「キャンプ大賞2022」は1年を象徴する優秀ギアを決める業界最大規模のアワード
「ハピキャンPresents キャンプ大賞2022」は、アウトドア業界のプロたちの力を借りて、2022年に発売されたキャンプギアの中から最も優れた一品を決定し、その素晴らしさを広めることを目的としています。審査員としてご参加いただいたのはこの方たち。
「キャンプ大賞2022」でみごと賞を獲得したギアは、ハピキャンが運営するメディアのみならず、各種イベントにも展示され、多くの人々の目に触れることになります。
プロダクトとしての魅力はもちろん、細部に宿る工夫やこだわり、その製品を世に送り出したメーカーの熱い思いにいたるまで、ひとりでも多くの方に紹介していくことを目指します。
5つの「年間最優秀賞(オブ・ザ・イヤー)」と11個の「部門最優秀賞・優秀賞」が決まる
審査されるアイテムは、全5ジャンル、11部門に分類されています。
各部門にノミネートされたキャンプギアの中で「最も優れている」と評価されたものに「部門最優秀賞」が、次点となったものに「部門優秀賞」が贈られます。
また、部門最優秀賞ギアをさらに吟味し、ジャンルの頂点を極める「年間最優秀賞(オブ・ザ・イヤー)」も同日に決定されました。
受賞製品の選定は、審査員たちがキャンプギアを詳細にチェックし、事前に設けられた5つの項目に得点をつけていく形で進められました。採点方法の詳細は下記の通りとなります。
【採点方法】(テント・ファイヤー・ファニチャー)
テント・ファイヤー・ファニチャーの3ジャンル7部門は、「企画性」「デザイン性」「機能性」「コスパ」「市場浸透性」の5項目を、それぞれ10点満点で採点。得点の合計が最も高かったアイテムが「最優秀賞」、次点が「優秀賞」となる。
【各項目の評価基準】(テント・ファイヤー・ファニチャー)
【企画性】
特筆すべき「アイデア」や「ギミック」、新規性のある「こだわり」のいずれか、または複数が盛り込まれているかどうか。
【デザイン性】
競合と差別化された特筆すべき「デザイン」および「設計」をまとっているプロダクトであるかどうか。
【機能性】
競合と差別化された特筆すべき「性能」および「実用的な機構」を備えたプロダクトであるかどうか。
【コスパ】
価格設定が「市場やターゲットに対して適切か」。その価格に見合った「実用性および耐久性」を備えたプロダクトであるかどうか。
【市場浸透性】
生産や販売チャネルなどの観点から見て入手性が安定しており、今後も市場の中で存在感を示し続けられるプロダクトであるかどうか。
審査員のみなさんが持つアウトドアに関する幅広い知識と経験、鋭い視点をもとに選ばれた「最高の焚き火台」は、果たしてどれなのか。
それでは、審査の結果を見ていきましょう!
【キャンプ大賞2022】「焚き火台部門:最優秀賞・優秀賞」発表!
焚き火台部門には、全部で8つのアイテムがノミネートされました。ノミネート条件は、
A.大小かかわらずすべての焚き火台が該当
B.2022年発売のプロダクト
となっています。
審査会場となったキャンプ場には、キャンプの醍醐味をじっくりと味わえる最新の焚き火台がズラリ。ひとつひとつに火を入れ、その燃え方までもをしっかりと確認しながら審査が進みました。
そして、8つのノミネートギアの中から、最優秀賞に選ばれたのがこちらの焚き火台です!
焚き火台部門:最優秀賞は
SOLO STOVE「レンジャーキット2.0」
ノミネートされたアイテムの中で最高得点を獲得した焚き火台部門:最優秀賞」は、SOLO STOVEの「レンジャーキット2.0」です!
効率的に二次燃焼を促す本体の構造は、多くの審査員が高く評価。実際に、高く、美しく上がる炎に審査員が目を奪われる一幕もありました。
ファミリーキャンプに最適なサイズ感、底部のロストルが取り外し可能になり、灰の処理が簡単になった点なども高得点を獲得した要因。シンプルなデザインを推す審査員の声も聞かれました。
【製品の特徴】
直径約38cmの開口部は大きな薪を投入しやすく、豪快な炎を演出するという役割も担う。着火後、底部に設けられた通気口から入った空気によって一次燃焼。暖められた空気は二重構造になっている本体の壁を通って上昇し、開口部付近の通気口から噴出される。
その一連の空気の動きが効率のよい二次燃焼を実現し、ダイナミックな炎を導く。旧作とは異なり、底部のプレートとロストルが取り外せる仕様になったことで、焚き火が終わった後の灰の処理、メンテナンスが飛躍的に楽になった。
焚き火台部門:優秀賞は
サイラス9「フレームインザウインド」
筒状の本体構造に、審査員は興味津々。開口部の位置が可変し、シーンに即した最適なスタイルに変化するという仕様には、「よく考えられている」「スタイリッシュ」といった肯定的な声が上がりました。
デザイン性と機能性が融合した秀逸さが、大きな加点のポイントとなったようです。
【製品の特徴】
2021年にクラウドファンディング「machi-ya」にて400%越えの達成率を上げて誕生した焚き火台。2022年秋に改良版が発売され、さらなる好評を博している。
円柱状の焚き火台をどう置くかによって、用途や機能性を変えられるのが最大の特徴で、調理をしたい場合は開口部が上に向くように設置する。また、開口部を横に向けた場合は、風の影響を軽減しつつ輻射熱を利用して効率よく暖を取れる。
横に長い形状ゆえ、長い薪も使用可能。フライパンやクッカーで開口部がふさがっている場合でも、両サイドの穴から薪を投入できる。
フォームチェンジする焚火台。
開口部の向きを変えることで「暖をとる」、「調理をする」2つのモードがあります。