焼き鳥は仕込みから自分でやると抜群にウマイ!
キャンプで焼き鳥を焼く場合、ほとんどのキャンパーは冷凍のスチーム処理された焼き鳥串を買って、そのまま焼くかと思います。
すでにスチームされているため、電子レンジ調理が可能で未加熱、生焼け(食中毒)のリスクがなく、焼き上げに高度な技術が必要ありません。
タレ、たれ、塩、など好みの味付けをしながら焼き目だけ入れていただければお店オリジナルの焼き鳥が出来上がります。
年末年始、正月やクリスマス、年越しのパーティなどでのオードブルセットとして、正月料理のおもてなし、(振る舞い)ふるまい、お年賀 ご飯のおかず、手土産、ハレの日、寄り合い宴会料理にもお勧めです。
状態:冷凍品 産地:中国 お召し上がり方...
これはこれでキャンプで作ることによる美味しさも楽しめますし、否定するものではないのですが、味そのものに限って言うと、残念ながらそこまで美味しいとは言いにくいところがありますよね。
なので、是非一度、自作の焼き鳥にチャレンジしてみましょう。
自作の焼き鳥なら、焼き鳥専門店と比較しても負けないぐらいの味が「簡単に」できます。
「美味しくする」という点において、焼き鳥は実はコツも何もなく、生の鶏肉をキャンプ場で自分で切って串を打って炭火で焼けば、それだけで誰がやってもびっくりするぐらい美味しい焼き鳥になるのです。
ただ、問題はその手間です。
細かく鶏肉を切り分け、串打ちするのは、パッと想像しただけで面倒そうですよね。
しかも鶏肉は傷みやすいため、家で串打ちしてキャンプ場に持っていくことは絶対にやめてほしい料理です(切ったり触ったりする段階で細菌が発生しやすくなり、時間が経つと細菌が増殖します)。
となると、キャンプ場でイチから仕込むしかありません。今回は細かい作り方は後回しとしまして、このコツについてまずフューチャーします。正直、後は特に書くことがないってぐらい、焼き方自体は簡単です。
キャンプ場で焼き鳥を仕込む際の3つのコツを伝授
コツ1. 唐揚げ用のカット済みモモ肉を使えば、仕込み時間は大幅減!
焼き鳥の仕込みで特に面倒なのは、肉の切り分けですね。一枚のモモ肉を、サイズを揃えながら切っていくのは確かに大変です。
そこでおすすめなのが「唐揚げ用のカット済みモモ肉」を使うことです。
なんとこの唐揚げ用の肉、真ん中から2つに切り分けると、ちょうど焼き鳥にピッタリのサイズになるのです。
半分に切った唐揚げ用の肉だけで打ったネギマ串がこちらです。
全然違和感がないのがお分かりいただけるでしょうか。
これなら細かいことを考えながら切る必要はなく、次々と半分に切っていけばよいので相当手間が減らせます。
もちろん唐揚げ用だから焼き鳥用ではない、なんてことはありません。味はまったく一緒です。
唐揚げ用モモ肉ならどこのスーパーでも買えますし、唐揚げ基準で考えれば、家族で食べる量が割り出しやすいのもメリットだと言えますね。
なお、半分に切る時は、両方の肉に皮が残るように切りましょう。
紐のように皮が残ってしまったり、余分に感じるような皮がある時は取り去ってしまいましょう。
コツ2. 串打ちはまな板の上で、上から押さえながら刺して行けば安全・簡単!
串打ちはやってみると分かりますが、生肉に串がなかなか刺さらないので、結構ストレスに感じます。
力を込めて串を刺すと、肉を貫通し、うっかり指を突き刺してしまう危険もあります。
こうした負担を軽減するためには、まな板の上で上からしっかりと片手で肉を押さえ、正面に向けて串を押し出す感じで刺すといいでしょう。
まな板と指で押さえ込む力に挟まれた肉はまず動かないので、このやり方だと比較的串が刺さりやすくなります。
しかも指が串の先端にないので、怪我をする心配もなく、安全なのです。
ナンコツは骨部分には串が刺さらないので、画像のように骨の向きを揃えて並べ、肉を狙って串を通すようにすると簡単です。
コツ3. モモ肉だけでなく下味のついている肉類も使うとバリエーション豊かに!
スーパーによっては様々な下味つきの肉が売られています。これらを適当に切って串打ちすれば、バリエーション豊かな焼き鳥が作れます。
今回は 「照り焼きペッパー味のぼんじり」と「ネギ塩味のナンコツ」があったので、それぞれ焼いてみました。
ぼんじりはしっかりした下味がついているので、特にカットもせず、串打ちして焼いただけです。
しかし見た目は完全に焼き鳥ですよね。味も美味しかったです。
ナンコツはコリコリとした食感がたまりません。
少し小さめかな? とも思いましたが、4~5つ並べて串を打ったら、お店で見たことのあるようなナンコツの焼き鳥になりました。
このほかにも、鍋用のつくね団子やホルモン類など、いろいろな肉類が使えます。
豚のバラ肉も厚みのあるものをスライスすると、いわゆる「やきとん」になってこれも美味しいですね。
ちょっと変わったところでは、ミニトマトなども面白いです。
今回一本だけ作ったのですが、子供が喜んで食べていました。