性能と価格に大きく影響する「焼面サイズ」と「本体素材」
まず自分がどっちのタイプ(金型タイプ or カッティングタイプ)の焚き火台が欲しいかというのを決めてもらったら、次はいよいよ商品のスペックを見ていってください。
さて。焚き火台の性能と価格に大きく影響するのは、「焼面(焼き網)サイズ」と「本体素材」です。
これも順番にちょっと説明していきたいと思います。
焼面(焼き網)サイズについて
まずサイズですが、特に見てほしいのがこの部分。
「焼面サイズ」「焼き網サイズ」などと言われることが多いですが、基本的にここが大きいと薪とか炭をより多く入れられるようになるので大人数で使えるようになる。
なので、商品本体の大きさというよりは、この「焼面サイズ」がどれくらいの大きさになっているかというのが重要かなと思います。
焼面サイズが小さくなればなるほど原価が下がり、大きくなればなるほど上がると思ってください。
本体の素材について
次に素材の部分。焚き火台に使われる素材は大きく分けて3つです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ステンレス | 耐久性がある | 高額 |
スチール | 安価 | サビに弱い |
ステンレスとスチールでどちらがいいかというと、サビや耐久性の面で断然ステンレスです。
厳密には同じステンレスでも性能に違いはありますが、そこまでメーカーはサイトなどに載せてくれないので判断しにくいです。
例を挙げると、スノーピークの焚き火台は実際に持ってみるとかなり重いし(5.3kg)、厚みがあるというのはわかりますが、同じステンレスという書き方になっているので他の焚き火台との違いは分かりにくいんですよね。
基本的に原価はステンレスの方が高く、スチールの方が安いです。
気をつけてほしいのが、ぱっと見で本体の見た目がシルバーだとステンレス製かなと思いがちですが、クロームメッキという鉄をサビにくく加工したものがあり、それは見た目がシルバーになります。
焚き火台の購入を検討する際には必ずスペックの文字を見ていただいて、仮に「焼面サイズが小さくて網がスチール製なのに値段がめちゃくちゃ高い」みたいな焚き火台があれば、もうそれはぼったくりです。
もう一つ押さえたいのが「焼き網の素材」
基本的には「焼網サイズ」と「本体素材」というところが重要な点ですが、もう一つ押さえておきたい大事なポイントがあるので説明しておきます。
それが焼き網が付いている焚き火台であれば「網がステンレス製」かどうかですね。
実はこれ、結構重要な点です。
焼き網がスチール製だと、使用後にきちんと洗ってもどこかしらサビが出てきて、結局ボロボロになって使い捨てになってしまいます。
逆にステンレス製の網だと、金たわしでガシガシやればコゲもきれいに取れますし洗っても錆びにくいので、メンテナンスさえきちんとしていれば半永久的に使えるんですよね。
もし気になっている焚き火台がステンレス製の焼き網が付属していれば、その商品への好感度は爆上げで問題ないと思います。
以上のポイントを抑えた上で、その他のポイントとして「収納袋が付いているかどうか」、「収納サイズがどうか」、「オプションパーツが充実しているかどうか」など購入後のカスタムのことなどを考えながら意識していってもらえればいいのかなと思います。