蓄電式湯たんぽとは?
湯たんぽといえば、ガスでお湯を沸かして湯たんぽ容器に詰め替えて使うタイプが一般的です。このようなタイプの昔ながらの湯たんぽをイメージされる方が多いかもしれません。
本体重量:0.61kg
素材・材質:【本体】溶融亜鉛メッキ鋼板 / 【口金】しんちゅう / 【パッキン】合成ゴム
原産国:日本
付属品: スペアパッキン、袋付
容量:約2.5L
空気調整弁付キャップ。安定の良いフラット底。
最近は電気で温めて使う蓄電式湯たんぽも各社から発売されています。蓄電式湯たんぽのメリットは、以下の通りです。
- 火を使わないから安全
- お湯を注ぐ手間がない
- お湯の温度を調節しなくていい
コンセントにつなげて15分ほど放置すれば、手間なくほかほかの湯たんぽができあがります。特に小さなお子さんがいるご家庭では、熱湯を用意するのは大変です。電気の湯たんぽの方が安全に扱えます。
逆に蓄電式湯たんぽにはデメリットもあります。
* 電気がある所でしか使えない
* 中のお湯を二次利用できない
当然電気を使いますから、電気のない所では使えません。キャンプ場で使用する場合には、電源付きサイトを選ぶ必要があります。
あるいはポータブル電源があれば使用できます(約300W出力ができる性能のポータブル電源)。ポータブル電源は一台あれば、スマホ充電はもちろん家電も使えます。
夏は扇風機、冬は湯たんぽや電気毛布も使えて便利ですので、まだお持ちでない方はこちらの記事を参考に導入を検討してみるのもおすすめです。
そしてもう一つのデメリットとしては、お湯の二次利用ができないこと。
一般的な湯たんぽであれば、ぬるくなったお湯を洗顔や洗い物に利用することができます。蓄電式湯たんぽの場合は、中のお湯を出すことはできません。
とはいえずっとその内部の水を再利用することになるので、デメリットというほどのことではないかもしれません。
スリーコインズの蓄電式湯たんぽの消費電力
こちらがスリーコインズの蓄電式湯たんぽです。価格は税込み2,200円。家庭用コンセントを使うタイプで、50/60Hz対応です。温度記載は60度。
こちらが内容物一式。湯たんぽ本体・保温カバー・蓄熱アダプター・そして写真にはありませんが取扱説明書が付属します。
箱の裏には仕様が書かれています。一番気になるのは消費電力ではないでしょうか。こちらの湯たんぽの消費電力は270Wと記載されています。
キャンプ場の電源付きサイトの場合、だいたい1,000~1,500Wくらいまでなら使えますので、普通に使うことができる消費電力です。ポータブル電源でも270Wというと40Wほどの電気毛布と比べると高くはありますが、15分ほどの充電で済むためポータブル電源でも使えるものが多いかと思います。(お手持ちのポータブル電源の容量によって異なります)。
スリーコインズの蓄電式湯たんぽの使い方
それでは実際に使ってみましょう。こちらが湯たんぽ本体です。
中身には水が入っています。取り出すことはできず、毎回この内部の水を再利用します。充電するためには、端子の蓋を開けます。
この端子と蓄熱アダプターを接続します。
約15分で60度に温まります。
保温カバーをかぶせて完成です。ふわふわの触り心地です。
お湯を沸かすために火を使わなくてよく、さらにお湯をこぼさないように気を付けて注ぐ必要がないなどお手軽さが最高です。
スリーコインズの蓄電式湯たんぽの使用シーン
雪が降りしきる福島県での車中泊で実際に使ってみました。外は氷点下でかなり寒いです!こんな時は車内もとても冷えます。
キャンピングカーではない、乗用車であるハイエースの中でお湯を沸かすのはとても無理です。そんな時こそ充電式湯たんぽの出番!
簡単にぽかぽかの湯たんぽ完成。ふわふわとした触り心地で、膝に置いておくとまるで猫を抱っこしているかのようです。また中身が液体で柔らかいので、体にフィットするのもうれしいところ。サイズもカイロよりも大きいので、体の広範囲を温められます。
ちなみにこのように体に当てて使用する方法だと、約3時間暖かいです。寝袋の中に入れてアンカのように使う場合は約7時間ほど暖かさが持続します。
車中泊や冬キャンプの防寒グッズはこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。