ソロキャンプのフライパンに求める条件とは?

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happycamper.jpソロキャンプで使うなら、どんなフライパンがいいのでしょうか。
サイズと収納、素材について、ソロキャンプのフライパンに求めたい条件をご紹介します。
サイズ:作る料理に必要な最低限の大きさを

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happycamper.jpフライパンのサイズは、家庭用としては24㎝~26㎝が一般的。
いっぽうソロキャンプでは一般家庭ほど大量に料理を作ることはなく、持ち運びやすさも考えると15cm~20cm程度がおすすめです。
それぞれのサイズで作れる料理の目安は、以下の通り。
サイズ | 目安 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
15cm〜17cm | 目玉焼き1個 | アヒージョや、お肉をちょっと焼くだけ…など 簡単な調理しかしない人 |
18cm | 一般的な食パン1枚(12.5×12.5cm) | 朝食などにトーストを焼きたい人 |
20cm | 目玉焼き2個、チャーハンや焼きそばも | ソロキャンプでもしっかり料理を作りたい人 |
サイズが大きすぎると持ち運びが大変になってしまうため、キャンプでどんな料理を作りたいかイメージして、必要最低限の大きさのフライパンをチョイスすると良いでしょう。
コンパクト収納:取っ手が折りたためる or 取れるか

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happycamper.jp身軽さが魅力のソロキャンプでは、荷物はできるだけコンパクトにしたいという人も多いですよね。
そこでフライパンは取っ手が取り外せたり、取っ手を折りたためたりするものだとコンパクトに収納することができます。
同じシリーズでそろえれば、クッカーなどとスタッキングすることもできます。
素材:焦げ付きにくさ・重さをチェック

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happycamper.jpアウトドア用として使用されるフライパンの素材は、以下の4種類が一般的です。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
アルミニウム | 軽く柔らかい性質の金属 | 熱伝導性が高い、軽い | 焦げ付きやすい |
チタン | 強度の高い高品質な金属 | とても軽い、錆びにくい | 値段が高め、熱伝導性が低い |
ステンレス | 鉄を主成分とする合金 | 錆びにくい、丈夫 | 焦げ付きやすい |
鉄 | 高温に強く丈夫 | 熱伝導性・蓄熱性・耐久性に優れる | 重い |
特にチェックしたいのは、「焦げ付きにくさ」と「重さ」。
熱伝導性の高いアルミ製のフライパンは時短料理が叶いますが、焦げ付きやすいことも。
焦げ付きが少なければ、料理を美味しく楽しめるのはもちろん、お手入れも楽になり、次々と色々な料理を作ることもできます。
身軽にキャンプができるソロキャンプは、炊事場がすぐそばにないこともあるので、わざわざ遠くまでフライパンを洗いに行くのは大変です。
また素材によって重さがかなり変わってくるので、どんなキャンプをするのかイメージしながら選ぶと良いでしょう。

クルマでのキャンプで、持っていける荷物の量に余裕があるなら、重たい鉄のフライパンで料理の美味しさを追求するのもひとつの選択肢です。

いっぽう荷物の重さが重要になってくるツーリングキャンプや徒歩キャンプでは、できるだけ軽いチタンやアルミニウムなどのフライパンがおすすめですよ!
【コスパ重視(100均)】ダイソーで買えるソロキャンプにおすすめのフライパン
この見出しでは、100均で購入可能な低価格帯のフライパンをご紹介していきます。
コスパを重視する人におすすめです!
1.ダイソー「フライパン」
フライパン(14cm)税込220円
フライパン(20cm) 税込330円
フライパン(26cm) 税込440円
100均のダイソーから発売されているこちらのフライパンは14cm、20cm、26cmの3種類が展開されています。こちらは用途に合わせてサイズをご検討されるといいと思います。
こちらの商品はフッ素樹脂コーティングが施されており、耐久性もバッチリです!
* 【素材】アルミニウム合金 内面 フッ素樹脂塗装加工 外面 焼付け塗装 ハンドル: アルミニウム合金 フェノール樹脂
* 【重量】不明
* 【サイズ】26.5cm×14cm×3.5cm(14cm) 36cm×20cm×4cm(20cm) 44cm×26cm×5.3cm(26cm)
2.ダイソー「スキレット」
* 【素材】鋳鉄製
* 【重量】不明
* 【サイズ】21x14.5x2.5cm(S) 25.5×15.1×3cm(M)
本商品は100均のダイソーから発売されています。サイズはSとMの2種類展開されています。
性能としては、若干の熱ムラなどは気になるものの本体が冷めてしまって料理に支障が出るほどではないです。何より最大の特徴はコスパの良さで、なんと税込み220円(Mは330円)で買えてしまいます。この安さなら初心者のデビューにも安心ですね。
【コスパ重視(ニトリ)】ソロキャンプにおすすめのフライパン
ここでは、ニトリで購入できるソロキャンプにおすすめなフライパンをご紹介します。
ニトリもアイトドア向きのアイテムを取り扱っています。お手頃価格で手に入れられるのでキャンプ初心者のデビュー調理ギアにおすすめなアイテムが豊富です◎
1.ニトリ「スキレット」
鋳物のフライパン「スキレット」をお手頃価格で手に入れるならニトリがおすすめです。ニトスキとも言われ、スキレットブームの火付け役の1つとも言えるでしょう。
そんなニトリのスキレットはお手頃価格にもかかわらず、蓋つきやIH対応と、とっても優秀です。ソロキャンプに限らずキャンプ用のフライパンを探している方はぜひ1度チェックしてみてください。

