【魅力&弱点を徹底レビュー】広さはソロ用最大級!弱点とは…?
「サーカスST DX ブラック フロントフラップ スペシャルパッケージ」がどんなテントなのか?数回使用した範囲で私が思う良い点と悪い点を書いてみたいと思います。
良い点1:設営も撤収も簡単! 面倒なら10分で立てることも可能!
サーカスシリーズの最大の利点は、以前からずっとそうですが「何と言っても設営や撤収がとても簡単」であることです。ポール1本でサイドフラップも使わないなら、わずか10分で設営も可能です。
今回トリポッドやフロントフラップとオプションが豊富なバージョンではありますが、慣れてしまえばそこまで手間は増えないなと感じました。
「雨用最強」というのは、雨天時の設営スピード、撤収スピードも含めての評価です。単純に防水機能が優れている、というだけの話ではないのです。
トリポッドを使った場合、撤収にはさらに利点もあります。画像のようにポールを途中で折ってしまえば、その上でテントのフライシートを畳むことが可能で、こうすることで雨天時でもフライシートに泥が付きにくくなるわけです。
良い点2:広さはソロ用最大級! 引き籠りキャンプに最適!
センターポールがないので、レイアウトは自由自在です。中央に椅子を置く感じにすると、驚くほどの広さになります。
この時はインナーテントにクオルツのイージーキャンパーを置いていますが、以前他のサーカスで試した際、これと薪ストーブを両方入れることは難しい感じでした。
トリプルファスナーの恩恵もあって、そうしたレイアウトにもまったく困りません。
また、フロントフラップも恩恵があり、サイドフラップ下が前室のような位置づけになります。この部分だけで小型テントぐらいの広さがあるので驚きです。
雨天時の引き籠りキャンプをするには最適なラグジュアリー空間です。
気になる点1:ST素材だから結露はものすごい!
「サーカスST DX ブラック フロントフラップ スペシャルパッケージ」はポリ繊維素材でのシングルウォールテントです。
この構造は結露が発生しやすく、特に入口を閉めてしまうと、朝には幕内がビッショリの状態になります。
ただし、色の黒いテントでもあるため、前後を開け放って日光を当ててしまえばみるみる乾燥しますので、撤収への影響はさほどないと思います。
気になる点2:トリポッドポールの重量が腰にきます!
トリポッド用のポールはガッシリとしたスチール製。総重量はなんと9.21kg(付属品/収納ケース含む)もあります。本体だけでも8.83kg。サーカスSTの幕体のみが4.49kgですから、その重さはなかなか強烈です。
もちろん設営の時もこの重さが一番のハードルになりますし、テント内を広く使うわけでない限りはセンターポールだけの設営でもよいのかな…と思いました。
「サーカスST DX ブラック フロントフラップ スペシャルパッケージ」は改めて雨用に最適なテント!
私はソロキャンプが大好きなのですが、本業がかなり多忙なこともあって、天候関係なく、スケジュールに空きがあれば出撃しています。
雨天時に薪ストーブやらを入れてストレスにならないテントはこれまでなかなかなかったのですが、この「サーカスST DX ブラック フロントフラップ スペシャルパッケージ」が発売されたことで、雨天時のストレスが大分軽減されそうです。
何しろテント自体が雨に強いことに加え、設営や撤収が早い。雨の中1時間もかけて設営をしたりするのは難しいですが、最速10分で立てられるなら、どんな天候でも安心です。
しかもTCやコットン素材と違い、乾燥も容易なのです。
薪ストーブを使うような季節以外でも、このスピードと防水性能は魅力的です。ソロキャンパーにとって、あって困ることはないテントだと言えるでしょう。
サーカスシリーズはバリエーションが多過ぎていまいち新製品の魅力が伝わりにくいのですが、「サーカスST DX ブラック フロントフラップ スペシャルパッケージ」は雨用として最強であると、強くお勧めできるので、是非注目してみてください。
繰り返しますが限定販売です。お早目の購入をお勧めしますよ!
総重量(約):11.77kg(ペグ/張り綱/ポール/収納ケース/その他付属品含む)
素材: [フライシート] ポリエステルオックス210D(表面撥水加工、PUコーテイング、シームテープ加工、耐水圧1,500mm) [フロントフラップ] ポリエステルオックス210D(表面撥水加工、PUコーテイング、シームテープ加工、耐水圧1,500mm) [ウェービングテープ] ポリプロピレン [ポール] スチール製5本継ぎ(φ32mm/280cm)×1本、スチール3本...