【疑問②】makitate(マキタテ)を使用して焚き火をすると通常よりよく燃えるのか?
こちらは番組内でも登場したキャンプギア『makitate(マキタテ)』です。
makitateはその名の通り、薪を立てかけることができるギア。これがあれば、誰でも簡単に美しい焚き火を楽しめる優れもの。
実際に薪を立てかけるとこのような形になります。
この時点でフォルムが美しい。薪もくべやすそう!
そこでまたひとつ疑問が浮かびました。
【疑問】「makitate」を使用すると通常よりも勢いよく燃えるのか?(結果として暖を取るという面でも恩恵を受けられるのか?)
薪が縦置きで組まれているため、煙突効果も期待できそうです。
それでは、検証していきましょう!
ちなみにmakitateにはサイズが2つあり、今回は「makitate L」を使用しています。
makitateの有無で燃焼速度は変わるのか実際に検証してみた
写真のように焚き火台を2つ用意して、同じ重さの薪を準備しました。
左はmakitateを使用せず薪は横置きに。右はmakitateを使用して薪を縦に組みました。
そのほかの条件は同じにして、焚き火がmakitateの有無によってどう変わるのかを見ていきましょう。
着火剤に火をつけて5分経過。
写真ではわかりにくいですが、makitate有りの焚き火台のほうが火の回りが早いです。
続いて10分経過後の写真です。どちらも薪に火がまわってきましたね。
ですが、明らかにmakitate有りの焚き火台のほうが火が強く、一部の薪はもう炭化しています。
着火剤に点火してから30分経過した状態です。
残っている薪の量が全然違いますね。もう少し寄って見てみましょう。
makitate無しの焚き火台はまだ燃えているのに対し、有りの焚き火台はもう燃え尽きそうです。
明らかにmakitateの有無で燃焼スピードに違いがあることがわかりました。
makitateを使用すると、燃焼速度は格段にアップする
実際に比較検証したところ、薪が燃え尽きるまでの速度は、makitate有りのほうが1.5倍くらい早いという結果になりました。
ちなみに、薪は最終的にはこのような状態に。
両者、燃え残りはあるもののmakitate有りのほうが燃え残りも少なく、燃料効率もよさそうです。
また、焚き火の近くに立つとmakitate有りのほうが暖かかったです。というか、熱かったです(笑)
焚き火でしっかり暖を取りたいときにもmakitateは有効と言えるでしょう。
薪の燃え方もmakitate有りのほうが美しかったです!
【結論1】
A. makitateの有無で速度は変わる?
Q. makitate有りのほうが燃焼速度が速い。また、近づくとmakitate有りの方が暖かく感じた。
【おまけ】makitateがあれば極上の焼き芋が焼ける?
少し本題からは逸れますが、makitateを見ているともうひとつ疑問が
makitateで美味しい焼き芋を作れるんじゃ...?
ということで、薪の間にさつまいもを置いて、もう一度焚き火をしてみることに。
筆者の予想では、薪が燃えることでmakitateの下部がオーブンのようになり、美味しい焼き芋ができると思うのです!
点火して10分ぐらい経過しました。いい感じに薪が燃えています。
makitateの下部はちょうどお芋一個分のスペースがありますからね。上手くいけば焚き火も焼き芋も楽しめて一石二鳥。
45分ほどで薪が燃え尽きたので、さつまいもを見てみましょう。
アルミホイルを剥がしてみると...我ながら完璧!(笑)
蜜もしっかりと出ていて、これは絶対に美味しいやつです。
中身もこれまた完璧。makitateがいい感じにオーブンの役目を果たしてくれたのでしょう。
満遍なく火が通っており、しっとり&濃厚な味わいでした!
「makitate」と「さつまいも」、これは鉄板の組み合わせになる予感。
【結論2】
Q. makitateがあれば極上の焼き芋ができる?
A. できる。むしろmakitateをキャンプに持っていくときは、さつまいもも持っていくべし。
焼き芋とバニラアイスの組み合わせ、これまた最高でした♪