーブルはロースタイルがおすすめですよ。
筆者撮影
今回はホットサンドを作っていきます。
上から見るとこんな感じ。
クロスロッカーの座面は広いため窮屈に感じることなく、むしろ調理しやすいぐらいでした。
筆者撮影
調理後はクロスロッカーに座ったまま食事に移れます。
深く腰掛けてリラックスしながら食べたホットサンド。なんだか貴族になったみたいで最高でした。
検証の結果、クロスロッカーでの調理は問題なさそうですね。
【検証②】クロスロッカーに座りながらバトニングはできるのか？
筆者撮影
では、座りながら行うバトニングはどうでしょうか？
ということで、薪を数本バトニングしてみたところ、気持ちよく割ることができました。
むしろ、座って行った方が姿勢も楽で力も入れやすかったです。
筆者撮影
フェザースティック作りだってなんのその。
ここまで出来れば、クロスロッカーに座りながらのバトニングやフェザースティック作りも問題なくできると言っていいでしょう。
もちろん、刃物を扱うことなので安全には十分に配慮してくださいね。
【検証③】キャンプの醍醐味であるBBQや焚き火はやりやすい？
筆者撮影
最後にBBQと焚き火を行ってみます。
小型の焚き火台を使用してのBBQでしたが、普通に楽しめました。
筆者撮影
ちなみにクロスロッカーに座った状態の目線の写真がこちら。
もう特段言うこともないですね。だって、すごく快適にBBQが出来たんだもん。
もちろん焚き火だって問題ありません。ゆったりと腰掛けながら楽しむ焚き火、誠に最高でございました。（楽しみ過ぎて写真撮るの忘れてました...）
【結論】キャンプのチェアはクロスロッカーひとつあれば事足りる
筆者撮影
「クロスロッカーは一点突破型のチェアなのか、それともマルチなチェアなのか」
という疑問を検証するため、調理や薪割りなど行いましたが、どれも全く苦にならずむしろ快適。
つまりクロスロッカーは、マルチなチェアであると結論づけても差し支えはないでしょう！
Q. クロスロッカーはリラックスシーン以外でも活躍する、マルチなチェアなのか？
A. 調理や焚き火といった他のキャンプシーンでも活躍するチェアである。クロスロッカーひとつあれば、キャンプ中に他のチェアは必要なさそう。
