【疑問①】"ディープ"になったことで"フラット"では出来なかった料理も作れる?
『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』(以下 "ディープ")と製品名にあるように、従来のフラットタイプより深さが増して約4cmとなりました。
それにより、"ディープ"には食材と約1Lの水分も入れられるようになったとのことです。
つまりは従来のフラットタイプでも可能だった「焼く・炒める」に加えて「煮る」という調理工程も可能になったということです。
ならばここで沸いた疑問がひとつ
【疑問】
深さが約4cmになったことで、"フラット"では作れなかったものも作れるのか?
"ディープ"がフライパンと同じような使い方ができるのであれば、調理の幅がグッと広がりますからね。
これは知っておいて損はなさそうです!
「焼く」「炒める」「煮る」の調理工程が必要なワンポットパスタを作ってみる
自分のなかに沸いた疑問を解決するのには、実際に自分でやってみるに越したことはありません。
"ディープ"の実力を図るべく、「焼く」「炒める」「煮る」と3つの工程が必要なキャベツと豚肉のワンポットパスタを作っていきましょう。
【キャベツと豚肉のワンポットパスタ 材料】※2人前
・パスタ:200g
・しゃぶしゃぶ用豚肉:100g
・キャベツ:50g
・◯水:500g
・◯鶏がらスープの素:小さじ2
・◯酒:小さじ2
・◯醤油:小さじ1
・◯みりん:小さじ1
・◯砂糖:小さじ1
まずは豚肉の表面をしっかりと焼いていきます。
鉄板マルチグリドルにはイノーブルコーティングという加工が施されており、驚くほどに焦げ付きません。
油すら引かなくていいのはすごすぎる...。
お次はキャベツを入れて炒めていきます。
ここまではフラットタイプでも出来ることです。もちろん、ディープタイプでも全く問題ありません。
そしてここからがディープタイプの本領発揮。
◯の調味料を入れ沸騰したら、パスタを二つに折って入れて煮込みます。
"ディープ"に水分や具材をたくさん入れたのにもかかわらず、何もあふれる気配はありません。これは"ディープ"の中心部が深いからこそできたと言えるでしょう。
水分がなくなるまで煮込み、最後にネギや一味を散らしたら豚肉とキャベツのワンポットパスタの完成です!
【結論】「煮る」ことが可能になったことで、調理の幅が広がった。
この検証では"ディープ"の特性を活かしてワンポットパスタを作りました。
正直どこかの工程で調理に苦労するかな、と思ったんですが何のトラブルもなく完成までいってしまいましたね(笑)
ワンポットパスタに限らず「煮る」という工程が必要な料理はたくさんあります。
"ディープ"があれば「次はどんなキャンプ飯を作ろうか」とワクワクしますね!
ディープタイプなら麻婆豆腐とかも作れそうだ!
【結論】
Q."ディープ"では"フラット"で作れなかったものも、作れるようになったのか。
A. 「煮る」という工程が可能になったことで、調理の幅が広がった。
「焼く→炒める→煮る」という一連の流れを、鉄板マルチグリドル"ディープ"ひとつでこなせるのは魅力的。
【疑問②】"ディープ"では「揚げる」という調理工程も可能なのか?
先ほどの検証から"ディープ"では「煮る」という調理工程が可能になったこともわかりました。
「鉄板なのに具材を煮ることができる」
これだけで十分にすごいことなのですが、筆者にはまたひとつ疑問が湧いてしまいました。
【疑問】
"ディープ"なら食材を「揚げる」ことも可能なのか?
ここでいう「揚げる」とは文字通り、食材が油の中に浸り揚がることです。
少量の油を引いて行う「揚げ焼き」とは少し意味合いが違います。
キャンプで揚げ物パーティーが出来たら絶対に楽しいやつ!
鳥むね肉を1枚まるまると揚げる「台湾唐揚げ・ジーパイ」に挑戦してみる
さて、せっかく"ディープ"で揚げ物に挑戦するのであれば、鉄板マルチグリドルの29cmという大きさも活かしたいものです。
そこで筆者が一度作ってみたかった、台湾で人気の特大唐揚げ「ジーパイ」を作ってみることにしました。
【材料】
・鶏むね肉:1枚
・◎醤油:大さじ3
・◎酒:大さじ2
・◎みりん:大さじ1
・◎にんにく、しょうがチューブ:各2cm
・◎五香粉:小さじ1/2
・◎カイエンペッパー:小さじ1/4
・片栗粉:適量
鳥むね肉を叩いて伸ばし、◎の調味料に1時間〜1晩つけ込みます。
叩いて薄く伸ばしたことにより直径20cmぐらいになりました。
フライヤーや一般的な天ぷら鍋ではこれを揚げるのは、おそらく難しそうです。
このサイズのまま揚げるって相当大変なのでは?大丈夫かなぁ(汗)
"ディープ"に油を入れ温めたら、鶏むね肉をIN。
29cmという大きさのおかげで鶏むね肉がすっぽりと油のなかに浸りました。
うぉぉ!! めっちゃいい感じに揚がってる!!
片面を約3分ずつ揚げて、少し休ませたらジーパイの完成です。
【結論】"ディープ"は「揚げる」調理工程も得意だった。せっかくなら大判の食材を揚げるのが◎
完成したジーパイは中までしっかりと火が通っており絶品。
巨大な唐揚げを自分で作れて、かぶりつける日が来るなんて(恍惚)
そして意外にも"ディープ"の4cmという深さが揚げ物にもちょうどよい深さだったんです。
一般的な天ぷら鍋だと形状的に大量の油が必要ですが、"ディープ"は中心部分が窪んでいる形状のため必要な油も少量で済みました。
キャンプ場での油の処理は大変だからこれは助かる!!
そしてなにより29cmという大きさがかなり魅力的。
鶏むね肉を1枚そのまま揚げられる調理器具ってなかなかありません。
ですが、"ディープ"はそれをいともたやすくやってのけました。
筆者的には「煮る」ことより「揚げる」ほうが"ディープ"の真価を発揮出来る気がします!
【結論】
Q. "ディープ"では「揚げる」という調理工程も可能なのか?
A. 可能である。むしろ29cmという大きさを活かして大判の食材を揚げるのがおすすめ。