キャンプの定番アイテム「シェラカップ」。キャンプを象徴するデザインで、キャンプ気分もグンとアップしますよね。ただサイズや素材など種類が豊富なため「どうやって使うの?」「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことも。今回はおすすめのシェラカップをサイズ・素材別にご紹介します。キャンプでの活用例やレシピもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
【キャンプでのシェラカップ活用例】フライパン代わりに・軽量カップ・お皿として
シェラカップは、シンプルなデザインながら、多岐にわたる用途に活用することでき、キャンプ中のさまざまなシーンで活躍します。
1. カップ・コップとして

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最も手軽で一般的な用途として、ドリンクやスープを入れるカップやコップとして使えます。

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直火にかけられるシェラカップは、お湯を沸かすこともできるので、ティーバックを入れればそのまま温かいお茶の出来上がり。
「コーヒーやカップラーメンを作るのにお湯が欲しいけど、ヤカンを持って行くのはかさばるな…」という人にもピッタリ。
重ねて収納できるものが多いので、家族分必要なカップやコップの数を揃えやすいのも嬉しいですね。
2. クッカー(フライパン)として
シェラカップは直火にかけられるものが多いため、「炒める」「煮る」「焼く」など、1人分の調理に便利です。

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炊飯したりおかずを作ったりと、シンプルなデザインでありながら多彩な料理を楽しめます。

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食べきりサイズにぴったりな、かわいいスイーツを作ることもできてしまいます!
3. 計量カップとして

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シェラカップには目盛りが付いているものが多く、計量カップとして使うことができます。
またオタマのように、水などをすくったりすることもできます。
できるだけ荷物を減らしたいキャンプでは、複数の調理ツールとして兼用できるのはすごく助かりますよね。
4. 食器として

取っ手が付いているシェラカップは、食器としても便利。
大きいシェラカップなら、ボウルのように使うこともできますよ。
5. 蒸し器として

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商品によってはシェラカップに合うサイズのザルもあり、蒸し器として使うこともできます。

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キャンプではハードルが高そうな蒸し料理も、シェラカップがあれば気軽にトライすることができますよ。
6. 飾りとして

シェラカップのおしゃれなデザインは、飾りとしても優秀。
テントの周りに吊るして、キャンプならではの素敵な雰囲気を演出することができます。
飾りとして外に出しておけるので、使いたいときにもパッと手に取れて便利ですよね。
【シェラカップの選び方】チェックすべき3つのポイント
シェラカップを選ぶにあたって、チェックしたい3つのポイントをご紹介します。
1. サイズ・容量

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happycamper.jp300ml前後
一般的なシェラカップの容量は300ml前後で、取り皿や計量カップとしてなど幅広い用途で使いやすく、いくつ持っていても便利なアイテム。
1人分のご飯を作るなら、炊飯もできるサイズです。
200ml・400ml〜500ml
カップやコップとしても使いやすいサイズ。400ml以上は飲み物のほかスープなども入れやすく、使える幅が広がります。
200ml以下のミニサイズは、めんつゆや薬味を入れたり、ちょっとした小皿として使うのも便利ですよ。
600ml以上
クッカーとして調理するなら600ml以上がおすすめ。
鍋として使うなら深いタイプ、フライパンとして使うなら浅いタイプが使いやすいでしょう。
コップとして使うのか、クッカーとして調理に使用するのか、用途に応じてサイズを決めるのがおすすめです。
2. 素材

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happycamper.jpシェラカップの素材は「ステンレス製」と「チタン製」の2種類が一般的で、メーカーによっては「真鍮製」も展開しています。
素材 | ステンレス | チタン | 真鍮 |
---|---|---|---|
特徴 | 錆びにくいステンレス製 | 強度が高く軽いチタン製 | 銅と亜鉛の合金である真鍮製 |
メリット | 熱伝導性が高い、値段が安め | 軽い、耐久性が高い | 使い込むと変色し味が出る |
デメリット | 熱くなりやすい、チタンより重い | 熱伝導性が低い、値段が高め | 錆びやすい、価格が高め |
ステンレス製は丈夫で価格が安く、熱伝導性が高いため調理もスムーズにできるので、キャンプ初心者にも最適。
いっぽうチタン製は、ステンレス製ほど熱伝導性は高くなく価格も高めですが、軽量なため、登山や徒歩でのソロキャンプなど、荷物の軽量化を重視する人に向いています。
真鍮製は使い込むと変色して味が出てきますが、錆びやすいので取り扱いに注意が必要です。
ほかにも銅製や樹脂製といったユニークなタイプもあります。
3. 形状・デザイン
シェラカップの形状としては、主に一般的な「台形タイプ」と「寸胴タイプ」があります。

編集部撮影:こちらは一般的な「台形タイプ」
調理にも使うなら台形タイプが使いやすく、コップとして使うなら寸胴タイプがおすすめ。
▼ベルモントの「チタンシェラカップ REST深型480」は寸胴タイプ。
またシェラカップの「取っ手」にも、商品によって特徴があります。
取っ手が短い
持ちやすいですが、直火にかけると熱くなる注意点も。
取っ手が長い
火元までの距離が長くなって手に持つ部分が熱くなりにくいので、調理するのに向いています。
取っ手にカーブあり
手に引っ掛けて持ちやすく、コップ代わりとして便利。
取っ手にカーブなし(ストレート)
フライパンの取っ手のように、火から手を離して調理しやすいので、調理したい人は「長くてカーブがない取っ手」がおすすめです。

ライター撮影:スノーピークのシェラカップは取っ手が短くカーブがあり、手に持ちやすい
happycamper.jpさらに、用途によって
- 取っ手を折りたためるかどうか
- 目盛りが付いているか
もチェックしましょう。
【200〜400ml:カップとして使いやすい標準サイズ】おすすめシェラカップ3選
それではここからは、おすすめのシェラカップをご紹介していきます。
まずは最も一般的なサイズで、カップとして使いやすい200~400mlサイズのシェラカップをご紹介します。
1. キャプテンスタッグ「ステンレス シェラカップ 320ml」
- 製品サイズ(約) 外径120×高さ45mm(本体のみ)
- 容量(約) 320ml
- 材質(品質) ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル8%)
キャプテンスタッグの「ステンレス シェラカップ320ml」は、金物の町である燕三条で生産された安心のクオリティ。
優れた耐久性のある18-8ステンレスを採用しています。
▼小さめの210mlもラインナップされています。
2. チャムス「ブービーシェラカップ 320ml」
- 容量:320ml
- 重さ:約100g
- 調理に便利な目盛付き
- 50~250ml(50mlごとの目盛)/90,180ml
- ブービーフェイス/ブービーロゴの2デザイン展開
チャムスの「ブービーシェラカップ320ml」は、サビに強いステンレス製のシェラカップ。
底面にはかわいいブービーバードの刻印入りで、チャムスファンやお子さまにもぴったり。
3. コールマン「シェラカップ300 Ⅱ」
- サイズ:約φ12×4(h)cm
- 重量:約100g
- 容量:約300cc
- 材質:ステンレス
コールマンの「シェラカップ300 Ⅱ」は、軽量でいろいろな調理に使える万能カップ。
ステンレス製で、カップ内には便利な目盛りが付いています。