- 【素材】鋳鉄
- 【重量】15cm:約720g、19 cm:約1.33kg
- 【サイズ】15cm: 幅25.5×奥行15.7×高さ3.3cm、19cm:幅29.5×奥行19.7×高さ4.3cm
- IH・ガス兼用

- 【素材】鋳鉄
- 【重量】16cm:約1.42kg、20 cm:約2.1kg
- 【サイズ】16cm: 約 幅25.5×奥行17×高さ7.2cm、20 cm:約 幅31×奥行20×高さ9cm
- IH・ガス兼用
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2.ニトリ「IH 二層鋼グリルパン」
オーブンや魚焼きグリルでも使える便利なフライパンもニトリなら16cmサイズで999円、20cmサイズで1290円。(ニトリ公式HPより2022/09/27現在の価格)
こびりつきにくい2層鋼でスキレットとして食卓にそのまま出してもおしゃれな雰囲気なフライパンです。フッ素加工と凹凸ある構造で食材がこびりつきにくいのも嬉しいポイントです。

- 【素材】ステンレス アルミニウム
- 【重量】16cm:約260g、20 cm:約390g
- 【サイズ】16cm: 幅23.8×奥行16.1×高さ4.4cm、20 cm:幅28×奥行21×高さ4.4cm
- IH対応、オーブン・魚焼きグリル可
3.ニトリ「ホットサンドパン(NJL)」
キャンプのおしゃれ朝食ホットサンドを作るためのフライパン「ホットサンドパン」。
メーカーによっては、両面焼きになっているものを分離して2つのフライパンとして使えるようになっていることがあります。ニトリも例外ではなく、分離して2つのフライパンとして使える構造になっています。
分離できるホットサンドパンの中でもニトリはシンプルなデザインで片面は凹凸があるグリルパン、片面はフラットで目玉焼きなどに便利なフライパンとして使えます。

- 【素材】スチール
- 【重量】約750g
- 【サイズ】 幅14×奥行35.8×高さ3.5cm
- IH対応
アウトドアメーカーのフライパンよりやや収納性や軽量さに欠けますが、「キャンプ用に高価なものを使う勇気が出ない方」や「初心者の方」にニトリのお手頃価格なフライパンは特におすすめです。
【軽さ重視】ソロキャンプにおすすめのフライパン4選
ここからは軽さを重視したい人におすすめのフライパンをご紹介します。
1.モンベル「アルパインフライパン 16」

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happycamper.jp- 【素材】本体:アルミニウム合金 ハンドルカバー:シリコーン
- 【重量】182g(207g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
- 【サイズ】Φ17.6×4.1cm
- スタッフバック付き
モンベルの「アルパインフライパン16」は、とても軽量な「アルパインクッカーシリーズ」のフライパン。
優れた熱伝導性を備えたアルミニウムを使用しているため、火が通りやすくスピーディーに調理できます。
ハンドルは調理中も熱くなりにくいシリコンカバー付きで、フライパンの内側は焦げ付きを防止するフッ素加工が施されるなど、使いやすさにこだわった機能を搭載しています。
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2. キャプテンスタッグ「たためるミニパン 16cm」
- 製品サイズ(約) 170×265×35mm
- 収納サイズ(約) 外径170×高さ38mm
- 材質(品質) 本体:アルミニウム(表面加工=内面:ふっ素樹脂塗膜加工)
- 原産国 中国
キャプテンスタッグの「たためるミニパン 16cm」は、ハンドルが折りたたみ式で、コンパクトに収納できるミニフライパンです。
軽くて扱いやすいアルミ製で、お手入れ簡単なこびりつきにくいふっ素樹脂加工もされています。
小型ガスバーナーコンロにも使えて、携帯に便利なのでソロキャンプにぴったり。
3. エバニュー「アルミフライパンラウンド#18」
- サイズ:内径18cm×深さ6cm(1.7mm厚)
- 容量:1,200ml
- 素材:アルミニウム(フッ素樹脂加工)
- 質量:275g
- 韓国製
日本のスポーツ器具メーカー「エバニュー」の「アルミフライパンラウンド#18」は、焦げ付きにくいフッ素樹脂加工を施したフライパン。
底部がラウンドしているため、炒め物を調理する時もあおりやすくなっています。
深さがあるので鍋のようにも使うことができ、シチューやパスタなど、より多彩なメニューを楽しめます。
4. エバニュー「チタンフライパン20セラミック」
- サイズ:径20.5×深さ4cm
- 素材:チタニウム(取っ手部シリコンチューブ付き)
- 質量:155g
- 内側セラミック樹脂コート
エバニューの「チタンフライパン20」は、大きめの20㎝サイズでありながら、軽量なチタン素材を採用し155gという軽さを実現しています。
0.4mm厚のチタン材に、焦げ付きにくいセラミックコーティングを施し、耐久性が高いのも魅力です。
同社のチタンクッカー5・チタンクッカーセットLLとスタッキングが可能です。